ユウキのめざめるパワー(氷)

ポケモンバトル考察

WCS2019使用構築まとめ

アローラ!ユウキです。この挨拶をするのも最後かもしれませんね…
本記事ではWCS2019の1年間の取り組みを振り返り、各シリーズ毎に使用した構築をまとめておきます。
普段はあまり多くは記録に残さないのですが、2018の頃に結果が出た出ないにかかわらず記事にしておくと後で自分が振り返れることが良いと分かったので、今回はシリーズ中もブログ記事を随時書き溜めていました。
WCSも終わりひと段落したところからちょくちょく更新してましたが、以下に全部まとめます。

1.サンシリーズ

WCS2018が8月に終了して、9月からすぐにサンシリーズがスタートした。例年よりオフシーズンが少ないが、モチベーションは充分だったので早速取り組む。
ゲンシグラードン不在のこのルールでは水技が基本的に止まらない(グラードンを投げられても水技は無効化されず半減で通る上に、肝心のグラードンは水技が弱点であり何度も繰り出せない)ため、是非ともカイオーガを軸にしたいと考えていた。
相方の伝説を考えるにあたり七世代で初登場のソルガレオルナアーラネクロズマを一通り試した上で、すばやさ操作技を2種類覚えるルナアーラが最も感触が良かった。
特性が優秀でサポートなしで動かしやすい点に加え、「おいかぜ」からも「トリックルーム」からもカイオーガを通せる点から攻め方に柔軟性があるのが特長。ソルガレオや日食ネクロズマだと「トリックルーム」展開しかないので相手に対応されやすいが、ルナアーラなら選出段階から「おいかぜ」「トリックルーム」どちらで来るかを相手に絞らせない点が非常に強力。


【パーティ】
①ネオオーガ

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ネオラント 臆病 こごえるかぜ みずびたし おいかぜ あまごい きあいのタスキ すいすい
カイオーガ 控え目 しおふき こんげんのはどう かみなり まもる しんぴのしずく あめふらし
カミツルギ 意地っ張り リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ みきり いのちのたま ビーストブースト
カプ・テテフ 控え目 サイコショック マジカルシャイン ムーンフォース きあいだま こだわりメガネ サイコメイカ
ルナアーラ 控え目 シャドーレイ サイコショック おいかぜ ほえる ぼうじんゴーグル ファントムガード
モロバレル 生意気 キノコのほうし いかりのこな クリアスモッグ おさきにどうぞ ウタンのみ さいせいりょく

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最初に使っていたパーティ。環境初期であったためか変なポケモンを使ってもかなり勝てた。ネオラントは後にも先にもここでしか輝けなかったと思う。
また、カイオーガだけでなくカミツルギがこのルールにおいて非常に強いことに気付いた。



②テテフライド+後発グラゼルネ

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
カプ・テテフ 控え目 サイコショック マジカルシャイン めざめるパワー(炎) ちょうはつ きあいのタスキ サイコメイカ
フワライド 臆病 こごえるかぜ くろいきり おきみやげ おいかぜ サイコシード かるわざ
ゼルネアス 控え目 ムーンフォース マジカルシャイン ジオコントロール まもる パワフルハーブ フェアリーオーラ
グラードン うっかりや だんがいのつるぎ だいちのちから ふんか まもる いのちのたま ひでり
ガオガエン 意地っ張り ねこだまし フレアドライブ はたきおとす けたぐり とつげきチョッキ いかく
モロバレル 生意気 キノコのほうし いかりのこな イカサマ くさむすび ウタンのみ さいせいりょく

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後発からゼルネアスを出すことにより、ゼルネアスメタの「ほえる」「ふきとばし」『レッドカード』を掻い潜るパーティ。
先発ですばやさ優位を取ってから後発グラゼルネを並べる発想自体は、今にして思えばウルトラの先発メガガルーラトルネロスから展開する「令和グラゼルネ」のような感じ。
ゲンシカイキしていないグラードンで「ふんか」を押すのが面白かった。



