ユウキのめざめるパワー(氷)

ポケモンバトル考察

ネオオーガ ~WCSレート シーズン12使用パーティ~

アローラ!ユウキです。
さて、今回はサンシリーズにて私が最初に使用したパーティを紹介します。
環境初期に高い勝率をマークし、瞬間レート1位も取ったネオラント入りです。
サンシリーズは珍しいポケモンが活躍する面白いルールだったので、記念に記録に残しておきます。
一応INC Novemberで使用したルナオーガの原型にもなっています。


【パーティ】
f:id:yuki_rotom:20190106183632p:plain

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ネオラント 臆病 おいかぜ こごえるかぜ みずびたし あまごい きあいのタスキ すいすい
カイオーガ 控え目 しおふき こんげんのはどう かみなり まもる しんぴのしずく あめふらし
カミツルギ 意地っ張り リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ みきり いのちのたま ビーストブースト
カプ・テテフ 控え目 サイコショック マジカルシャイン ムーンフォース きあいだま こだわりメガネ サイコメイカ
ルナアーラ 控え目 サイコショック シャドーレイ おいかぜ ほえる ぼうじんゴーグル ファントムガード
モロバレル 生意気 キノコのほうし いかりのこな クリアスモッグ おさきにどうぞ ウイのみ さいせいりょく


【実績】
・WCSレート シーズン12 最終R1868で36位
f:id:yuki_rotom:20181229011459p:plain


・本パーティを参考にしたCarson選手がMenphis Regionalにてベスト8


f:id:yuki_rotom:20181229011824j:plain




【コンセプト】
ネオラントのすばやさサポートからカイオーガの「しおふき」を上からドーン
②削れた相手をエサに〔ビーストブースト〕したり、「みずびたし」コンボでカミツルギ無双

初手ネオラントカイオーガ「通称:ネオオーガ」の並びで「おいかぜ」+「まもる」から、次ターン上からの「しおふき」を通して行くのがメインとなる動き。
この並びでは火力のないネオラントは放置されてカイオーガを優先して処理されることが多いため、「しおふき」でいい感じに削れた相手に対してカミツルギを死に出しし、ネオラントカミツルギの並びを作ることが比較的容易となる。
カイオーガの水技を耐えることが出来るキャラの大半にカミツルギが強く、「しおふき」の削り残しを〔ビーストブースト〕の起点にしてスイープする。隣のネオラントの「みずびたし」で草技を一貫させる動きも含めると、非常にカミツルギを通しやすい盤面を作れる。
禁止伝説のカイオーガを囮とし、真打ちは一般枠のカミツルギという贅沢なパーティになっている。


【概要】
●表エース・カイオーガの採用
まず、このルール最強のアタッカーであるカイオーガを採用することにした。
カイオーガ自身の強さは今更説明不要だと思うが、特にサンシリーズではゲンシグラードンがいないことで雨状態での水技を止めてくる相手がほとんどいないため、素の火力が高い上に半減でもかなりの削りを狙える点で非常に強力。
こだわりスカーフ』だとすばやさ操作を挟まずに攻撃に移りやすいのがメリットである反面、扱いが難しくなる(特にHPが減らされた場合に「しおふき」で拘っていて退かざるを得ない状況が弱い)ため、今回はすばやさ操作を絡めた「まもる」持ちの型で採用することにした。
その際、カイオーガの隣に置くすばやさ操作要員としてまず注目したのがネオラントである。
何故こんな対戦では見たこともないようなマイナーなキャラに目を付けたかは、以下に説明する。


ネオラントの採用理由
・特性〔すいすい〕と「おいかぜ」の組合せで、「ちょうはつ」等に邪魔されずに上から「おいかぜ」を通せる
・「こごえるかぜ」があるので「おいかぜ」合戦でも上を取り続けることが出来る
・「みずびたし」を習得可能
これら全ての要素を両立可能なのがネオラントのみであるため、今回採用に至った。特に見た目が好きとか名前が綺麗だからとかではなく、あくまで叶えたい要素を持っていたからという合理的理由である(筆者は変なキャラをパーティに採用することが多々あるが、毎回趣味で選んでいる訳ではない)。


