ユウキのめざめるパワー(氷)

ポケモンバトル考察

〔WCS2019 ULTRA〕ルナアーラ破壊ギミック ~初手ルナアーラの行動絶対許さないメン~

アローラ!ユウキです。
私はGSルールにおけるルナアーラが大好きなのですが、同時に相手のルナアーラがすごく嫌いです。
そこで敵に回すと厄介この上ないルナアーラへの「完全な」対策を考察し、実際にそのギミックを採用したところうまく機能していたので、紹介します。



【ギミックパーツ】
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種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ゲンガー 臆病 シャドーボール ヘドロばくだん こごえるかぜ ちょうはつ ゴーストZ のろわれボディ
メガプテラ 陽気 いわなだれ フリーフォール ちょうはつ おいかぜ プテラナイト きんちょうかん→かたいツメ
カプ・テテフ - - - - - - サイコメイカ
アマージョ - - - - - - じょおうのいげん
ハギギシリ - - - - - - ビビッドボディ




【背景】
ルナアーラの展開性能
ルナアーラは下記複数の要素により、初手での展開能力が非常に高い伝説枠である。
・特性〔ファントムガード〕と高い耐久による行動保証
・ゴーストタイプで「ねこだまし」無効
・多彩なすばやさ操作技「おいかぜ」「こごえるかぜ」「トリックルーム
・高威力専用Zによる火力の高さ(=「ちょうはつ」の撃たれにくさ)


更に下記取り巻きによるサポートも加えると、初手でルナアーラが任意のすばやさ操作技を通せないパターンというのはほとんどなくなる。


ルナアーラのサポートキャラ達
①「ねこだまし」要員
使用者:ガオガエン、ガルーラ、ミミロップetc
単純に片方を止めてしまえば残り1匹から受ける攻撃を耐えれば良いだけなので、特性によりほとんどの等倍高火力技を耐えられるルナアーラの行動は基本通ることになる。


②「このゆびとまれ」「いかりのこな」要員
使用者:トゲキッスドーブルモロバレルetc
ルナアーラに飛んで来る攻撃を全て吸い寄せればルナアーラが行動出来るというシンプルなサポート。①の「ねこだまし」によるサポートと比較したメリットは以下。
・「ねこだまし」無効でルナアーラの弱点を突いてくるゴーストタイプ入り
・「ねこだまし」を防いでくるカプ・テテフアマージョ入り
ルナアーラの弱点を突くキャラが複数いる場合
ルナアーラの行動を妨害する(「ちょうはつ」や催眠系)キャラが複数いる場合
・〔せいしんりょく〕「ちょうはつ」クロバット入り
また、ドーブル等のノーマルタイプの「このゆびとまれ」持ちは、ルナアーラの4倍弱点を無効化しつつ吸えるので隣に並ぶと強力。


③「フリーフォール」要員
使用者:カプ・コケコetc
片方を「フリーフォール」で先手で連れ去ることで①の「ねこだまし」同様、ルナアーラが残り1匹の行動しか受けないようにする戦法。「ねこだまし」と比較したメリットは以下
・初手以外でも使える
・連続して使える
・「トリックルーム」による行動順逆転が挟まると相手を2ターン行動不能に出来る
・ゴーストタイプ、カプ・テテフアマージョ、〔せいしんりょく〕にも通る


逆にデメリットとしては
・体重が重い相手には無効(多くの禁止伝説に無効)
が挙げられるが、相手ルナアーラは体重が軽いので有効。
特に「ねこだまし」で止められない相手ルナアーラを止められるメリットが大きいため、ルナアーラ+カプ・コケコの組合せは強力であり、ルールによってはミラーも多発する程だった。



ルナアーラの厄介さ】
筆者自身サンシリーズからウルトラシリーズを通して長らくルナアーラを採用したパーティを使用しており、その性能の高さにはかなりの信頼を置いている。
何もサポートなしでもある程度の行動保証がある上、隣に適切なサポートを置けばまず1回以上は行動出来るため、そこで「おいかぜ」「トリックルーム」等のすばやさ操作技を通して試合のペースを握るのが常套手段だ。


個人的に、ルナアーラを相手にした時に最も厄介なのが「おいかぜ」か「トリックルーム」かが初見では分からない点だと思う。
これらは真逆の性質を持つ技であり、対処方法も異なる。この相反する2つのすばやさ操作技を両方覚えることが可能なのがルナアーラ最大の強みであり、厄介のタネでもある。
取り巻きからある程度の予測は立てられても、並びだけではどちらかの判別が難しい場合がほとんどである上、同じ並びでも「おいかぜ」軸と「トリックルーム」軸の2パターンが組めてしまう場合も往々にしてある。
そのため選出段階でルナアーラのすばやさ操作がどちらかを予測するということ自体が安定からは遠く、リスキーな行為になっている。
Bo3であれば一度読み外しても残り2試合で取り返すという考え方も可能だが、Bo1においてはそうはいかない。
初手でルナアーラの「おいかぜ」読みでこちらが「おいかぜ」「こごえるかぜ」を重ねたら、相手が「トリックルーム」でした、なんてことがあれば一発でアウトな訳だ。


実際に良く取られる行動としては、どちらが来ても良いように耐久の高いキャラや複数のすばやさ操作を忍ばせておくことや、ルナアーラ自身から打点を持たれにくい悪タイプ等でターンを稼いでお茶を濁すこと等。
それでも何とかなるなら良いのだが、既にルナアーラに対して後手に回ってしまっている感は否めない。パーティの枠や選出枠の都合上、そこまでのリソースを割けない場合もある。


そこで今回考えたのは、ルナアーラに対する「完全な」対策である。



ルナアーラ対策の定義】
・「ルナアーラに1度も行動させないこと」を最大の目標とする
この1点に尽きる。一度でも行動を許すとすばやさ操作からペースを握られてしまうので、常にルナアーラの行動を縛ることが目標となる。行動させずに上からワンパンもしくはツーパンしてしまえば、覚えているのが「おいかぜ」だろうが「トリックルーム」だろうが関係ない。読みの要素を排除出来る。



【必要な要素】
自身がルナアーラを長年使って得た経験も踏まえて、初手ルナアーラが行動不可能な組合せの条件を書き出すと以下となる。


[A]ルナアーラを上から〔ファントムガード〕貫通でワンパン可能なキャラ
[B]相手カプ・コケコより速い「フリーフォール」持ち

この条件をそれぞれ満たす2匹を初手で並べれば、相手のルナアーラ+考え得る取り巻きの多くを破壊することが出来る。


[A]ルナアーラを〔ファントムガード〕貫通でワンパンするキャラ
ルナアーラの弱点はゴースト、悪のみ。どちらも4倍弱点のため〔ファントムガード〕があっても2倍のダメージが入る。しかしながらルナアーラは耐久がかなり高いので、少なくとも不一致2倍程度の火力では貫通不可能。
そうなると最低限、以下の条件を満たす必要がある。


・S98以上
・ゴーストor悪タイプ


素のすばやさが98以上という条件を設定した理由は、すばやさが負けているが火力が高いキャラに『こだわりスカーフ』を持たせる想定では火力が足りないことから。例えば控え目C211シャンデラの「シャドーボール」程度ではルナアーラは倒れないので、自ずとS98以上のキャラに強化アイテムを持たせることになる。


条件に当てはまるキャラを羅列すると、以下。


●S98以上のゴーストor悪タイプ
・ゲンガー 60-65-60-130-75-110
メガゲンガー 60-65-80-170-95-130
ムウマージ 60-60-60-105-105-105
ユキメノコ 70-80-70-80-70-110
パンプジン小 55-85-122-58-75-99
ズガドーン 53-127-53-151-79-107
ペルシアンA 65-60-60-75-65-115
・ニューラ 55-95-55-35-75-115
メガヘルガー 75-90-90-140-90-115
メガサメハダー 70-140-70-110-65-105
メガアブソル 65-150-60-115-60-115
マニューラ 70-120-65-45-85-125
レパルダス 64-88-50-88-50-106
ゾロアーク 60-105-60-120-60-105
サザンドラ 92-105-90-125-90-98
ゲッコウガ 72-95-67-103-71-122
イベルタル 126-131-95-131-98-99


