ユウキのめざめるパワー(氷)

ポケモンバトル考察

【ブルーベリープロローグ】樹海ロマン【最終29位/R1810】【最高1888】

こんばんは、ユウキです。
インターネット大会「ブルーベリープロローグ」に参加したので、記念にパーティを記録します。
コンボギミックをこれでもかと詰め込んだ芸術点重視のロマンパーティですが、実用性もあって実際かなり勝てたので、良ければ読んでみて下さい。

【パーティ】

【戦績】

◾️最終
勝敗:36勝9敗

勝率:80%

レート:1810.727

順位:29位/20272名

◾️最高
勝敗:32勝3敗
勝率:91.4%
レート:1888.517
順位:1位/20272名(最終日深夜3:21頃)

月曜は朝7時半からナツキを保育園に送り出した上での出社が控えているので、まともな子持ち社会人なら3時半の時点で「10戦余ってるけど明日も早いし流石に寝るか。ワンチャンこのまま1位だし、仮に抜かれても知らん。1桁上位は確実だから充分だろ」となる気がするが、「いや、暫定1位や1桁フィニッシュに満足せず最終1位を確信して気持ち良く寝る為にもう1,2勝積んで1900目指すぞ!潜らずに抜かれて後悔するよりは目の前にある1位を貪欲に獲りに行くぜ!」と命を削って潜ったのは我ながらポケモンバカだなぁと思った。こんな歳になってもここまでアツくなれるものがあるというのは素晴らしいことだ。

結果的に最終1位は1900超えだったので、あくまで1位を狙うなら潜った判断自体は正解だったのがせめてもの救いだった。
結局勝ちきれないどころか有効急所等による運負けに多く見舞われ大幅にレートを溶かしてしまったが、1位からでも潜る精神力を鍛えられたり、最終日深夜〜明け方の上位帯同士での対戦でしか得られないヒリヒリ感や読み合い等、多くの収穫があった。
ちなみに最高レートでキープしていたら最終3位だったようだが、最終1桁自体は既に何度か経験しているので1位を獲れそうな時にしっかり狙いに行ったこと自体は後悔はない。
今後もこの時の気持ちを忘れず、常にトップを狙い続ける姿勢でいたい。


【コンセプト】

①楽しいコンボ構築
「使っていて楽しい」「ワクワクする」「ロマンがある」をコンセプトに、決まったら面白いと思うコンボを沢山詰め込んだ。
あのコンボとこのコンボを合体させたらもっと強いんじゃね!?という頭の悪そうな構築。
せっかくのお祭りなので、勝つことは勿論、自身が最大限に楽しむことも目指した。
レギュFや竜王戦に時間を割きたい忙しいタイミングなので当初は泣く泣く不参加とする予定だったが、このルール自体の面白さに加えて自分が使ったパーティが楽しかったからこそ完走出来た。他のパーティなら参加しなかったし、ここまでやらなかったと思う。

②コンボ+コンボの押し付け
この構築の真髄が、複数の強い勝ち筋を押し付けることによって生まれる強みだ。
例えばジュカグロスで地均し弱点保険を起動すると、相手のヘイトは当然能力が上がったメタグロスに向く。
するとメタグロスが守るを使ったり相手を上から倒すことで隣がフリーになり、ジュカインの尻尾切りが安全に決まる。
無償でテラパゴスが着地すると、身代わりとテラスシェルの残ったテラパゴスと攻撃が上がったメタグロスが並ぶ。
相手目線ではグロスを処理しに行くとテラパゴスがフリーで瞑想を複数回積んでしまうし、かといってメタグロスを放置したら即死級の火力が飛んでくるし…と言った不条理な2択を突き付けられる。
故に最強。

【構築経緯】

①テラパゴスキャリー構築の弱み
当初はテラパゴスをゼルネアスだと思ってたのでドーブルテラパゴス+ブーバーキュワワーマホイップみたいなサポート全振りの構築を使っていたが、テラパゴスがうっかり事故死すると他のポケモンが単体で弱いのが気になっていた。