③ニャオグラゼルネ

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
グラードン 意地っ張り だんがいのつるぎ いわなだれ つるぎのまい まもる オボンのみ ひでり
ゼルネアス 臆病 ムーンフォース マジカルシャイン ジオコントロール まもる パワフルハーブ フェアリーオーラ
ニャオニクス 慎重 ねこだまし あくび にほんばれ じゅうりょく メンタルハーブ いたずらごころ
ガオガエン 慎重 ねこだまし フレアドライブ じごくづき とんぼがえり フィラのみ いかく
トゲキッス 図太い エアスラッシュ このゆびとまれ おいかぜ まもる イアのみ てんのめぐみ
モロバレル 生意気 キノコのほうし いかりのこな おさきにどうぞ クリアスモッグ ウタンのみ さいせいりょく

ねこだまし」要員を2匹用意し、グラードンと先制「にほんばれ」もあることでゼルネアスのHPを維持しながら「ジオコントロール」を通して行きやすい。ニャオニクスの「じゅうりょく」がグラードンシナジーしており、ゼルネを雑に扱ってから後発グラで一掃を狙う。
逆に先発グラードンで無理やり地面を一貫させてクロバット等を排除してからゼルネアスを立てる展開も。



④ルナオーガスイッチS INC Nov.使用構築

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
カイオーガ 控え目 しおふき こんげんのはどう かみなり まもる しんぴのしずく あめふらし
ルナアーラ 控え目 シャドーレイ サイコショック おいかぜ トリックルーム カシブのみ ファントムガード
カミツルギ 陽気 リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ みきり いのちのたま ビーストブースト
カプ・コケコ 臆病 かみなり エレキネット しぜんのいかり フリーフォール とつげきチョッキ エレキメイカ
モロバレル 生意気 キノコのほうし いかりのこな クリアスモッグ イカサマ ウイのみ さいせいりょく
トゲキッス 穏やか エアスラッシュ このゆびとまれ おいかぜ でんじは イアのみ てんのめぐみ

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PJCSへの権利を賭けた最初の予選であるINC Nov.使用構築。
ネオラントを予選に持ちこむ勇気がなかったため、①のネオオーガから軸は流用しつつネオラントを抜いて改良を加えた。「みずびたし」コンボは狙えなくともカミツルギの攻撃性能の高さは健在。
27-2と高い勝率をマークし予選抜けラインに余裕で到達出来そうだったが、ボーダー読み違えにより早期撤退し過ぎて予選落ち。予選時点でのパーティの完成度と勝率としてはWCS2019の全シリーズ通して随一だったと思うだけに、自身のメンタルが原因で結果が出せず非常に残念だった。


2.ムーンシリーズ

サンシリーズにZが加わっただけなので、基本は同じ戦術が通用するのでは?と思った。
本質的にはサンシリーズの考え方の延長線上であると考え、そこにZを組み込む方針で多くの人がパーティを組むと予想。
私もまずはサンシリーズの予選で使ったルナオーガを継続して煮詰めてみることにした。


【パーティ】
①ルナオーガスイッチM ルカリオ

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
カイオーガ 控え目 しおふき こんげんのはどう かみなり まもる しんぴのしずく あめふらし
ルナアーラ 臆病 シャドーレイ サイコショック おいかぜ トリックルーム ルナアーラ ファントムガード
カミツルギ 陽気 リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ みきり いのちのたま ビーストブースト
カプ・コケコ 臆病 かみなり エレキネット しぜんのいかり フリーフォール とつげきチョッキ エレキメイカ
モロバレル 生意気 キノコのほうし いかりのこな クリアスモッグ イカサマ ウタンのみ さいせいりょく
ルカリオ 陽気 インファイト このゆびとまれ てだすけ フェイント きあいのタスキ せいしんりょく