ここで物理アタッカーの場合は壁になるのが〔いかく〕の存在。ガオガエンを出されるとそれだけでA(-1)になる。
A(-1)の状態からでもルナアーラの〔ファントムガード〕を貫通してワンパンする火力が出るのは「イカサマZ」イベルタルぐらいなので、イベルタル以外の物理アタッカーには候補から外れてもらう。
また、特殊でもC170メガゲンガーを控え目にしたC244の「シャドーボール」ですら無振りルナアーラをワンパン出来ないので、メガシンカキャラも特性がよほどの高火力になるものでなければ不十分となる。メガヘルガーは特性が発動すれば火力が上がるが、それでも火力が足りない。そもそも単体で発動可能な特性でないと隣に任意のキャラを並べなければならず、後述[B]との両立が不可能なのもあり却下。
となると〔いかく〕に妨害されない特殊アタッカーに強化アイテム『Zクリスタル』を持たせることになる。
特殊技の場合の媒体になる「シャドーボールZ」及び「あくのはどうZ」は共に威力160であるため、この火力指数で無振りルナアーラをワンパンするのに必要なCを算出する。


・無(4-4)振りルナアーラ(213-128)を威力160技で〔ファントムガード〕込で確定1発にするC実数値:C151以上
・HP振りルナアーラ(244-128)を威力160技で〔ファントムガード〕込で確定1発にするC実数値:C173以上


火力が足りているキャラで絞り込むと以下。


●S98以上のゴーストor悪タイプ 火力OK
・ゲンガー 60-65-60-130-75-110
ムウマージ 60-60-60-105-105-105 ※HP振りルナアーラは倒せない
ズガドーン 53-127-53-151-79-107
ゾロアーク 60-105-60-120-60-105
サザンドラ 92-105-90-125-90-98
ゲッコウガ 72-95-67-103-71-122 ※HP振りルナアーラは倒せない
イベルタル 126-131-95-131-98-99


最後に、相手ルナアーラのサポート①の「ねこだまし」要員と対峙した時を踏まえて「ねこだまし」無効を条件に加える。


●S98以上のゴーストor悪タイプ 火力OK+「ねこだまし」無効
・ゲンガー 60-65-60-130-75-110
ズガドーン 53-127-53-151-79-107


もう2択となってしまった。尚、〔きもったま〕+「ねこだまし」に対しては無効化出来ないが、後ろにカプ・テテフを置くことで無効化出来る。


ここではゲンガーを採用することにする。ズガドーンと比較したメリットは以下。尚、重要な役割を持つ「ちょうはつ」はどちらも習得可能。


・「こごえるかぜ」を覚える(能動的なすばやさ操作)
メガシンカ可能(型の絞られにくさ)
・ゼルネアスに高い打点がある


■ゲンガー@ゴーストZ 〔のろわれボディ
臆病 135-**-95-176-95-169
シャドーボール ヘドロばくだん こごえるかぜ ちょうはつ
・A188メガミミロップの「おんがえし」急所込89.8%耐え
・C176「シャドーボールZ」で244-130ルナアーラまで〔ファントムガード〕込確定1発
・S最速メガガルーラ+2
メガミミロップを無視して良い環境なら臆病CSでOK



[B]相手カプ・コケコより速い「フリーフォール」持ち
この枠が必要となる理由は、③ルナアーラ+カプ・コケコの並びを意識する上で、[A]のルナアーラワンパンキャラを攻撃するより先に「フリーフォール」で連れ去られてしまったり、先手で「エレキネット」をされたりすると戦略が成り立たないため。
[A]のルナアーラワンパンキャラ自身がコケコのS130を上回れば問題ないのだが、そのような高火力と高いすばやさを両立可能なキャラは現時点ではいないため、この枠での対策となる。
「フリーフォール」の最大の利点は相手の「このゆびとまれ」「いかりのこな」を無視出来る点。つまり、この枠で②の「このゆびとまれ」「いかりのこな」要員を対策しつつ、③の「フリーフォール」要員をも対策していく。
S130より速い「フリーフォール」持ちは現時点では1匹しかおらず、メガプテラ一択となる。


プテラプテラナイト 〔きんちょうかん〕→〔かたいツメ〕
陽気 187-110-86-**-95-200
メガシンカ時:187-140-106-**-115-222
いわなだれ フリーフォール ちょうはつ おいかぜ
・最速カプ・コケコより速い「フリーフォール」持ち
・「ちょうはつ」で相手のすばやさ操作、「このゆびとまれ」「いかりのこな」、「ジオコントロール」対策
・「おいかぜ」で能動的なすばやさ操作
メガシンカ前の特性〔きんちょうかん〕により『カシブのみ』ルナアーラまでもケア可能


参考までに、ルナアーラより速い「フリーフォール」持ちは以下。
ルナコケコを無視するのであれば他の選択肢も生まれる。

S種族値 種族名
150 メガプテラ
130 プテラ、カプ・コケコ
121 霊獣トルネロスアーゴヨン
118 ルチャブル
115 メガレックウザ
111 化身トルネロス、化身ボルトロス
101 霊獣ボルトロス
100 リザードン、サンダー
99 イベルタル



【必要なパーツ】
[A]の項で少し触れたが、〔きもったま〕+「ねこだまし」まで考慮するとただのゴーストタイプでは防げないので無効化するキャラが別に必要になる。
候補としては相手の先制技をシャットアウトする特性持ちの3匹。
カプ・テテフ
アマージョ
ハギギシリ


汎用性を取ればカプ・テテフになる。テテフの良い点は自身が場からいなくなってもフィールドの効果が持続する点。逆にフィールド書換えには弱くなるので注意。
アマージョは自身が場にいないとならないのが少しネックになるが、「フェイント」「てだすけ」等、前のめりなパーティと相性の良い技を覚えるのはメリット。また、テテフの場合は浮いているキャラにはサイコフィールドの効果が及ばないためプテラやその他[A]候補だったサザンドライベルタルに飛んで来る「ねこだまし」を無効化出来ないが、アマージョを採用すれば全て無効化出来るようになるのも大きな差別化点。
アマージョを採用すれば[A]で浮いているが故に没となったキャラ(サザンドライベルタル等)も選択肢に入れることが出来るが、〔きもったま〕以外の「ねこだまし」持ちに対しても毎回アマージョを投げるハメになると立ち回りの幅がかなり狭くなるので、「ねこだまし」を基本無効化出来るゲンガーorズガドーン採用のパターンが最も理想的であると考える。


まとめると、以下の並びが基本パーツとなる。


■ゲンガー@ゴーストZ 〔のろわれボディ
シャドーボール ヘドロばくだん こごえるかぜ ちょうはつ

プテラプテラナイト 〔きんちょうかん〕→〔かたいツメ〕
いわなだれ フリーフォール ちょうはつ おいかぜ

カプ・テテフorアマージョorハギギシリ ※先制技無効化枠



【実際の動き】
●vs①「ねこだまし」要員
◎仮想敵1:ルナアーラガオガエン
こちらの行動:プテラ「フリーフォール」→ガオガエン、ゲンガー「シャドーボールZ」→ルナアーラ


○1-A 相手の行動:ガオガエンねこだまし」→プテラルナアーラ「おいかぜ」or「トリックルーム
プテラは怯むがゲンガーがルナアーラを上からワンパン。


○1-B 相手の行動:ガオガエン「DDラリアット」→ゲンガー、ルナアーラ「まもる」
ガオガエンを「フリーフォール」で行動させず、ルナアーラの〔ファントムガード〕をZワザの貫通ダメージで剥がせる。
次ターンにルナアーラを素の「シャドーボール」で縛れているので有利。ルナアーラの行動を制限しつつ上から「おいかぜ」や「こごえるかぜ」ですばやさ有利を維持するように立ち回って行く。