ドーブル不採用へ
ドーブルはサポート性能の高さはピカイチだが相手を倒す性能は基本的にないので、この指で失うドーブル分の数的不利をテラパゴスで回収することが勝利の前提となる。その為テラパゴスへの負担が大きく、ただでさえマークが厳しいポケモンなので変なメタを踏んだり急所や追加効果で事故ると巻き返しが不可能になる。
この動きと構築の構造に疑問を感じ、ドーブルを抜くことに。

③強いポケモンでサポート
では代わりに誰をサポートにしようかな、と考えた時に浮かんだのがジュカイン+弱点保険アタッカーの並び。
新規習得の尻尾切りによってテラパゴスのサポートを出来るだけでなく、地均しによる弱点保険起動により強いポケモンを能動的に盤面に作ることでそのポケモンが実質この指止まれ状態となり、テラパゴスが積む隙が生まれる。これはタダでこの指要員を失うより遥かに強い動きで、上手く行けばそのまま2匹で制圧して行ける。
強いポケモンを強いポケモンでサポートする動きは、最悪どちらかを失っても残った方のエースを通しに行けば良いのでパーティパワーが高くなるのが好み。

ジュカを軸に相性の良さそうなサブエースとしてグロスカラマネロが入り、カラマネロのサポートとして最適なエルフも入り、それぞれのエースを守る潤滑油として元々使用感が良かったブーバーが入って構築が完成。


【コンボギミック一覧】

◾️ジュカグロス
①地均し+クリアボディ弱点保険
この指を無視してメタグロスの攻撃を上げつつ、相手の素早さのみを下げて攻撃出来る。テラパゴスのテラスシェルを地均しで剥がしつつ攻撃上昇ヘビーボンバーで1ターンキルを狙える。
本構築メインギミックの1つ。

◾️ジュカマネロ
②地均し+天邪鬼
味方のカラマネロは地均しで素早さが上がり、相手2匹は下がるので実質追風以上の素早さ操作となる。加速したカラマネロで上から馬鹿力やひっくり返すを撃つ動きが強力。

◾️ジュカパゴス
③地均し+クリアチャーム
ジュカインの隣に味方パゴスが来ても、クリアチャームのお陰で地均しで巻き込んだ際に素早さが下がらずに相手に先手を取りに行ける。

④尻尾切り+テラスシェル
ガチの最強コンボ。ジュカインの尻尾切りにより身代わりをバトンされたテラパゴスは、身代わりに対してテラスシェルが発動する。HP44の身代わりを半減技で壊さなければならず、生半可な攻撃では1発では割れない。
具体的には攻撃無振りガオガエンのフレドラ程度なら身代わりが耐えてくれるので、多くの相手を瞑想の起点にして行ける。
身代わり破壊後に本体が攻撃を被弾する際もテラスシェルが発動するので、突破に最低でも3発以上はかかる。瞑想を複数回積んでから攻撃しても良いし、テラクラスターで殴りに行っても良い。

◾️エルフパゴス
⑤追風嘘泣き+テラクラスター
上から高火力全体技で制圧するダブルバトル基本の動き。命中安定かつ威力も高めなので、最終局面にはこの動きへ移行出来るよう常に意識して試合を進めていた。

⑥甘える+瞑想
テラスシェルがなくとも、物理を腐らせて特殊相手に瞑想を積む動きも可能。

◾️エルフマネロ
⑦甘える嘘泣き+天邪鬼
悪戯心による補助技は味方の悪タイプには無効化されない為、優先度+1でカラマネロの火力を倍にしたり特殊耐久を倍にしたり出来る。加えて馬鹿力でも強化して行く為、数ターンでABDのランク上昇モリモリの化け物が誕生する。

◾️ブーバーパゴス
⑧この指+瞑想
この指止まれで相手の攻撃を吸い寄せている隙にテラパゴスの瞑想をガンガン積む。
ブーバーはやる気で眠らない為ドーブルモルフォンフシギバナに強いのが偉い。