まずはサンのルナオーガスイッチのルナアーラにそのままZを持たせてみた形。
トゲキッスモロバレルでは初手「ねこだまし」+最速ルナZが無理になるので、〔せいしんりょく〕+「このゆびとまれ」のルカリオを採用してみた。ルカリオ自体は「ムーンライトブラスター」+「インファイト」で相手ガオガエンを倒し切れたり、「フェイント」や「てだすけ」もルナオーガとの相性は良く、好感触だった。しかし結局のところルナアーラミラーがあまりにも不毛だったので一度解散。



②ルナオーガスイッチM ガルーラ

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
カイオーガ 控え目 しおふき こんげんのはどう かみなり まもる しんぴのしずく あめふらし
ルナアーラ 臆病 シャドーレイ サイコショック おいかぜ トリックルーム ルナアーラ ファントムガード
カプ・コケコ 臆病 かみなり エレキネット しぜんのいかり フリーフォール きあいのタスキ エレキメイカ
モロバレル 生意気 キノコのほうし いかりのこな クリアスモッグ イカサマ ウタンのみ さいせいりょく
ガオガエン 生意気 ねこだまし フレアドライブ バークアウト とんぼがえり フィラのみ いかく
ガルーラ 意地っ張り ねこだまし すてみタックル ふいうち けたぐり たつじんのおび きもったま

ルナオーガ軸の課題であったルナアーラミラーの不毛さをどうにかして解決したいと考えた結果、ガオガエン採用だけでは足りなかったので〔きもったま〕ガルーラの採用に至った。ゴースト技を無効化可能な点、〔きもったま〕「ねこだまし」でルナアーラを止められる点、「ふいうち」で〔ファントムガード〕が削れたルナアーラを縛れる点でかなり優秀で、対ルナアーラではほぼこちらの有利な展開に持って行くことが出来た。メガガルーラメガミミロップも未解禁のムーンシリーズの環境においてこの〔きもったま〕ガルーラはマークされることがないため有効な案であると感じていたが、相手ルナアーラを見た時にルナアーラガオガエン、ガルーラの3枠が駆り出されて選出枠がきつい点や、素ガルーラの全体的な数値不足が否めなかった点から解散。



③グライベルヌケニン

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
グラードン 意地っ張り だんがいのつるぎ じだんだ ほのおのパンチ かみなりパンチ こだわりハチマキ ひでり
イベルタル 控え目 あくのはどう バークアウト デスウィング まもる マゴのみ ダークオーラ
ヌケニン 寂しがり むしくい かげうち サイドチェンジ まもる きあいのタスキ ふしぎなまもり
カプ・コケコ 臆病 10まんボルト ほうでん ボルトチェンジ まもる デンキZ エレキメイカ
ガオガエン 慎重 ねこだまし フレアドライブ バークアウト どくどく フィラのみ いかく
ファイアロー 意地っ張り フレアドライブ ブレイブバード つるぎのまい まもる ヒコウZ はやてのつばさ

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サン予選にて日本人1位を記録したアカバさんのグラコケコヌケニンに興味が湧いたので自身でも使ってみようということで構築。
オリジナルはグラパルキアだったが、アルカナさんのグライベルにも興味があった上、Z解禁でルナアーラが絶対増えると思ったので、そこに刺さるイベルタルは環境的に強いはずだと踏んでハイブリッドの形にしてみた。
ハチマキグラードンのスピーディな頭数減らしと、バークアウトやどくどく、ヌケニンによる詰めがマッチしてなかなかの勝率を出せた。
ゼルネアスやフシギバナグラードンが重いという問題を最後の1枠で取り巻き含め解決するのが難しく、ギリギリまで考察を重ねるも満足行かずお蔵入り。イベルタルフシギバナグラードンに強めの枠だが、浮いているせいでエレキフィールド下でも「ねむりごな」が通ってしまうのが歯痒い。