◎仮想敵2:ルナアーラ+ガルーラ
こちらの行動:プテラ→テテフ交代、ゲンガー「シャドーボールZ」→ルナアーラ
素ガルーラの〔きもったま〕+「ねこだまし」でゲンガーを止められると面倒なのでテテフで無効化しつつワンパン狙い。


○2-A 相手の行動:ガルーラ「ねこだまし」→ゲンガー、ルナアーラ「おいかぜ」or「トリックルーム
〔きもったま〕+「ねこだまし」を無効化しつつ「シャドーボールZ」でルナアーラを上からワンパン。


○2-B 相手の行動:ガルーラ「ねこだまし」→プテラルナアーラ「おいかぜ」or「トリックルーム
2-A同様に「シャドーボールZ」でルナアーラを上からワンパン。


○2-C 相手の行動:ガルーラ「かみくだく」→ゲンガー、ルナアーラ「まもる」
〔ファントムガード〕を剥がせるだけで次ターン以降の行動を制限出来るので有利。
テテフが『こだわりスカーフ』+「シャドーボール」を持っていれば、ルナアーラを縛り続けられる。



◎仮想敵3:ルナアーラミミロップ
こちらの行動:プテラカプ・テテフ、ゲンガー「シャドーボールZ」→ルナアーラ


○3-A 相手の行動:メガミミロップねこだまし」→ゲンガー、ルナアーラ「おいかぜ」or「トリックルーム
〔きもったま〕+「ねこだまし」を無効化しつつ「シャドーボールZ」でルナアーラを上からワンパン。


○3-B 相手の行動:メガミミロップねこだまし」→プテラルナアーラ「おいかぜ」or「トリックルーム
3-A同様に「シャドーボールZ」でルナアーラを上からワンパン。


○3-C 相手の行動:メガミミロップ「おんがえし」→ゲンガー、ルナアーラ「おいかぜ」or「トリックルーム
ゲンガーが「おんがえし」を耐えて「シャドーボールZ」でルナアーラを上からワンパン。



●vs②「このゆびとまれ」「いかりのこな」要員
◎仮想敵1:ルナアーラトゲキッス
こちらの行動:プテラ「フリーフォール」→ルナアーラ、ゲンガー「ちょうはつ」→トゲキッス


○1-A 相手の行動:トゲキッスこのゆびとまれ」、ルナアーラ「おいかぜ」or「トリックルーム
「フリーフォール」でルナアーラは行動不能トゲキッスに「ちょうはつ」で次ターンの「このゆびとまれ」封じ。
次ターンに「フリーフォール」落下で〔ファントムガード〕破壊→「シャドーボール」でルナアーラ1発。


○1-B 相手の行動:トゲキッス「おいかぜ」、ルナアーラ「まもる」
「フリーフォール」は守られるが、トゲキッスの「おいかぜ」を「ちょうはつ」で止められる。
次ターン以降は「このゆびとまれ」が使えないので「シャドーボールZ」なり「いわなだれ」+「シャドーボール」なりでルナアーラの行動を制限しつつ立ち回れる。



◎仮想敵2:ルナアーラモロバレル
こちらの行動:プテラ「フリーフォール」→ルナアーラ、ゲンガー「ちょうはつ」→モロバレル


○2-A 相手の行動:モロバレル「いかりのこな」、ルナアーラ「おいかぜ」or「トリックルーム
「フリーフォール」でルナアーラは行動不能モロバレルに「ちょうはつ」で「キノコのほうし」「いかりのこな」封じ。
次ターンに「フリーフォール」落下で〔ファントムガード〕破壊→「シャドーボール」で1発。


○2-B 相手の行動:モロバレル「キノコのほうし」→ゲンガー、ルナアーラ「まもる」
「フリーフォール」守られるが、モロバレルに「ちょうはつ」で「キノコのほうし」不発。
次ターンに「いわなだれ」で〔ファントムガード〕破壊→「シャドーボール」で1発or「おいかぜ」しながら「シャドーボールZ]で縛っても良い。



◎仮想敵3:ルナアーラドーブル
こちらの行動:プテラ「フリーフォール」→ドーブル、ゲンガー「シャドーボールZ」→ルナアーラ


○3-A 相手の行動:ドーブルねこだまし」→プテラルナアーラ「おいかぜ」or「トリックルーム
プテラ動けず、ゲンガーの「シャドーボールZ」でルナアーラを上からワンパン。


○3-B 相手の行動:ドーブルこのゆびとまれ」、ルナアーラ「おいかぜ」or「トリックルーム
プテラの「フリーフォール」でドーブルを連れ去り「このゆびとまれ」の効果を解除しつつ、ルナアーラに「シャドーボールZ」が直撃し、ワンパン。


○3-C 相手の行動:ドーブル「キノコのほうし」、ルナアーラ「まもる」
プテラの「フリーフォール」でドーブルを連れ去り「キノコのほうし」を防ぎつつ、「シャドーボールZ」の貫通ダメージで〔ファントムガード〕を削る。次ターン、ドーブルは「このゆびとまれ」が使えないのでルナアーラを「シャドーボール」で縛れる。



●vs③「フリーフォール」要員
◎仮想敵1:ルナアーラ+カプ・コケコ
こちらの行動:メガプテラ「フリーフォール」→カプ・コケコ、ゲンガー「シャドーボールZ」→ルナアーラ


○1-A 相手の行動:カプ・コケコ「フリーフォール」→ゲンガー、ルナアーラ「おいかぜ」or「トリックルーム
メガプテラがコケコを先手で上空へ連れて行き、ゲンガーがルナアーラを上からワンパン。


○1-B 相手の行動:カプ・コケコ「エレキネット」、ルナアーラ「まもる」
メガプテラがコケコを先手で上空へ連れて行き「エレキネット」を防ぎ、ゲンガーがルナアーラの〔ファントムガード〕を削る。
次ターンもゲンガーがルナアーラより速いので上から「シャドーボール」で縛れる。



* * *


このように、ゲンガー+メガプテラ(+カプ・テテフ)の並びで、想定し得るメジャーなルナアーラ絡みの初手のほとんどに対して1つの行動で解決出来ている。相手の立ち回りに依存せずに安定して勝てる動きがあるというのが大事。
実際にはルナアーラが縛られていることが分かった相手はガオガエンやその他の取り巻きで交代して凌ごうとするが、その場合も2匹の「ちょうはつ」と「おいかぜ」「こごえるかぜ」ですばやさ優位を取ることを意識していれば終始こちらのペースで試合展開が出来、ルナアーラに有効な行動をさせないままこちらのエースを立てられる。
ルナアーラの取り巻きに多いゼルネアスの「ジオコントロール」等による切り返しも「ちょうはつ」2匹で止められる上、攻撃技を選ばれたとしてもゲンガーが単純な殴り合いで有利なので問題ない。


また、敢えて記載していないが少なからずこの行動を抜けて来るパターンも存在する(「ギガインパクトメガミミロップや「おさきにどうぞ」メガミミロップ等)。しかしながらそもそもメガミミロップ自体の数が少ないことや、仮にそのような行動をされるのであればこちらもメガプテラの「フリーフォール」をメガミミロップに選びつつ「シャドーボールZ」をルナアーラに選択すれば勝てる、ということになり相手目線正解が存在しない(最低でも五分)ことになるため、対策としては充分機能する(これらのパターンにも対応出来る初手があればそちらの方が良いが、現時点では見つからず)。



【本ギミックを採用したパーティ紹介】
後日更新予定。

〔WCS2019 MOON〕~雨乞いテテフライドオーガ~ INC Feb.使用構築

アローラ!ユウキです。
今回はINC Feb.で使用した構築の紹介です。
前回の反省を活かして2ロムで登録し、結果的にメインサブ両方で使用しました(サブは時間切れで試合未消化)。
どちらも高い勝率を記録しており、パーティ自体の手応えはかなりあったので記事に残しておきます。



【パーティ】
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【戦績】
INC Feb.にて
■メインロム
勝敗:34勝11敗
勝率:75.6%
最高/最終レート:最高1794/最終1768
順位:世界172位(日本139位)/51970人
備考:開幕21連勝で1782到達