●「みずびたし」コンボの攻撃範囲の広さ
ネオラントの個性とも言える「みずびたし」は、相手を水タイプにする技である。
この技を先に撃って相手を水タイプにしてから、すぐさま味方の草や電気技を弱点で叩き込むコンボがある。
このコンボの成立には味方の攻撃より先に「みずびたし」を撃つ必要があるが、〔すいすい〕発動中のネオラントのすばやさは157*2=314なので、基本的に誰と並んでも(最速『こだわりスカーフ』カプ・コケコでさえすばやさ300である)コンボをスムーズに狙える。
通常ポケモンバトルではタイプ相性の良さを駆使して、相手から飛んで来る攻撃技を交代で半減以下にして受けて切り返すという立ち回りが多用される。(例:草技や電気技で縛られたカイオーガを下げてガオガエンモロバレルを交代で出して凌いで、その隙に隣のキャラで相手を処理する等)
そこに刺さるのが「みずびたし」+草or電気技のコンボであり、どんなに縦の相性が良いサイクルに対しても無理やり攻撃技を一貫させられる。
特にサンシリーズはメガシンカやZ技が使えない以上、必然的に伝説枠の占めるウェイトが大きくなるため的を絞りやすく、集中攻撃が通った際に得られるアドバンテージも大きい。
カイオーガネオラントの並びでも「みずびたし」+「かみなり」が狙えるが、カイオーガは水技を連打するのが一番強いので、メインの「みずびたし」コンボ要員としてカミツルギを採用することにした。


●真エース・カミツルギの強さ
そもそもGSルールはカミツルギの攻撃範囲がかなり刺さっているルールであり、カイオーガグラードン、ゼルネアス等の使用率の高い伝説の弱点をタイプ一致で突くことが出来る点で、「みずびたし」コンボ抜きでも非常に優秀なキャラである。
ただでさえ攻撃範囲が広いカミツルギをエース運用する上で、タイプ相性を無視して相手を葬れる「みずびたし」+「リーフブレード」のコンボを組み込めば、特性〔ビーストブースト〕も相まって止まらなくなる。
カイオーガの水技を受けられる水や草、〔ちょすい〕〔よびみず〕〔かんそうはだ〕持ちにはカミツルギが非常に強く、逆に〔いかく〕を持ちカミツルギの天敵となるガオガエンカイオーガで倒せるので攻めの相性が良い並びである。
「しおふき」「こんげんのはどう」等の全体攻撃でゴリ押して削れた相手を後発のカミツルギの〔ビーストブースト〕の起点にして刈り取っていくビートダウンの動きも積極的に狙って行ける。
カイオーガとは縦の相性も良く、カイオーガに飛んで来る草や電気技を交代で受けたり、『こだわりスカーフ』で草や電気技を固定した相手を無視して隣を殴る等の立ち回りでタイプ相性が光る。


カプ・テテフの採用
「おいかぜ」からのビートダウン展開で邪魔な相手の「ねこだまし」対策としてカプ・テテフを採用。〔じょおうのいげん〕アマージョカイオーガとの相性は悪くないが、カミツルギと役割やタイプが被ってしまうため同時選出しにくく不採用。テテフであればアマージョと違って自身が場にいなくても先制技を封じられる(=捨て気味に出して倒されたとしても役割遂行になる)ので、立ち回りが楽になる。
何より単純にテテフ自身のパワーが伝説枠に劣らないレベルで高いため、「ねこだまし」持ちがいる多くのパーティに対して「ネオラントカイオーガカプ・テテフカミツルギ」という選出をしても火力不足を感じない点が優秀。


ルナアーラの採用
ここまでで伝説枠が余っていたので、ネオラント以外ですばやさ操作を任せられるルナアーラを採用。ゴーストタイプで「ねこだまし」が効かないためスムーズに展開出来る点、特性〔ファントムガード〕によりサポートなしでもほぼ行動出来る点が優秀。
またビートダウン構築の宿命である「相手のトリパがきつい」という点に関しても、「ねこだまし」無効、特性込での行動保証、そこそこの高火力、「ほえる」の存在により多くの場合で「トリックルーム」の展開を阻止出来る。