④トゲトゲグラゼルネwithヒートロトム

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
グラードン 意地っ張り だんがいのつるぎ いわなだれ つるぎのまい まもる ジメンZ ひでり
ゼルネアス 控え目 ムーンフォース マジカルシャイン ジオコントロール まもる パワフルハーブ フェアリーオーラ
トゲデマル 陽気 ねこだまし アイアンヘッド ほっぺすりすり いかりのまえば とつげきチョッキ がんじょう
ガオガエン 慎重 ねこだまし フレアドライブ バークアウト とんぼがえり フィラのみ いかく
トゲキッス 図太い エアスラッシュ このゆびとまれ おいかぜ まもる ぼうじんゴーグル てんのめぐみ
ロトム 臆病 オーバーヒート 10まんボルト じこあんじ まもる ホノオZ ふゆう

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先発から展開して行くタイプのグラゼルネ。
ゼルネアスミラーを有利にするべく、トゲデマルを第二の「ねこだまし」要員として採用したのが特徴。
最後の枠は色々試した結果、グラゼルネ+炎のミラーを限りなく有利に進めるコマとしてヒートロトム採用に至った。
同系統のパーティに入っている炎枠のウルガモスファイアローリザードンヒードランに軒並み有利を取れて、思いついた時は我ながら天才だと思った。
勝率自体は良く、ギリギリまでINC Feb.の使用候補だった。
メインを⑤のテテフライドオーガ、サブをこちらにするつもりだったが、先に潜ったテテフライドの調子が良かったので結局両方オーガ軸で潜ることにしてこのパーティはお蔵入りした。ヒートロトムで結果残したかった・・・w



⑤雨乞いテテフライドオーガ INC Feb.使用構築

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
カプ・テテフ 臆病 サイコショック ムーンフォース ちょうはつ スキルスワップ きあいのタスキ サイコメイカ
フワライド 臆病 こごえるかぜ くろいきり あまごい おいかぜ サイコシード かるわざ
カイオーガ 控え目 しおふき こんげんのはどう かみなり まもる ミズZ あめふらし
ルナアーラ 控え目 シャドーレイ サイコショック おいかぜ トリックルーム カシブのみ ファントムガード
カミツルギ 陽気 リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ はたきおとす とつげきチョッキ ビーストブースト
モロバレル 生意気 キノコのほうし いかりのこな ヘドロばくだん イカサマ ウイのみ さいせいりょく

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INC Feb.使用構築。
グラゼルネが流行していたので、徹底的にメタったカイオーガ軸を組もうと思って考えた「スキルスワップ」「あまごい」入りカイオーガ軸。
先発ですばやさ操作をしてからカイオーガを着地させ上から「しおふき」を狙う。その際、相手がグラードン入りの場合はほぼ100%後ろからグラードンを投げて水技を半減しつつゼルネアスで「ジオコントロール」等のアドを取る動きを狙ってくるので、そこに「スキルスワップ」「あまごい」+「しおふき」を通して一気に持って行くプラン。
テテフとライドどちらがオーガと並んでもギミックが通せることからかなりの成功率を誇った。ルナアーラは先発ではなく基本は後発で出して、フワライドの「おいかぜ」が切れた後のすばやさ操作役を担う。また、相手のルナアーラに対して先発で出す役割も持たせたので『カシブのみ』を続投。結果的にカイオーガに『ミズZ』を渡すことが出来てパーティパワーが高まった。
前回の反省を活かしてメインサブ両方で参加登録した。メインが開幕21連勝で1782到達し好調だったが、1800チャレンジ以降運が下振れ続けてボーダーに届かず45戦が終わってしまった。めげずに明け方6時から同パーティにてサブの消化を始めるも、ほぼ負けずに1740に到達したところで朝9時になってしまい時間切れ。サブも充分な時間が確保出来ていればボーダーに載せられそうな勝率だったので、パーティ選択は間違っていなかったはず。