■サブロム
勝敗:20勝3敗
勝率:87.0%
最高/最終レート:1747 
順位:世界276位(日本201位)/51970人
備考:最終日朝6:00スタート(8:59終了)



メインが21-0スタートで絶好調だったものの、何度かあった1800チャレンジで有効麻痺、有効2連怯み等で運に見放されそのままずるずると試合数がかさんでしまい終了。
メインの45試合が終了したのが最終日の朝6:00だったのでほぼ絶望していたが、パーティの感触自体は良かったので同じパーティでサブロムも参戦。
こちらも順調な勝率で約3時間で1747まで到達するも、時間切れで終了。
この週は遠方から両親、妹、祖父が新居に初めて遊びに来ていたのもあり日中潜る時間がなく、皆が帰った最終日夜~明け方にかけて一気にやるしかなかった。
INC Feb.の時もそうだったが、リアルの大切な用事と大会が重なるとそれだけで充分な試合時間が確保出来なくなるので、そのあたりも含めた環境作りから差が生まれると痛感。
公式には大会日程は早めに出して欲しいところ・・・



【概要】
ルナオーガから派生した、すばやさ操作+カイオーガを主軸としたパーティ。
テテフライドという新たなすばやさ操作役を選んだ最大の理由は「スキルスワップ」「あまごい」で相手のグラードン交代による切返しを許さずにカイオーガを展開出来る点。
このギミックにより多くのグラードン入りの想定を崩してそのまま水技で押し切る動きが可能になった。
サイコフィールドを維持していれば「ねこだまし」「ふいうち」でカイオーガを止められることもないため、非常に前のめりかつ快適なゲーム展開が可能。テテフの「スキルスワップ」は相手にカプ系がいてフィールド合戦になった場合にも交代を挟まずフィールドを奪取出来るため、天候奪取とフィールド奪取を1つの技スペースで実現出来てパーティと良く噛み合っている。
相手の妨害を全て跳ねのけ、全力の雨「しおふき」を通しまくって勝ちを狙う。



【構築経緯】
構築のベースとなったのはサンシリーズから愛用していたルナオーガスイッチ。


参考:
yuki-rotom.hatenablog.com




基本のすばやさ操作要員であるルナアーラに加えて、今回はフワライドを採用。
「こごえるかぜ」の存在によりおいかぜ合戦で上を取りやすく、「くろいきり」でゼルネアス対策+「バークアウト」対策が出来、「あまごい」+カイオーガグラードン絡みのサイクルを崩壊させられる。
フワライドの相方としては、ビートダウン展開で「ねこだまし」や「ふいうち」を気にせず殴れるようになるのが非常に便利なのでカプ・テテフを採用。こちらには「スキルスワップ」を採用することで、同じくグラードン入りに対して交代せずに雨を上書き可能にし、先発どちらが先に倒れてもカイオーガのパワーを最大限発揮しやすい盤面を維持出来るようにしたのが本構築の特長。
絶対的エースであるカイオーガは不意の「ワイドガード」持ちやドクロッグにもきちんと対応出来るように『こだわりメガネ』ではなく『ミズZ』とした。「ワイドガード」ケアだけでなく、HPが削れた場面での高威力技としてや、相手の「まもる」を貫通して無理やり倒す立ち回りにも使える。
カミツルギカイオーガの攻撃が通らない相手に強く、優秀な補完として引き続き採用。削れた相手を起点に特性を使ってビートして行く、
最後にルナアーラの「トリックルーム」展開をサポートするモロバレルも引き続き採用。相手に「トリックルーム」の使用を躊躇わせる効果も多少狙っていたり、実際に「トリックルーム」をされてしまった場合に切り返す手段となれたりするため、「おいかぜ」メインのパーティの補完枠としては現状これがベストだと考えている。



【個別解説】
カプ・テテフきあいのタスキ 〔サイコメイカー〕
臆病 146-**-95-182-135-161
サイコショック ムーンフォース ちょうはつ スキルスワップ


●技構成
サイコショック
メインウェポン。「ジオコントロール」ゼルネアス、カイオーガ意識でショック。

ムーンフォース
エスパーが通らない悪への削りとして優秀な攻撃技。

・ちょうはつ
主に先発テテフライドの時に「トリックルーム」を防ぐ技。たまに「おいかぜ」や「ワイドガード」もケアする。「まもる」を封じてカイオーガの攻撃を通しやすくすることもある。

スキルスワップ
カイオーガとの並びで疑似「あまごい」となりグラードン後出しにより水耐性を得て「しおふき」を凌ぐプランを崩壊させる。コケコやレヒレにフィールドを取られた場合にも交代を挟まずにフィールドを取り戻せる。


努力値配分
初手で出すことが多く、カイオーガのスカーフ判定やゼルネアス、イベルタル等の配分を予想するため最速。特にゼルネアス、イベルタルを抜いていると「ちょうはつ」で「ジオコントロール」を止められるようになったり「バークアウト」より前に「ムーンフォース」で蓄積を入れられるようになったりする。


●持ち物
耐久無振りだが仕事が多いので『きあいのタスキ』で行動保証。



■フワライド@サイコシード 〔かるわざ〕
臆病 231-**-95-112-76-137
こごえるかぜ くろいきり あまごい おいかぜ


●技構成
・こごえるかぜ
「おいかぜ」ミラーでの対抗策。〔いたずらごころ〕+「ちょうはつ」持ちのトルネロスエルフーン入りとも互角に戦えるようになる。

くろいきり
ゼルネアスの「ジオコントロール」対策。また隣のテテフやカイオーガが「バークアウト」を喰らった場合に能力ダウンを元に戻しつつ攻撃に移る立ち回りも可能になり、用途が多い。

・あまごい
グラードン後出しでカイオーガの水技をケアする動きを崩す手段。テテフのスキスワとの二段構えでカイオーガを通すことに全力を注ぐ。

・おいかぜ
実質メインウェポン。特性〔かるわざ〕によりほぼ邪魔されることなく先制で撃てるのが強み。浮いているせいでサイコフィールド下でも〔いたずらごころ〕+「ちょうはつ」には止められるが、メジャーな使い手であるトルネロスエルフーンには「こごえるかぜ」が有効。


努力値配分
・A183イベルタルの「ふいうち」77.9%耐え
・A183イベルタルの「はたきおとす」確定耐え
・A201イベルタルの「はたきおとす」65.9%耐え
・A146ファイアローの「ブレイブバードZ」確定耐え
・A167カプ・コケコの「ワイルドボルト」確定耐え
・A183カプ・コケコの「ワイルドボルト」15/16耐え
・C200カプ・テテフのPF『いのちのたま』+「サイコショック」確定耐え
・C206ミュウツーのPF「サイコブレイク」確定耐え
・〔かるわざ〕発動時、準速スカーフコケコ(S182*1.5=273)抜き
先制でフワライドを倒せる攻撃はそう多くないので、それらを意識して確実に「おいかぜ」を決めるため耐久に配分。
最速『こだわりスカーフ』カプ・コケコには抜かれるが、特殊技なら『サイコシード』発動で耐えるため物理コケコを意識。意地っ張り準速『こだわりスカーフ』コケコを抜くすばやさと陽気コケコの「ワイルドボルト」耐えを両立し、あらゆるコケコの前で動けるようにした。
イベルタルに対しても1回以上動きたい場面があったので、A167「ワイルドボルト」耐えから更に物理耐久を少し上げた。