代表的なものを挙げるだけでもこれだけのコンボが同居しているので、試合展開によって臨機応変に様々な勝ち筋を辿って行ける。


【個体紹介】

ジュカイン

特性:しんりょく
持ち物:おんみつマント
テラス:くさ
技:エナジーボール / じならし / がむしゃら / しっぽきり

●概要
サポートの軸。
新たに習得した尻尾切りが非常に強く、サポート性能の幅が拡がった。
この環境では素早さがかなり高い方で、ジュカインより遅いポケモンしかいないパーティもザラ。そうなれば先制地均しから上を取る盤面を作りやすい。

●技構成
エナジーボール
終盤に単体でやることがないと困るので一応入れたメインウェポン。特性新緑との相性も良く、C無振りながらイワオのパワフルエッジを耐えた後に返しの新緑エナボでワンパンした時は採用して良かったと思った。

・地均し
この指止まれを無視して味方メタグロスの弱点保険を起動する、相手の素早さを下げる、味方カラマネロの素早さを上げる、相手の襷やテラスシェルを潰す…と多岐に渡るサポートが可能な実質メインウェポン

・我武者羅
削り手段として優秀で、ステラテラパゴスのHPが高いのでゴッソリ削れる。
HPを能動的に減らす尻尾切りと相性が良く、HPがあれば尻尾切りで裏に繋ぎ、尻尾切りが出来ないくらい削れてしまったら我武者羅が強く使えるので隙がない構成となっている。

・尻尾切り
体力を半分削って裏に身代わりをバトンする技。新たに習得したが、使い手の中で最速を誇るので止めにくい。
尻尾切り自体は挑発で止まるのだが、エルフーン等を目の前にしたら地均しや我武者羅によるサポートをすれば良いだけなので実質挑発で止まらないというのがサポートしか脳がないポケモンと違った強み(メンハを持たなくても仕事が出来る)。
体力が減るデメリットを我武者羅威力向上、新緑発動のメリットへ変換出来るのが他の尻尾切り使いと異なる強み。

●持ち物
猫騙しで怯まないよう隠密マント。いつでもサポートが柔軟に出来る。
所持率が高いイメージがないせいか猫騙しを貰ってイージーウィンする試合もたまにあった。

エルフーン

特性:いたずらごころ
持ち物:メンタルハーブ
テラス:くさ
技:ムーンフォース / うそなき / あまえる / おいかぜ

●概要
ジュカインが無理そうな時に出すサブのサポート役。
追風で一方的に上を取り続けられると辛いので、張り合えるように。
1番の採用理由はカラマネロとの相性が良いから。

●技構成
ムーンフォース
メインウェポン。最低限削りに加われる。

・嘘泣き
カラマネロの特防アップ、テラパゴスの制圧力アップの両方に使えるのが強い補助技。
クリアチャーム所持率が通常ルールより高いので注意が必要(n敗)。

・甘える
カラマネロの攻撃アップ、相手の物理ポケモンの無力化の両方に使える。テラパゴスが瞑想を積む隙を生んだり、格闘タイプの攻撃を無理やり耐えたり出来る。

・追風
採用理由でもある素早さ操作。先発で瞑想を積んだテラパゴスと並べて後発から通して行くのが強い。

●持ち物
マントが余ってなかったので襷にするか迷ったが、耐久振りにしていたのでそんなに襷が発動しないだろうと踏んでメンタルハーブ。
ミラーで挑発やアンコールを解除する場面が複数あり、採用は正解。

テラパゴス

特性:テラスチェンジ
持ち物:クリアチャーム
テラス:ステラ
技:テラクラスター / だいちのちから / めいそう / まもる

●概要
この構築のエース。というかこのルールにおいて一強過ぎて採用しないと始まらないポケモン
一般枠しかいない、何なら制限ルールでいつもより弱いポケモン達が使われる環境の中に急に禁止伝説みたいな性能のポケモンが1匹放り込まれているのだから否が応でも環境の中心となる。