モロバレルの採用
最後に相手のトリパがまだきついのをある程度カバーし、カイオーガ等のエースアタッカーの行動補佐としても優秀な「いかりのこな」要員として便利なモロバレルを採用。当初ガオガエンを採用していたが、相手のゼルネアスに隙を見せると負ける試合が多かったので、よりゼルネアス入りに厚くするべくモロバレルにしたところ勝率が安定した。カミツルギと草タイプ被りだが、共通の弱点である炎技にはカイオーガの雨で耐性が付く上、そもそも運用するシーンや性能があまりに異なるため気になる場面はない。草タイプを多めに入れることで相手からの「キノコのほうし」を一貫しにくく出来るメリットも。



以上の流れで6匹が決定した。
では、以下に個別に解説する。


【個別解説】
ネオラントきあいのタスキ 〔すいすい〕
臆病CS
おいかぜ こごえるかぜ みずびたし あまごい


●技構成
・おいかぜ
カイオーガの補佐として重要なすばやさ操作技。「ちょうはつ」より上から通せるのが偉い。

・こごえるかぜ
「おいかぜ」ミラーの回答。微妙なダメージで味方の圏内に押し込む動きや〔ファントムガード〕を削るのにも便利。ゼルネアスの「ジオコントロール」に対して抗う術の1つにもなる。

・みずびたし
主にカミツルギのお膳立てのために採用。他にも相手のタイプ一致技の火力を下げて確定数をずらして味方を延命させたり、悪タイプに撃ってエスパー技を通したりと意外と用途は多い。

・あまごい
グラードン入りに対して初手で出せるパターンを増やすため採用。素で相手のグラードンを抜いているのもグッド。


●持ち物
耐久があまりないので『きあいのタスキ』。こんなキャラに伝説の攻撃回数を使うのは勿体ない!と思う人が多いためか、初手から集中攻撃で出落ちすることはほとんどなく、2ターン目以降もサポートを続けられる。


努力値配分
カミツルギとの行動順が大事なので最速。カミツルギのすばやさを抑えることで、雨が止んだ場合でも先に動けるようにした。(カイオーガを出さずにネオラントカミツルギの選出も可能となる)
耐久は『きあいのタスキ』に任せて残りは全て火力に回し、「こごえるかぜ」での削り性能を重視した。


カイオーガ@しんぴのしずく 〔あめふらし
控え目CS
しおふき こんげんのはどう かみなり まもる


●技構成
・しおふき
最大威力150の全体技。命中安定で雨補正もあり、全ての攻撃技の中でも屈指の破壊力。いかにこの技を先制で通せる場面を作るか、を意識して立ち回る。

こんげんのはどう
HPが削れた場合にも威力を確保出来る全体技。たまに外れるがそれを補って余りある威力がある。

・かみなり
水を半減する相手の水タイプに撃つ。たまにネオラントの「みずびたし」と併せて削れたナットレイモロバレル等を強襲する動きも。

・まもる
すばやさ操作を待つため必須。


●持ち物
水技の威力を高めつつ「まもる」を使いたいので『しんぴのしずく』。『いのちのたま』で「かみなり」の威力を高めると「みずびたし」と併せた際の縛り範囲拡大が狙えるとも考えたが、持ち物バレと反動による「しおふき」の威力低下が痛いこと、カミツルギに渡したいことから却下。


努力値配分
エースとしての活躍を見込んでいるのでまず火力は最大。すばやさも上からの展開を考えて準速。



カミツルギ@いのちのたま 〔ビーストブースト〕
意地っ張り 135-256-152-**-56-156
リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ みきり


●技構成
リーフブレード
タイプ一致のメインウェポン。「みずびたし」により驚異の一貫性に。急所に当たりやすく〔いかく〕を貰いやすいキャラとしてはお得な技。

・スマートホーン
第2のメインウェポン。威力は抑えめだがゼルネアスをワンパン可能である点やイベルタルモロバレル等に撃てることから採用。

せいなるつるぎ
優秀なサブウェポン。メイン2つを半減以下にするガオガエンナットレイがただのエサになる。

・みきり
エースであり失うべきではないタイミングがあるため採用。


●持ち物
火力UPにより縛り範囲に差が出るため、万遍なく強化出来る『いのちのたま』。当初は持ち物がバレにくい点や反動ダメージがない点を買って『たつじんのおび』だったが、性格を意地っ張りとして持ち物を『いのちのたま』とすることで倒せるようになるキャラが多かったのでこちらにした。実際持ち物がバレてもその頃には相手はだいたい倒せているし、先手で殲滅することで返しの攻撃をもらわないようにすれば反動ダメージも気にならないのでこれで問題はなかった。