●持ち物
テテフと同時出しで『サイコシード』を消費し、特殊耐久と圧倒的なすばやさを手に入れる。



カイオーガ@ミズZ 〔あめふらし
控え目199-**-110-222-160-119
しおふき こんげんのはどう かみなり まもる


●技構成
・しおふき
説明不要の最強全体技。いかにこの技をHP満タンで上から押せるかを考えて立ち回る。Zのベースとしても最適。

こんげんのはどう
HPが削れた場面での主力全体技。

・かみなり
水技半減の水タイプに対する打点。特に対カイオーガ

・まもる
味方のすばやさ操作を待つために採用。


努力値配分
・C最大
・C222カイオーガのEF「かみなり」83.9%耐え
・C201(+2)ゼルネアスの「ムーンフォース」59.9%耐え
・C198(+2)ゼルネアスの「ムーンフォース」65.9%耐え
・C183(+2)ゼルネアスの「ムーンフォース」確定耐え
・C152フシギバナの『いのちのたま』+「くさむすび」89.8%耐え
・C156ルンパッパの『いのちのたま』+「くさむすび」83.9%耐え
・C167フシギバナの『いのちのたま』+「くさむすび」41.9%耐え
・S追風時最速スカーフオーガ抜き(スカーフランド抜き)
・S(-1)最速110族(178*2/3=118)抜き
・S4振りルナアーラ/ソルガレオ抜き
先制攻撃でなるべく多くの敵を倒すのがコンセプトであるため、撃ち漏らしのないようC最大。
すばやさは先発フワライドの「おいかぜ」「こごえるかぜ」を受けて動きやすいよう調整しつつ、「トリックルーム」展開も見据えて過剰には振らず。残りを耐久に回すことで多くの攻撃を耐えつつ殴り合えるようにした。控え目ゼルネアス、フシギバナは当時採用率が3~4割だったので、遭遇率込で7~8割以上生存出来ると考え、乱数を多少甘えている。


●持ち物
水技が両方とも全体攻撃なので「ワイドガード」で詰む可能性があるが、そこをケア出来る『ミズZ』。高い瞬間火力が手に入り、晴れ状態でもグラードンをほぼ一撃で倒せるのが強み。
すばやさ操作をメインとする構築なので「トリックルーム」や「おいかぜ」のラストターンに「まもる」で逃げ切られると厄介だが、そこに「まもる」貫通で攻撃を叩き込める効果も非常に助かる。
また、HPが下がった際にも高威力・必中水技が撃てるので運用時の安定感が高い。



ルナアーラ@カシブのみ 〔ファントムガード〕
控え目 244-**-109-172-159-118
サイコショック シャドーレイ おいかぜ トリックルーム


●技構成
サイコショック
サブウェポン。「ジオコントロール」後のゼルネアスへのダメージ量を意識してショック。

シャドーレイ
高威力、高一貫性のメインウェポン。特性無視の追加効果も時々役立つ。

・おいかぜ
すばやさ操作その1。相手にモロバレルガオガエン等、鈍足キャラが多い場合はこちらが有効。

トリックルーム
すばやさ操作その2。相手が全体的に速い場合や、相手に「おいかぜ」や「こごえるかぜ」「エレキネット」がありそうな場面ではこちらが有効。


努力値配分
・〔ファントムガード〕込C156ルンパッパの雨「ハイドロポンプZ」+C222カイオーガの雨W「しおふき」急所込90%耐え
・〔ファントムガード〕込A201イベルタルの〔ダークオーラ〕「ふいうち」確定耐え
・〔ファントムガード〕込A183ガオガエンの「はたきおとす」確定耐え
・S追風時最速『こだわりスカーフカイオーガ抜き
すばやさ操作を通すことが最優先なので、耐久を重視した。対オーガルンパで集中攻撃されてもすばやさ操作を通せるように特殊耐久を高めに設定。この考え方自体はサンシリーズから引き続きだが、ルンパッパが『ミズZ』を持てるようになったので耐久ラインが引き上げられ、控え目HD振りとなった。高い耐久から安定して仕事が出来て使用感は良かった。火力も最低限はある上、カイオーガの攻撃が通せれば良い構築なので気にならなかった。


●持ち物
テテフライドの初手は相手のルナアーラ絡みに対して非常に難しい部分があり、特に相手ルナアーラが「トリックルーム」持ちだった場合にテテフライドでは負けなので、基本的にルナアーラ入りにはこのルナアーラを選出する。
サンシリーズから引き続き『カシブのみ』を持たせることにより、対ルナアーラ+「フリーフォール」カプ・コケコ等の本来であればルナ同士の同速に勝たないと不利な相手にも確実に「トリックルーム」を選べるようになり、ルナアーラ入りへの勝率が上がった。相手も「トリックルームルナアーラだった場合でも隣にモロバレルがいればそもそも選ばれにくい上、トリル下でも先制「イカサマ」で有利を維持出来る。



カミツルギとつげきチョッキ 〔ビーストブースト〕
陽気 137-201-152-**-80-177
リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ はたきおとす


●技構成
リーフブレード
グラードンカイオーガに刺すメインウェポン。カイオーガの水技が通りにくい水タイプへの強打点。

・スマートホーン
対ゼルネアスで有効なメインウェポン。カイオーガの攻撃が通りにくいモロバレルにも打点を持てる。

せいなるつるぎ
メインウェポンが半減以下のガオガエンナットレイディアルガ等へ抜群を取れるサブウェポン。これらに手が出ると味方の攻撃範囲との相性が良い。

・はたきおとす
ヌケニンルナアーラを意識したサブウェポン。相手の持ち物を落とすことで得する場面も多々ある。


努力値配分
・A136ガオガエンの雨「フレアドライブ」15/16耐え
・C201(+2)ゼルネアスの「ムーンフォース」77.9%耐え
・C183(+2)ゼルネアスの「ムーンフォース」確定耐え
・C222カイオーガの『しんぴのしずく』+雨W「しおふき」確定耐え
・S最速
ゼルネオーガを意識した耐久調整。カミツルギミラーで負けていると一方的に不利なので陽気最速とした。


●持ち物
特殊耐久を補強して多くの相手に行動出来るように『とつげきチョッキ』。安定感に加えて広い攻撃範囲も手に入り、選出幅が広がった。



モロバレル@イアのみ 〔さいせいりょく〕
生意気 221-**-109-105-125-31
キノコのほうし いかりのこな ヘドロばくだん イカサマ


●技構成
・キノコのほうし
ルナアーラの「トリックルーム」から自発的に上からの催眠を押し付ける動きが強い。味方にテテフがいると相手のコケコやレヒレ入りにもフィールド書換えからの「キノコのほうし」という戦術も可能になる。

・いかりのこな
ルナアーラカイオーガカミツルギを相手の攻撃から守る。

ヘドロばくだん
構築に「くろいきり」があるため「クリアスモッグ」より威力の高いこちらを採用。コケコへの迅速打点に。

イカサマ
ルナコケコに出す想定なので、ルナアーラへの打点として採用。またネクロズマカミツルギにも打点が持てるのは偉い。重いヌケニンへの対抗策の1つとしても重要な技。


努力値配分
・C207ルナアーラの「ムーンライトブラスター」確定耐え
・S最遅
サポート役のため耐久特化。トリパに出すことや自身でトリルすることを想定して最遅。


●持ち物
特に持たせなければならないアイテムが浮かばなかったので、最も汎用性が高いピンチベリーで生存率を上げてサポート回数を増やした。



【選出】
●基本選出1
先発:カプ・テテフ+フワライド
後発:カイオーガルナアーラ

主にグラードン入りへの選出。先発2匹の天候奪取ギミックであらゆる盤面からカイオーガによる全破壊を狙う。先発の「おいかぜ」展開で決め切れずとも、後発ルナアーラが安定してすばやさ操作を繋げられる。


●基本選出2
先発:ルナアーラモロバレル
後発:カイオーガカミツルギ(カプ・テテフ)

ルナオーガスイッチの王道選出。主にルナアーラ入りやトリパ臭が強い相手へはテテフライドが裏目になるのでこちらを選出。ルナバレルの先発は「おいかぜ」展開も「トリックルーム」展開も両方選べるので、相手の先発や取り巻きに応じて好きな方を選べるのが強み。