●持ち物
個人的には積みエースにしたいならクリアチャーム一択。
テラスシェルを複数回発動出来る残飯も強いが、マークが厳しく瞑想を積む上で受けたくない技(バークアウト、エレキネット、怪電波、凍える風、嘘泣き、捨て台詞etc)が多過ぎて、それら全てを構築段階でケアするのが不可能な為持ち物で対策するのがスマートだと判断。

メタグロス

特性:クリアボディ
持ち物:じゃくてんほけん
テラス:はがね
技:ヘビーボンバー / バレットパンチ / じだんだ / まもる

●概要
特性により威嚇無効、地均しによる素早さダウン無効でテラスなしで地面技で弱点保険を発動させられる、正に地均しを受ける為に存在しているかのようなエース。
普通の構築に入るチョッキグロスも強いが、火力を伸ばせるグロスも当然強い。

●技構成
・ヘビーボンバー
今回新規習得で話題となったメインウェポン。命中安定な上に高威力が出やすく、地均しヘビーボンバーでテラパゴスをワンパンする頼もしい姿には感動した。第四世代でコメットパンチを外しまくって「2度と使わん、スクラップにしてやる!」としばらく決別して以来メガメタグロス以外は信用していなかったが、今回で和解出来そうだ。

バレットパンチ
素早さが足りないメタグロスには嬉し過ぎる先制技。

・地団駄
鋼やガオガエンへの打点。猫騙しされると威力が倍増するのも強い。

・守る
弱点保険起動後はヘイトを集めやすいので、そこで隣をフリーに動かせる選択肢を持てる守るは必須。
相手の攻撃を吸い寄せつつ守ってノーダメージでターンを稼ぎ、隣が無償で尻尾切りや瞑想を積む動きはこの指止まれではあり得ない大きなアドバンテージを産む。

ブーバー

特性:やるき
持ち物:しんかのきせき
テラス:ほのお
技:かえんほうしゃ / クリアスモッグ / このゆびとまれ / ほえる

●概要
今回久し振りに(入手難易度や使用率を考えると実質初めて)この指止まれを習得したこの指サポート要員。
能力の上がったメタグロスカラマネロ、テラパゴス等のエースを守ることで勝ちに繋げたり、自らの犠牲と引き換えに瞑想や馬鹿力を積む隙を作る。
このルールでは奇跡的に数値が足りていて充分にサポートが行える他、この指止まれ以外の技も選択肢が非常に豊富で選び切れない程に優秀なポケモン
エレブー同様、これまで使ったことも考察したこともなかったが間違いなくポケモン対戦の歴史上初めてまともに環境入りし、確かに強いと思える使われ方をしていたのは衝撃的だった。今後も何か噛み合えば使えるかもしれない。

●技構成
・火炎放射
メインウェポン。当初熱風にするつもりだったが技マシンが勿体無いので初期技に。命中安定だし狙いたい方にダメージが伸びるのでこれで良かった。クリスモが無効なブリジュラスに対して結構ダメージを出せるので助かった場面も。

クリアスモッグ
当初はアシッドボムにするつもりだったが技マシンが(以下略)。
吠えるがあるのでそんな使わないと思いきやテラパゴスのテラスシェルを剥がしつつ瞑想を無力化出来るのは偉かったのと、挑発を受けても相手の積みを阻止出来るのも偉かった。

・この指止まれ
採用理由。単体攻撃しかない相手に有効で、テラパゴスの瞑想チャンスを増やせる。
相手にエルフーン(袋叩き)+ブリジュラスやゲッコウガ(水手裏剣)+ブリジュラス、マホイップ(デコレーション)のような味方殴り(サポート)コンボがいた場合は優先して投げて相手のコンボ始動を阻止する。