3.ウルトラシリーズ

ついにメガシンカゲンシカイキが解禁された。特にメガレックウザの解禁は待ち望まれており、今まで猛威を振るっていたグラカイが若干動きにくくなったり、ウルトラネクロズマも解禁されたことで素早い伝説枠が増えた。
とりあえず最初はムーンの延長から入り、徐々に他の要素も試していった。特にこのシリーズで一緒にタッグを組んだアカバさんとはかなりの数の構築を考案しては回し、楽しかった。


【パーティ】
①スキスワテテフライドオーガ

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
カプ・テテフ 臆病 サイコショック ムーンフォース ちょうはつ スキルスワップ きあいのタスキ サイコメイカ
フワライド 臆病 こごえるかぜ くろいきり スキルスワップ おいかぜ サイコシード かるわざ
ゲンシカイオーガ 控え目 しおふき こんげんのはどう かみなり れいとうビーム あいいろのたま はじまりのうみ
メガミュウツー 臆病 サイコブレイク シャドーボール はどうだん スキルスワップ ミュウツーナイトY プレッシャー→ふみん
ゲンガー 臆病 シャドーボール ヘドロばくだん こごえるかぜ ちょうはつ ゴーストZ のろわれボディ
メガプテラ 陽気 いわなだれ フリーフォール ちょうはつ おいかぜ プテラナイト きんちょうかん→かたいツメ

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INC Feb.で使ったパーティをウルトラ仕様に改良したもの。グラカイのゲンシカイキに伴い、「あまごい」では天候を奪うことが出来なくなったのでフワライドの「あまごい」を「スキルスワップ」に。伝説枠にも「スキルスワップ」が欲しく、メガ枠も余っていたのでテテフとの相性も良いメガミュウツーY。
これにより基本選出4匹の内カイオーガ以外の全員に「スキルスワップ」が搭載されたのでゲンシグラードン後出しに一切隙を見せずに水技を連打することが可能なパーティになった。
残り2枠には、テテフライドが相手ルナアーラの初手に対して不利(「トリックルーム」を通されると負けるが「ちょうはつ」に攻撃技を合わせられても辛い)なので、初手ルナアーラを徹底的にメタる2匹を採用。
ルナアーラを〔ファントムガード〕貫通でワンパンする『ゴーストZ』ゲンガーと、ルナアーラの隣に何が並んでも絶対ルナアーラにゲンガーの攻撃を通せるように「フリーフォール」メガプテラの組合せを採用。これによりルナアーラ絡みにはほとんど相手のすばやさ操作を通させないままこちらのすばやさ操作を通せるようになり、このZゲン+メガプテラはお気に入りのサブギミックとなった。
グラードン入りには「スキルスワップカイオーガで勝ちを重ねられたものの、レックウザカプ・レヒレイベルタル入りを崩すのが厳しく、またパーティ全体が「まもる」ゼロの高速アタッカー集団であり一度隙を見せて「トリックルーム」を貼られたら即負けなのがピーキー過ぎて解散。



②京都オーガレック2019 Ver.Y

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
カイオーガ 控え目 しおふき ねっとう れいとうビーム ふぶき こだわりスカーフ あめふらし
メガレックウザ 慎重 ガリョウテンセイ しんそく つるぎのまい まもる ロゼルのみ エアロック→デルタストリーム
カプ・レヒレ 臆病 ねっとう こごえるかぜ しぜんのいかり みずびたし カプZ ミストメイカ
ヌケニン 寂しがり シャドークロー かげうち サイドチェンジ まもる きあいのタスキ ふしぎなまもり
カプ・テテフ 控え目 サイコショック ムーンフォース シャドーボール サイドチェンジ エスパーZ サイコメイカ
カミツルギ 陽気 リーフブレード せいなるつるぎ はたきおとす みきり クサZ ビーストブースト