たまにルナオーガ、ルナテテフの先発もやったが、上記2パターンでほとんどの相手に対応していたので、選出は楽だった。



【雑感】
・やっぱりカイオーガが最強
・『ミズZ』の使用感は抜群に良かった
グラードン交代に天候書換え+「しおふき」ギミックが決まり、そのままイージーウィンが出来た試合がそれなりにあった
・フワライドとスイッチルナアーラですばやさ操作手段が豊富で、常に主導権を握る試合展開が出来た
・しかしうまい相手には「おいかぜ」ターンを絶妙に稼がれたり、テテフとライドを同時に処理されたりした
イベルタルやレヒレ、コケコ絡みで「バークアウト」やフィールド書換えで粘り強く戦う構築が少し苦手

〔WCS2019 MOON〕トゲトゲグラゼルネwithヒートロトム

アローラ!ユウキです。
今回の記事はムーンシリーズ終盤で使用していた構築の紹介です。
INC Feb.のサブロムにて使用する予定でしたが、メイン使用構築の調子が良かった点から惜しくもお蔵入りした構築です。
ギリギリまで最終候補として残った程度に使用感が良かったのと、お気に入りの並びなので、記録に残しておきます。



【パーティ】
f:id:yuki_rotom:20191010203313p:plain

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ゼルネアス 控え目 ムーンフォース マジカルシャイン ジオコントロール まもる パワフルハーブ フェアリーオーラ
トゲデマル 陽気 ねこだまし アイアンヘッド ほっぺすりすり いかりのまえば とつげきチョッキ がんじょう
ガオガエン 慎重 ねこだまし フレアドライブ バークアウト とんぼがえり フィラのみ いかく
グラードン 意地っ張り だんがいのつるぎ いわなだれ つるぎのまい まもる ジメンZ ひでり
トゲキッス 図太い エアスラッシュ このゆびとまれ おいかぜ まもる ぼうじんゴーグル てんのめぐみ
ロトム 臆病 オーバーヒート 10まんボルト じこあんじ まもる ホノオZ ふゆう



【概要】
単体性能が高いゼルネアスと、その補完として優秀なだけでなく自らもエースとなり得るグラードンの組合せを軸としたグラゼルネ。
ゼルネアスミラーを意識した展開役であるトゲデマルの採用と、グラゼルネ+炎の組合せでミラーした場合に光るヒートロトムの採用が一般的なグラゼルネとの大きな差別化点。
ゼルネアスを全力で通すプラン、グラードンを全力で通すプラン、それぞれが強力で対応範囲が違うのが強み。



【構築経緯】
極端に苦手な相手が少なく、勝ち筋として強力なゼルネアスを軸として構築をスタート。
まず頻発するであろうゼルネアスミラーにおいて優位に立てる「ねこだまし」要員であるトゲデマルの採用から決めた。
ねこだまし」持ち+ゼルネアスのよくある初手からお互い「ジオコントロール」を積み合う展開で、「ほっぺすりすり」を入れればこちらだけ一方的にすばやさ優位を取れるようになる。
ミラー以外でも耐久振りと特性〔がんじょう〕により最低限の行動保証が得られ、すばやさ操作や優秀な削り技からゼルネアスのサポーターとしての適性が高いと感じる。


ゼルネアスを立てる選出でもう1匹「ねこだまし」要員がいると「おいかぜ」や「トリックルーム」を凌ぐのがかなり楽になるので、ガオガエンを採用。ゼルネアスの苦手な鋼に強く、〔いかく〕で耐久補佐も出来る。対トリパでは遅いすばやさからの「バークアウト」も頼もしく、様々なシーンで時間を稼いでくれる。


伝説枠には、ゼルネの苦手な鋼や毒、炎タイプに強いグラードンを採用。ゼルネを通しにくい構築にはこちらをエースとして通すプランを取る。対雨でゼルネアスの被ダメージを抑える役割も担える。また地味に増えているヌケニンに打点があり、高い物理耐久がある点も見逃せないポイント(ルナアーラは打点はあるが「かげうち」で縛られやすいため攻撃回数を稼ぎにくい)で、ゼルネ構築としては無視出来ないヌケニンで詰む可能性を減らせる。


ねこだまし」を多用する構築なので相手のカプ・テテフのサイコフィールドが邪魔な場面があり、パーティ全体に催眠耐性を付与したり、ミストフィールドを解除して「ほっぺすりすり」で麻痺を入れたりするためにカプ・コケコを採用。
ゼルネアスの障害となるモロバレルフシギバナに迅速な打点を持てる物理型とし、晴れフシギバナに先手を取れる『こだわりスカーフ』とした。「ジオコントロール」後の控え目ゼルネアスより速いので、相手のゼルネアスへの奇襲や、味方ゼルネアスより速く動いて『レッドカード』に触るという芸当が可能。
コケコの型:ワイルドボルト/ブレイブバード/とんぼがえり/フリーフォール@こだわりスカーフ 陽気AS


まだモロバレルが面倒なこと、「ねこだまし」無効でゼルネアスの妨害をしてくる敵に対してサポート出来る「このゆびとまれ」「いかりのこな」持ちが欲しいこと、ここまで地面の一貫があることから浮いている「このゆびとまれ」要員としてトゲキッスを採用。持ち物を『ぼうじんゴーグル』としてモロバレル対策を担う。草技を半減で吸える点で、グラードンとの相性も良い。


しばらく回した上で、以下の課題点が浮き上がった。
①ゼルネアスを通せないキャラ(クロバット,ソルガレオ等)+グラードンを通せないキャラ(ランドロス等)の組合せがきつい
②グラゼルネミラー(特にウルガモスファイアローリザードンヒードラン等の炎入り)


①ゼルネアスを通せないキャラ(クロバット,ソルガレオ等)+グラードンを通せないキャラ(ランドロス等)の組合せがきつい
耐久の高い鋼がいる構築にはゼルネアスを通すプランを取りにくいので、裏エースであるグラードンを通すプランを狙うことが多い。
しかし相手にクロバットや〔いかく〕持ちのランドロス等がいるとたちまちグラードンの通りも悪くなるので、これも難しくなる。そのような組合せに対して不利を取られず、双方に打点を持てるキャラが欲しいと思っていた。


②グラゼルネミラー(特にウルガモスファイアローリザードンヒードラン等の炎入り)
トゲデマルがいればゼルネアスミラーはある程度有利と考えていたが、取り巻きにガオガエン以外の炎タイプがいると若干の不安が生じる。
特にがにゅーオフで優勝したScarさんの並び(ウルガモス入りグラゼルネ)は強力であり流行すると考えたので、ウルガモス入りグラゼルネに対して不利は取りたくない。そして本番でウルガモスが増えることを見越してそこに有利を取れるファイアローリザードンヒードラン入り等が台頭する可能性も考え、それらにも強いキャラを探した。


既に採用している6匹からどの枠を変えるかだが、トゲキッスだけで対テテフ、モロバレルフシギバナは何とかなっていたので、コケコの枠を変更し、上記課題を解決することを試みた。
保管枠として様々なキャラを模索する中で、ヒートロトムを採用する案をINC前日に思いついた。


ヒートロトム採用の利点は以下。
クロバットに一致弱点を突ける&ブレバ持ちでも縛られない(ウルガモスは不意のブレバクロバに弱い)
ランドロスの地面技無効、岩技も4倍ではない(ウルガモスファイアローリザードンヒードランランドロスに4倍弱点を突かれ、こだわりスカーフ等で奇襲されると動けない)
ソルガレオに一致弱点を突ける&鋼技を1/4で受けられる
・ゼルネアスのフェアリー技半減
グラードンの地面技無効、炎技半減
・炎半減に加えて虫・飛行・鋼等の第2タイプの技も半減のため、ウルガモスファイアローリザードンヒードランに対して一方的に有利
・晴れオバヒZでグラードンを飛ばせる
・「じこあんじ」を採用することでゼルネアスに先に「ジオコントロール」を許しても勝てる


こうして見ると求めていた条件に非常にマッチしており、我ながら良い閃きだったと思う。また発想した当時からヒートロトムの使用者がほとんどいなかったため、ウルガモスのように不毛なミラーが発生しないのも良い点。
オマケにヒートロトムは自身の好きなキャラNo.1(Twitterのアイコンにする程)なので、それを使って結果が出せればとても嬉しいだろうな~と思った。
当初はメインでテテフライドオーガを使い、サブでこちらのグラゼルネを使うつもりでいたが、冒頭にも述べた通りメインロムで使用した構築の勝率が非常に良かった点、思いついたのが本番直前過ぎたため充分な練習期間が設けられず不安が残った点から、結局サブでもメインと同パーティを流用したため、惜しくもお蔵入りとなった。