・吠える
相手の積み対策兼滅びパーティ対策。
味方に吠えてゴチルロックから抜け出させる動きと、ゴチルゼルが守るターンに吠えれば盤面からどかして2匹とも交代出来るようになる動きがあり、滅び選出をして来た相手のプランを崩壊させた。
他にも追風やトリルで上からテラクラスターを連打されてどうしようもない盤面になった時にテラパゴス等のエースをどかして盤面を解決する、という荒技も可能で案外使用機会は多かった。
エレブーは吠えるを覚えない為、ブーバーを使う大きなメリットの1つ。

カラマネロ

特性:あまのじゃく
持ち物:オボンのみ
テラス:あく
技:はたきおとす / ばかぢから / ひっくりかえす / トリックルーム

●概要
特性天邪鬼により全てのデバフ技に耐性があり、実質威嚇を餌に出来る物理アタッカー。
今回の構築では地均しによる素早さ上昇というトリッキーさも手に入れている他、相手目線でもコイツがいるだけで地均し弱点保険系統のコンボを狙うのを躊躇わせる効果もある。
こんなマイナーポケモン、ブルーベリープロローグで初めて対戦するわ!と思う人も多かったかと思うが、奇跡的にこの環境にはかなり刺さっていてキャラランクを作るならAにいてもおかしくないポケモンだった。
ちなみに私はアローラの頃にエルフマネロを愛用していたので他の人よりはこのポケモンのことを高く評価している。

●技構成
・叩き落とす
メインウェポン。アイテムをなくせる上にタイプ一致で威力97.5は破格。この技を失っていたらこのポケモンの評価はワンランク下がる、というぐらいには強い技。

・馬鹿力
実質こちらがメインウェポンなので格闘タイプのノリで使う。天邪鬼で使うだけで威力120なのに攻撃する度に火力と耐久が上がる壊れ技。環境トップのテラパゴスに対して抜群を突ける高威力技のいうのが噛み合いポイント。

・ひっくり返す
能力上昇を能力下降に変えられる。瞑想テラパゴス、持久力ブリジュラス、弱点保険系統へのカウンターとして採用。
この技自体は超強いが使い手が弱いので普段見かけることは滅多にない技だが、今回奇跡的にカラマネロが環境入りしていたので普通に強く使える場面が多発していて感動した。クリスモや黒い霧、吠えるなんて比べ物にならない程の全ての積みアタッカーへの最高のカウンター。

トリックルーム
追風パーティや自分より速いポケモン達への素早さ操作。
相手のガチトリパに出すことも結構あり、トリルされたらエルフで能力を上げまくってからトリルを返すことで相手を制圧出来るようになる。

●持ち物
能力上昇により場持ちを良くしたいポケモンなので、発動条件の緩さと回復量のバランスを考えてオボンの実。
コイツがオボンを持ってなければジュカインにオボンを回して2回尻尾切りをした上で新緑発動、という選択肢もあるが、実際1試合で2回も尻尾切りさせて貰えることは稀だし隠密マントの方が初動が安定するのでこちらにオボンを譲った。


【選出】

①基本選出
先発:ジュカインメタグロス
後発:テラパゴス+カラマネロ

ジュカイン以外全員がエースとなる最強選出。
初手に地均し弱点保険でメタグロスを暴れさせて、ジュカインの体力が残ってるなら尻尾切りからテラパゴスとグロスを並べに行く。
メタグロスが先に倒れた場合にもカラマネロと並べて地均しで加速させるか、尻尾切りでテラパゴスを降臨させつつカラマネロは馬鹿力で単騎で積みに行くかのプランに移行出来る。
能力が上がったメタグロスも身代わりの残った瞑想テラパゴスも馬鹿力を連打するカラマネロも1匹で勝ちに行けるポケモンなので、それらが同時に並ぶ盤面を常に作ることで強力な勝ち筋となる。