努力値配分
・「スマートホーン」でHP振りゼルネアス88.3%で1発
・「リーフブレード」でHP振りグラードン確定1発
・「せいなるつるぎ」でHP振りガオガエン確定1発
 =A(-1)「リーフブレード」で水タイプになったHP振りガオガエン確定1発
・S最速ネオラント-1
まず縛り範囲を考えて最大まで火力を高め、非雨状態でのネオラントとの行動順の兼ね合いですばやさを少し落とした。
最速90族と同速となってしまったがあまり数はいないだろうと考えてこれで妥協。準速161のと156の間に抜けないと困るキャラもそこまでいないと判断。困る場面に遭遇したらすばやさ全振りにして、ネオラントは雨下で運用する立ち回りを心掛けるつもりだったが、そこまでなかった。


カプ・テテフ@こだわりメガネ 〔サイコメイカー〕
控え目 176-**-96-191-137-123
サイコショック マジカルシャイン ムーンフォース きあいだま


●採用理由
先制技「ねこだまし」で「おいかぜ」ターンを無駄にされたり「ふいうち」でカイオーガの「しおふき」の火力を下げられる動きを対策するため。



●技構成
サイコショック
ゼルネアスの「ジオコントロール」を意識してこちらを採用。

マジカルシャイン
相手全体を雑に削るのに適しており、カミツルギの〔ビーストブースト〕との相性も良い。

ムーンフォース
エスパー技は一貫していないので選びにくいが「マジカルシャイン」では不都合な場合(「ワイドガード」持ちやもう少し迅速に倒したい相手がいる場合)用の単体技。

きあいだま
ルナアーラとの並びでガオガエンを処理したい場合や、カイオーガとの並びでカミツルギが事故死した後のナットレイの処理として。あまり積極的に撃ちたくはないが、きつい状況を一気に打破出来る爆発力がある。



努力値配分
・PF「サイコショック」で176-111カイオーガ94.1%で1発
・A222グラードンの『いのちのたま』W「だんがいのつるぎ」79.7%耐え
・C222カイオーガの雨W「しおふき」76.2%耐え
・準速70族抜き
すばやさを最低限「おいかぜ」下で雨ルンパッパに先制出来るラインに留めて残りを耐久に回すことで多くの攻撃を耐えつつ動かせるようになる。初手でルナアーラと並べた場合や、フィールドのために交代出しした場合に高い耐久が活きる。


ルナアーラぼうじんゴーグル 〔ファントムガード〕
控え目CS
サイコショック シャドーレイ おいかぜ ほえる


●採用理由
ある程度の行動保証とすばやさ操作技を持ち、カイオーガ他の攻撃を通すのに適任であるため。単体性能も悪くなく、選出に組み込みやすい伝説枠として採用。「トリックルーム」にもある程度強い。


●技構成
サイコショック
ゼルネアス意識のメインウェポン。テテフとの同時選出で火力の増強も狙える。

シャドーレイ
通りのいいメインウェポン。威力が高い上に特性無視の追加効果もあり優秀。ドータクン等の「トリックルーム」要員の弱点を突ける。

・おいかぜ
すばやさ操作技。特性のお陰で撃ちやすく、ネオラントが倒れた頃に2回目の「おいかぜ」を後発から狙う動きも取りやすい。

・ほえる
きつめなゼルネアス、「トリックルーム」への対抗策。

●持ち物
ドーブルモロバレルフシギバナ等への耐性を高める『ぼうじんゴーグル』。「あくまのキッス」や他の状態異常にも対応可能な『ラムのみ』との選択だが、モロバレルに対しては『ウタンのみ』や〔さいせいりょく〕を考慮すると2回以上「キノコのほうし」を防ぎたい場面が発生すること、「いかりのこな」を無視して隣のゼルネアスやトリル始動要員に攻撃や「ほえる」を当てられることを評価して『ぼうじんゴーグル』とした。地味に霰や砂ダメージで〔ファントムガード〕が削れないという利点もある。