以下に個別に解説する。



【個別解説】
■ゼルネアス@パワフルハーブ
控え目 231-**-115-200-118-123
ムーンフォース マジカルシャイン ジオコントロール まもる


努力値配分
・A(-1)「ねこだまし」+C(+2)「ムーンフォース」でHDガオガエンを高確率で倒せる
・C(+2)「ムーンフォース」で無振りカイオーガ確定1発
・S準速ルンパッパ抜き
スカーフオーガに行動を許さない点、相手のガオガエンを味方トゲデマルの「ねこだまし」後に倒し切ることで「バークアウト」や「ほえる」を考慮せずに済む点が控え目最大の利点。ミラーで足りていないすばやさはトゲデマルの「ほっぺすりすり」やトゲキッスの「おいかぜ」で補える。



トゲデマルとつげきチョッキ 〔がんじょう〕
陽気 161-118-83-**-125-140
ねこだまし アイアンヘッド ほっぺすりすり いかりのまえば


●技構成
ねこだまし
味方の積み技使用の機会を作る、すばやさ操作技のターンを稼ぐ。必須かつ採用理由でもある技。

アイアンヘッド
相手ゼルネアスへの打点。怯みで行動不能を狙えるのも強い。

・ほっぺすりすり
相手ゼルネアスに当てることで「ジオコントロール」ミラーでもこちらが上を取れるようになる。また、事前に麻痺をばらまいてから上から味方ゼルネアスの「ジオコントロール」を決めやすい盤面も作れる。

いかりのまえば
この技のお陰であらゆる対面で腐らずに仕事が出来る。相手を大幅に削ることで、フェアリー技の通りが悪い相手を無理やりゼルネアスの攻撃圏内にする動きが強い。


努力値配分
・C183(+2)ゼルネアスの「ムーンフォース」高確率2発耐え
・S最速ドーブル抜き
ドーブルゼルネとの対戦で上を取っていると有利なので最速ドーブル抜き。残りを特殊耐久で対ゼルネで行動回数を稼げるようにした。


●持ち物
対ゼルネアスでかなり余裕が生まれる他、ルナアーラカイオーガ相手にも抗えるようになる『とつげきチョッキ』。
電気が特別辛い構築ではないので特性は〔がんじょう〕とし、不利な相手を前にも一度の行動保証を得られるようにした。



ガオガエン@フィラのみ
慎重 201-135-111-100-154-84
ねこだまし フレアドライブ バークアウト とんぼがえり


●技構成
ねこだまし
トゲデマル同様、味方の積みサポートや時間稼ぎとして優秀な技なので採用。

フレアドライブ
鋼やモロバレルへの有効打。晴れで威力を底上げ出来るのがグラ入りのガエンの強み。

・バークアウト
トリパに対して連打することで時間稼ぎを出来る。ゼルネやグラの積みの起点も作れる。

・とんぼがえり
サイクルの中で不利対面を作らないように撃ったり、有利な盤面にゼルネやグラを無償で着地させる技。


努力値配分
・C201(+2)ゼルネアスの「ムーンフォース」7/16耐え
・C183(+2)ゼルネアスの「ムーンフォース」確定耐え
・最遅90族-1
・「おいかぜ」時に最速100族抜き
耐久を重視した配分にしつつ、トゲキッスとの選出時を想定して多少のすばやさ振り。


●持ち物
クッション性能を最大限高めるピンチベリー。



グラードン@ジメンZ
意地っ張り 207-187-160-**-120-133
だんがいのつるぎ いわなだれ つるぎのまい まもる


●技構成
だんがいのつるぎ
メインウェポン。命中不安だがそれを補って余りある威力。決め時にはZを切れば良いため命中不安が気になりにくい。

いわなだれ
浮いているキャラへの打点。特にクロバットやホウオウに打点が持てることは大事。最悪怯み狙いも可能。

つるぎのまい
〔いかく〕を回されやすいのでそこを咎める技として。取り巻きでサポートして全抜きを狙う。

・まもる
伝説でかつ積み技持ちなので狙われやすく、必須。


努力値配分
・A135「ねこだまし」+A187(+1)「だんがいのつるぎZ」で207-161グラードン高乱数
・A135ガオガエンの晴れ「フレアドライブ」2発耐え
・C183(+1)ゼルネアスの「ムーンフォース」確定耐え
・C201(+1)ゼルネアスの「ムーンフォース」13/16耐え
・C201(+2)ゼルネアスの「マジカルシャイン」確定耐え
・C152フシギバナの「くさむすび」確定耐え
・C156ルンパッパの「くさむすび」14/16耐え
・C222カイオーガの晴れ『こだわりメガネ』+W「しおふき」確定耐え
・C189ルナアーラの「ムーンライトブラスター」14/16耐え
・S準速フシギバナ抜き(非晴れ、「おいかぜ」時想定)
フシギバナ入りに対して出して強気な行動を通せるような耐久・すばやさ調整。


●持ち物
ワイドガード」ケアや相手のグラードン等物理耐久の高い相手を無理やり破壊するため『ジメンZ』。



トゲキッスぼうじんゴーグル 〔てんのめぐみ〕
図太い 191-**-160-146-136-101
エアスラッシュ このゆびとまれ おいかぜ まもる


●技構成
エアスラッシュ
仮想敵であるモロバレルフシギバナ等の草タイプへの打点。怯み狙いによる強引なサポートも可能なのがズルい。

このゆびとまれ
ゼルネアスの「ジオコントロール」やグラードンの「つるぎのまい」サポート。

・おいかぜ
味方全体に効果が及ぶすばやさ操作。グラードンとの並びで特に強さを発揮する。自身が上から「エアスラッシュ」を撃てる範囲が広がるのも強い。


・まもる
狙われやすいことを逆手に取った技。フシギバナの「ヘドロばくだん」を守って横のグラードンを動かす等のプレイングでアドバンテージを稼げると美味しい。


努力値配分
・C182カプ・テテフのPF「サイコショック」2発耐え
・A207ソルガレオの「メテオドライブ」耐え
・A229日食ネクロズマの「メテオドライブ」15/16耐え
・S追風時最速130族抜き
ねこだまし」でのサポートが出来ないテテフ絡みに出すことを想定した配分。ゼルネアスと同様に鋼弱点であるが、物理耐久を重視することでそれらの攻撃を1回耐えられるようにした。


●持ち物
ぼうじんゴーグル』で催眠対策。モロバレルに対して非常に強くなり、フシギバナの「ねむりごな」も防げるため、バナ入りに対してもグラードンを通せるようになる。



ヒートロトム@ホノオZ
臆病 131-**-127-157-127-146
オーバーヒート 10まんボルト じこあんじ まもる


●技構成
・オーバーヒート
味方グラードンの晴れで威力が上がる。Zと併せて広い縛り範囲を実現。素で使った際にとくこうが2段階下がるが、それにより生じた隙を後述の「じこあんじ」でカバー可能なのが偉い。敢えて積極的に使って起点にされやすくして、相手ゼルネアスの「ジオコントロール」を誘うことも可能。

・10まんボルト
デメリットなしのメインウェポン。クロバットに有効。

・じこあんじ
対ゼルネアスで立ち回りにかなり余裕が生まれる。相手ゼルネアスの「ジオコントロール」を盗めれば対グラゼルネ最強兵器になる。基本的に読まれにくいのが強み。味方ゼルネアスをコピーする動きも可能。