②対ドーブル、エルフジュラス等
先発:ブーバー+テラパゴス
後発:エルフーンカラマネロ

エースを眠らされると困るので、対ドーブルはやる気ブーバーで迎え撃つ。
初手ジュカグロスカラマネロで地均しからドーブル集中で処理を狙っても良いが、物理で処理を急ぐ動きは火焔の護りによる裏目が怖いのでブーバーが安定する。
味方殴り系にもこの指ブーバーが刺さる。
エレブーと異なりエルフーンに打点があるので、挑発を受けてしまった後もエルフの処理を狙ったりクリスモで隣の能力上昇を解除したり、火炎放射でブリジュラスを倒しに行ける。
この指瞑想からテラパゴスを強化して、ブーバーが倒れたらエルフ死に出しから追風or嘘泣きテラクラスターで相手を一掃する動きがシンプルながらめちゃくちゃ強力。


カラマネロ育成
先発:エルフーンカラマネロ
後発:ブーバー+テラパゴス
カラマネロが刺さっている場合の選出。初手が特殊なら味方嘘泣きから馬鹿力を積み、物理なら甘えるや追風馬鹿力で被ダメを抑えつつ能力を上げて行く。
対ガチトリパのような初動で火力を出しにくい相手に有効で、エースが出てくるまでにムキムキにしてしまえばエースの攻撃を悠々と耐えてトリルを返したり、叩き落とすでトリル役に多いエスパータイプを倒しに行ける。ポリ2入りのトリパは馬鹿力の餌なのでトラアタで変な追加効果を引かない限りはカモ。


【後語り】

・そもそも今回、色々忙しくて金曜朝8:59までにパーティの育成が終わらず、残念ながら参加出来なかったなぁ…と一度は諦めていた
・しかし何故か今大会だけは大会開始前までのエントリーではなく大会中もエントリーが可能であることが土曜夜に発覚したので、そこから急遽育成して参加した
・エントリーする時も真面目に全試合消化するかは微妙だったので、技マシンは全く使わずにケチったしテラスタイプもテラピースをケチってデフォルトのまま登録する体たらくだった(
・一応言い訳すると、テラパゴスのテラクラスターがテラスポケモンに抜群なせいで普段の環境と異なり耐性テラスが裏目になるパターンが多かったのと、どうせ99%の試合でテラパゴスにテラスを切るつもりだったので他のポケモンのテラスは変えなかった
・ちゃんとやるならブーバーは草、メタグロスは地面か炎耐性、エルフはゴースト、カラマネロは毒あたりが候補だったかなと思う。
・実際そういう緊急テラスを切れていれば拾えたかもしれない負け試合がちょっとあるので、最終的に1位争いに食い込むことまで予期して構築の細部まで徹底しなかったのは反省。
・普段真面目にランクマしたりネット大会潜る時はノートに判明情報と対戦ログを記録しつつやっているが、今回はノートもペンも持たずにラフに挑んでみた。
・結果的に楽に試合が出来たのと、構築が面白いのと、負けても失うものがない大会がひたすら楽しいお陰でスラスラ対戦出来た。
・今回の精神状態を予選でも再現出来たら良さそうなので、可能な部分は取り入れたい。


【最後に】

やっぱり私はインターネット大会が大好きです。
限られた環境で強そうな戦術やポケモンを考察するのも、それを披露する場としての大会での対戦も、考察の証をブログにこうして構築記事として残すのも、とてつもなく楽しくて好きな趣味なんだなぁと実感しました。
本来ならガチ勢目線では目前に迫ったWCS予選のレギュF考察に全てのリソースを割くべきなんですが、これはこれで普段使わないポケモンや戦術と遭遇して案外新たな発見があったりするので、それらが巡り巡って閃きに繋がったり結局自分の役に立つんですよね。
これからもポケモンの息抜きにポケモン、というヘンテコな趣味の楽しみ方でポケモン三昧して行きます。

来週は竜王戦ですね。頑張ります!
また竜王戦予選のインターネットの海でお会いしましょう👍

最後までお読み下さり、ありがとうございました!