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ユウキがPJCS予選で使った形。
『こだわりハチマキ』レックウザ+「いかりのこな」モロバレルの組合せがきついことからカイオーガに「ふぶき」を採用。味方レックウザの〔エアロック〕で〔デルタストリーム〕を無効化して上からの「ふぶき」を当てて倒す作戦。
思いついてすぐアカバさんにゼルネレックのQRを使って練習に付き合ってもらい、当たればそのまま勝ち、外しても片方に当てていれば全然アドが取れるとのことで採用した。実際かなり有効な初見殺しになっていた。命中100信者の私が素「ふぶき」を採用したのは生まれて初めてだったが、ピンポイントでしか使わない技でかつ明確な採用理由があるため採用に至ったという、面白い経験だった(
カミツルギの枠は相手のレヒレを瞬殺する枠。「みずびたし」ヌケニンミラーでもレヒレヌケニン両方に打点があり刺さる。



③京都オーガレック2019 Ver.A

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
カイオーガ 控え目 しおふき ねっとう れいとうビーム 10まんボルト こだわりスカーフ あめふらし
メガレックウザ 慎重 ガリョウテンセイ しんそく つるぎのまい まもる ロゼルのみ エアロック→デルタストリーム
カプ・レヒレ 臆病 ねっとう こごえるかぜ しぜんのいかり みずびたし カプZ ミストメイカ
ヌケニン 寂しがり シャドークロー かげうち サイドチェンジ まもる きあいのタスキ ふしぎなまもり
カプ・テテフ 控え目 サイコショック ムーンフォース サイドチェンジ まもる エスパーZ サイコメイカ
ガオガエン 生意気 ねこだまし フレアドライブ DDラリアット とんぼがえり フィラのみ いかく

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アカバさんが全国大会PJCS2019で使用し、ベスト8になった形。
ラスト枠にガオガエンを入れたお陰で対レックウザが緩和され、カイオーガの「ふぶき」は不採用となった。
ガオガエン加入によりサイクルを回す中で中盤~終盤にカイオーガを立てる動きも可能になり、立ち回りの幅が広がった。
「みずびたし」ヌケニンは刺さっていても総合時間制だと不安があり、コンボ自体は狙えても敢えて狙わなかったとのこと。



④滅びグラカイ

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
メガゲンガー 臆病 シャドーボール めざめるパワー(水) ほろびのうた まもる ゲンガナイト のろわれボディ→かげふみ
ガオガエン 生意気 ねこだまし フレアドライブ とんぼがえり まもる フィラのみ いかく
ゲンシカイオーガ 控え目 しおふき ねっとう れいとうビーム まもる あいいろのたま はじまりのうみ
ゲンシグラードン 意地っ張り だんがいのつるぎ ほのおのパンチ ドラゴンクロー まもる べにいろのたま おわりのだいち
カプ・コケコ 無邪気 ワイルドボルト マジカルシャイン ボルトチェンジ まもる フェアリーZ エレキメイカ
テッカグヤ 慎重 ヘビーボンバー やどりぎのタネ てっぺき まもる たべのこし ビーストブースト

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命中・読みの要素を排除し安定した勝利を目指して滅びメガゲンを軸にしたパーティを考察。
伝説枠には〔かげふみ〕と相性が良いグラカイが両方入ってきた。殴る選出も滅びを狙う選出も可能で面白いパーティだった。
メガゲンガーへの依存度が高過ぎてゲンガーを早々に失うときついことや、ゲンガーミラーのスマートな回答が見つからないことからお蔵入り。
(相手のゲンガーに強いスカーフサザンドラ等色々試したがまとまらず)