・まもる
対面調整用、「じこあんじ」成立後に狙われやすくなるため採用。


努力値配分
・晴れ「オーバーヒートZ」で207-125グラードンまで確定1発
・晴れ「オーバーヒートZ」で219-119ゼルネアスまで確定1発
・C201(+2)ゼルネアスの「ムーンフォース」83.9%耐え
・C157(+2)10まんボルトで202-156ガオガエン確定2発
・最速フシギバナ抜き
グラゼルネ及びその取り巻きに対して攻撃面で大きな圧力をかけられる上に、耐性面でも余裕があるため非常に優位に立ち回れる。
すばやさはグラードンを抜いていたいことに加えフシギバナも場合によって抜けていると便利なため最速とし、火力も譲れないので耐久無振りとなった。これでも耐性のお陰で最低限の行動保証はあるが、少し心許ないのでうまく味方の「ねこだまし」や「このゆびとまれ」でHPを残したまま行動回数を稼ぐようにしたい。


●持ち物
炎技の瞬間火力を増強し、グラゼルネに対して強襲する『ホノオZ』。「オーバーヒート」のデメリットを1回だけ踏み倒せる点も優秀。



【選出】
●基本選出
先発:トゲデマル+ゼルネアス
後発:ガオガエン(トゲキッス)+グラードン


大体の場合にトゲデマル+ゼルネアススタートで問題なく展開可能。相手によって後発は「このゆびとまれ」のトゲキッスか「ねこだまし」のガオガエンを選択。ゼルネアスが事故ってもグラードンで抜いて行くプランも取れるのが強み。
初手から「ジオコントロール」を狙い、成立後は2匹の「ねこだまし」をクルクルしながらゼルネアスの攻撃回数を稼ぐ。
ゼルネアスがよほど刺さっていた場合、グラードンを抜いてサポート3枚にしても良い。



●対ドーブルゼルネ
先発:トゲデマル+ゼルネアス
後発:ガオガエングラードン


ドーブルゼルネには初手トゲデマルで先制「ねこだまし」をドーブルに決めつつ「ジオコントロール」を選ぶ。
相手ドーブルはゼルネアス側に「ねこだまし」が来るパターンを想定すると動かさざるを得ないため、ほぼ「ねこだまし」で『きあいのタスキ』を削ることが出来る。
互いにジオコンを積んだ後は「マジカルシャイン」でドーブルを倒しつつゼルネアスを削りながらゼルネアスに「ほっぺすりすり」を入れることで次ターン以降有利が取れる。
尚、当初はトゲデマルの性格を慎重としていたが(対ゼルネアスにかなり余裕が生まれる)、ドーブルを抜けていないとこの初手に対して動きが安定せず、択負けするとそのまま負けるので最速ドーブル抜きに変更したところ格段に立ち回りやすくなった経緯がある。
後発ルナアーラに「じこあんじ」を決められても全抜きされないようにガオガエンは選出する。



●対日食ネクロズマ入りトリパ
先発:トゲデマル+ゼルネアス
後発:ガオガエングラードン


対トリパでもゼルネアスを選出可能なのが2枚「ねこだまし」選出の強み。
初手でネクロズマと対面したらゼルネアスを無理に立てず、トゲデマルの「いかりのまえば」でネクロズマを削っておき1回目の「トリックルーム」を凌ぎきることを目標にする。ガオガエンがいればネクロズマの火力を削ぎつつ時間を稼げる上、カイオーガを立てられてもグラードンの晴れと「バークアウト」で一掃されずに抗える。
適度にターンを稼ぎネクロズマを削った状態で再度「ねこだまし」要員とゼルネアスを並べ、「トリックルーム」切れ後の制圧を狙う。盤面作りのためにグラードンを多少雑に扱っても、ネクロズマさえ倒せばゼルネアスで全抜き可能。
また、この手のパーティは地面の一貫があるので中盤以降でグラードンを通すプランもあり。ただし「だんがいのつるぎ」は外れるので、なるべく要所で『ジメンZ』を切るか、最後はゼルネアスで詰めたい。



●対テテフ、アマージョ入り
先発:トゲデマル(ガオガエン)+ゼルネアス
後発:トゲキッスグラードン


ねこだまし」によるサポートが出来ないのでトゲデマルガオガエンの選出は諦めて「このゆびとまれ」のトゲキッスを選出。トゲデマルはテテフの攻撃に強く「ほっぺすりすり」ですばやさ操作が可能なので選出しやすい。ガオガエンエスパーの一貫を切れるので、相手の取り巻きによって「バークアウト」が有効そうなら出せる。アマージョには全員強いのであまり苦労することはない(トゲデマルガオガエンは格闘技での奇襲が怖いが、裏や横にトゲキッスがいれば全く怖くない)。



●対グライベルツンデガエンバナコケコ
先発:ガオガエングラードン
後発:トゲキッス+ゼルネアス(ヒートロトム)


ツンデツンデ入りはゼルネアスを通しにくい。グラードンとセットでなければ日食ネクロズマ入りトリパ同様にガオガエントゲデマルでターンを稼ぎやすいが、グラードンツンデツンデ入りは、「ねこだまし」要員に地面技が一貫しており、ターンを稼ぐのが厳しいので別選出。
この手の構築には主に通りの良いグラードンを通すプランを狙う。イベルガエンの組合せに一貫する「いわなだれ」がキーとなる。〔いかく〕に対しても高い物理耐久と「つるぎのまい」でカバーして行ける。フシギバナだけが苦手なので、草技を吸って延命出来るトゲキッスは是非選出したい。グラードンミラーではこちらのすばやさ振りと『ジメンZ』、相方トゲキッスの「おいかぜ」と「エアスラッシュ」で優位に立ちたい。
ヒートロトムも全員に打点があり有利なので、出せると活躍する。



●対トルネオーガゼルネ
先発:トゲデマル+ゼルネアス
後発:ガオガエン(トゲキッス)+グラードン


2枚「ねこだまし」で「おいかぜ」ターンを切らしてゼルネアスでの制圧を狙う形。
相手にアマージョがいた場合は「ねこだまし」を安易に使えないので、ガオガエングラードンの枠はトゲキッスに変える。
トルネロスに「あまごい」があるとグラードンがお荷物になるので、一般枠3匹+ゼルネアスの選出も多々やる。アマージョ+「ちょうはつ」トルネロスまで意識するとトゲキッスの「このゆびとまれ」が欲しい。
トゲデマルは「ぼうふう」半減で『とつげきチョッキ』のお陰で雨「しおふき」も耐えるのでアマージョがいても仕事しやすく、また相手ゼルネに全抜きされないためにも選出したい。「おいかぜ」に対して「ほっぺすりすり」で麻痺を撒いておくと「おいかぜ」切れ後に優位を取れる。



●対グラゼルネ+炎(ウルガモスファイアローリザードンヒードランetc)
先発:ヒートロトムグラードン
後発:トゲデマル+ゼルネアス


相手の炎枠をヒートロトムグラードンで削るか倒してからこちらのゼルネアスを通すプラン、相手ゼルネアスをロトムで処理してからグラードンかゼルネアスを通すプラン等で立ち回る。いずれにしてもロトムの仕事量が試されるが、どう出しても刺さっているため積極的に序盤から負荷をかけて行きたい。



●対クロバor鋼+ランド
先発:ヒートロトムグラードン
後発:トゲキッス+ゼルネアス


クロバや鋼を倒してからゼルネを通すプラン、ランドを倒してからグラードンを通すプランを試合の中で選択して行く。ロトムで有利対面を取ったら積極的に相手の頭数を減らし、伝説枠の障害を取り除く。



【雑感】
・W「ねこだまし」、「このゆびとまれ」で介護したゼルネアスが非常に強い
・「つるぎのまい」+『ジメンZ』グラードンも裏エースとしてかなり強い
・伝説枠のパワーが高く、うまく行動回数を稼げれば一掃が狙いやすい
トゲデマルヒートロトムのお陰でミラーで強く立ち回れる
・苦手な相手に対してもそれなりに抗える術がある
ロトム入りにしてからの練習量が足りていなかったこと、他の構築の感触が良かったことから残念ながら予選で使用せず
ロトムを入れてからのミラー勝率は9割前後だったので、かなり強かった
ロトムを思いつくのがもっと早くて、選出や立ち回りを煮詰める時間を確保出来れば化けたかもしれない