⑤ヤッテキ型オーガレック

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ゲンガー 冷静 シャドーボール ヘドロばくだん まもる トリックルーム きあいのタスキ のろわれボディ
ゲンシカイオーガ 控え目 しおふき こんげんのはどう れいとうビーム まもる あいいろのたま はじまりのうみ
メガレックウザ 勇敢 ガリョウテンセイ しんそく だいちのちから まもる いのちのたま エアロック→デルタストリーム
ガオガエン 意地っ張り ねこだまし フレアドライブ DDラリアット とんぼがえり ガオガエン いかく
トゲキッス 穏やか エアスラッシュ このゆびとまれ おいかぜ まもる ぼうじんゴーグル てんのめぐみ
アマージョ 意地っ張り パワーウィップ とびひざげり てだすけ フェイント カクトウZ じょおうのいげん

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きあいのタスキ』ゲンガーで「トリックルーム」するオーガレックが強いとの記事を見て真似したパーティ。
これまで何度かレートで遭遇することがあったが、初見でパーティが分かっていないと対処が難しいと感じていた。
実際に使ってみると、面白いように勝てた。想定外の「トリックルーム」は強い。
当初は「トリックルーム」がなるべくバレないように、またwolfeのオーガレックの並びに偽装するために「フリーフォール」コケコ・ナットレイ・ガエンの並びだったが、「このゆびとまれ」がないと「ちょうはつ」やらが厳しかったので、初手の安定感を上げるためにトゲキッスを採用した。
ここでタスキゲンガー+ゴーグルキッスの初手が「このゆびとまれ」+「トリックルーム」か「おいかぜ」を相手によって柔軟に選択して行ける強い初手であることに気付く。



⑥トリルグラゼルネ

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ゲンガー 冷静 シャドーボール ヘドロばくだん まもる トリックルーム きあいのタスキ のろわれボディ
トゲキッス 穏やか エアスラッシュ このゆびとまれ おいかぜ まもる ぼうじんゴーグル てんのめぐみ
ゲンシグラードン 勇敢 だんがいのつるぎ だいちのちから ふんか まもる べにいろのたま おわりのだいち
ゼルネアス 控え目 ムーンフォース マジカルシャイン ジオコントロール まもる パワフルハーブ フェアリーオーラ
ガオガエン 意地っ張り ねこだまし フレアドライブ DDラリアット とんぼがえり ガオガエン いかく
トリトドン 冷静 だいちのちから ねっとう れいとうビーム まもる ジメンZ よびみず

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タスキゲン+ゴーグルキッスの初手が強いのなら、オーガレック以外の伝説と組ませても強いのでは?という発想からグラゼルネを選択したパーティ。
パーティのメガシンカ枠がゲンガーのみで、通常はメガゲンガーを第一に警戒されることから、初手の「トリックルーム」展開が選出段階では読まれないのが強み。
また中速に集まっているグラゼルネは「トリックルーム」「おいかぜ」どちらとも相性が良く、想定以上の勝率を上げた。
特に「トリックルーム」を主軸に置いた後発グラゼルネの良いところはグラゼルネミラーで優位に立ちやすい点、トリルラストターン付近に立てる遅いゼルネアスが非常に強い点が挙げられる。
Bo3においても、初手「トリックルーム」の初見殺しで1本取った上で、2戦目以降は「おいかぜ」軸に切り替えたり、通常のグラゼルネとしても柔軟に立ち回れる「ねこだまし」「このゆびとまれ」という要素があるので、充分に戦えると思った。
個人的にはWCS2019本番へ持ち込んでも良いと思える完成度までは行ったのだが、アカバさん本人がゼルネアスの扱いが苦手という理由から泣く泣くお蔵入りした。
また、レートで何度か当たったRene()がこの『きあいのタスキ』「トリックルーム」ゲンガーがグラゼルネミラーの多くの問題を解決する点に感銘を受けたとのことで、タスキゲン入りグラゼルネを用いてDAY2に参戦していた。(彼の6匹はグラードン/ゼルネアス/ガオガエン/モロバレル/ボーマンダ/ゲンガー)



⑦京都ユウキトリパ2019 Ver.A

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ルナアーラ 控え目 シャドーレイ れいとうビーム まもる トリックルーム ルナアーラ ファントムガード
ゲンシグラードン 意地っ張り だんがいのつるぎ ほのおのパンチ みがわり まもる べにいろのたま おわりのだいち
トゲキッス 図太い エアスラッシュ このゆびとまれ アンコール まもる ぼうじんゴーグル てんのめぐみ
ツンデツンデ 寂しがり ジャイロボール いわなだれ みがわり トリックルーム いのちのたま ビーストブースト
メガミミロップ 陽気 ねこだまし とびひざげり てだすけ おさきにどうぞ ミミロップナイト じゅうなん→きもったま
バルジーナ 穏やか イカサマ バークアウト はねやすめ おいかぜ ウイのみ ぼうじん

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アカバさんが実際に世界大会DAY2で使用した形。
グラードンが物理型なのはカイオーガに対して天候を取られても勝ち筋を残すため。
〔いかく〕や「まもる」意識でサブウェポンの枠に「みがわり」採用となっている。
トゲキッスルナアーラに「おいかぜ」を入れた方が強いと何度か勧めたが、本人は「まもる」が欲しいとのことで「おいかぜ」は不採用。バルジーナのみが「おいかぜ」要員を担う。
しかし世界大会終了後に『キッスかルナに「おいかぜ」があれば勝てた試合があって後悔してる』と仰っていたので、すばやさ操作手段はやはり多い方が良いとの結論に。
「おいかぜ」1つ、「トリックルーム」2つ。攻め一辺倒だけでなく、「はねやすめ」バルジーナによる詰めも狙えるのがワンポイント。



⑧京都ユウキトリパ2019 Ver.Y

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ルナアーラ 控え目 シャドーレイ れいとうビーム おいかぜ トリックルーム ルナアーラ ファントムガード
ゲンシグラードン 冷静 ふんか ほのおのパンチ だいちのちから まもる べにいろのたま おわりのだいち
トゲキッス 図太い エアスラッシュ このゆびとまれ アンコール おいかぜ ぼうじんゴーグル てんのめぐみ
ツンデツンデ 寂しがり ジャイロボール いわなだれ みがわり トリックルーム いのちのたま ビーストブースト
メガミミロップ 陽気 ねこだまし とびひざげり てだすけ おさきにどうぞ ミミロップナイト じゅうなん→きもったま
ミミッキュ 意地っ張り じゃれつく かげうち つるぎのまい トリックルーム ミミッキュ ばけのかわ

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私の中での結論形。
大きな差はルナアーラトゲキッスの「まもる」を切って「おいかぜ」を入れている点。これにより同選出でも「トリックルーム」展開、「おいかぜ」展開の好きな方を臨機応変に選べるようになり、攻めの幅が広がる。私は前のめりなパーティが好きなので常に上を取るプレイングを心掛ければ「まもる」切りは全く気にならなかったが、アカバさんには「まもる」採用の方が合っていたようで、ここはプレイヤーのスタイルによる。
グラードンの「だんがいのつるぎ」は個人的に全く信用していないので、特殊メインの二刀流にした。命中不安技のないゲンシグラードンは信頼性が高い。しかし特殊型だと雨になった場合の突破力が非常に残念なことになるため、対ゲンシカイオーガは気を遣う必要がある。そこで、バルジーナと比較してオーガレックイベルに強い打点を持つミミッキュを採用した。
ミミッキュも含めて全体的に攻撃的で、「まもる」が1個しかない点、「おいかぜ」2つ、「トリックルーム」3つと数多くすばやさ操作技を採用している点が特徴。やられる前にやれ、の理論。



【終わりに】
アローラ最後の公式ルールではシリーズが3つに分かれていたこともあり沢山の構築に触れることが出来、楽しい1年間でした。
これらの経験を自分の糧として、第八世代でも頑張りたいですね。
次はガラル地方で会いましょう!ノシ