努力値配分
前のめりなパーティであり基本的に上からの制圧を狙うためCS。特性のお陰で耐久に振らずにある程度の行動保証が得られるのが強い。


モロバレル@ウイのみ 〔さいせいりょく〕
生意気 221-**-110-105-124-31
キノコのほうし いかりのこな クリアスモッグ おさきにどうぞ 


●採用理由
重めのトリパ、ゼルネアスへの対抗策として採用。当初ガオガエンで回しておりCarson選手もガオガエン入りを模倣したようだったが、対ゼルネアスの勝率が安定しなかったためモロバレルを採用した。


●技構成
・キノコのほうし
言わずと知れた最強サポート技。相手のトリルにタダ乗りして先手で撃てると非常に強力。コケコやレヒレのフィールドで妨害されるが、こちらのパーティにはテテフがいるので同時選出すれば相手に無効化されにくくなる。


・いかりのこな
すばやさ操作を決めるサポートをしたり、カイオーガカミツルギを相手の攻撃から守って行動回数を稼いだり。伝説戦では伝説枠1回の行動で取れるアドバンテージが多いため更に優秀さが光る技。


クリアスモッグ
ゼルネアス対策を銘打っている以上、必要と考えられる技。


・おさきにどうぞ
トリル対策としての性能を「キノコのほうし」に依存せず更に高められる技。


努力値配分
・A222グラードンの晴れ「ほのおのパンチ」確定耐え
・C201(+2)ゼルネアスの「ムーンフォース」+W「マジカルシャイン」2連最高乱数以外耐え
・S最遅
耐久に満遍なく振り、役割対象に対してなるべく行動回数を稼げるようにした。


●持ち物
特に持たせなければならないアイテムがなく、選出した際に一番行動回数が増えるピンチベリーとした。



【選出】
●基本選出1
先発:ネオラントカイオーガ
後発:カプ・テテフカミツルギ


相手に「ねこだまし」持ちがいる場合、PFを展開して防ぎつつ「おいかぜ」を通していきたいのでこの選出。
他にも〔いたずらごころ〕「ちょうはつ」持ちや「ふいうち」持ちがいる場合もこの選出で展開していく。
初手でネオラントが妨害される並びだった場合、テテフを投げつつ「おいかぜ」。テテフを倒されたらカミツルギカイオーガ死に出しから攻める。
ネオラント+テテフの並びで悪タイプに「みずびたし」+「サイコショック」を無理やり通せるのはオシャレポイント。


●基本選出2
先発:ネオラントカイオーガ
後発:ルナアーラカミツルギ


相手に先制技持ちがいなければこの選出が可能。最もパワーが出る選出。
「おいかぜ」を通してカイオーガはある程度削ったら退場。カミツルギで残りを一掃する。
タイプ相性が悪そうな相手にも「みずびたし」コンボで無理やり風穴を開ける。
2枚目の「おいかぜ」要員としてのルナアーラが優秀。



●対グラゼルネ
先発:ルナアーラカイオーガ
後発:モロバレルカミツルギ


雨を維持できるなら対ゼルネアスはネオラントの「こごえるかぜ」連打とカミツルギでどうにかなる場合が多いが、グラードンとセットだとネオラントの〔すいすい〕を奪われるので別選出。
ルナアーラの「ほえる」かモロバレルの「クリアスモッグ」でゼルネアスをどうにか妨害し、オーガツルギを通す。



【雑感】
・非常に前のめりなため試合展開が早くて楽
・基本選出がしっかりしていて楽
カミツルギが禁止伝説枠かというぐらい活躍する
・ある程度の先読みが必要となるが、きちんと扱えれば一方的に試合を決められる
・逆に言うと繊細な立ち回りが要求される場面もあり、ミスると立て直しにくい
ネオラントが放置されまくるのでうまく立ち回らないと最後にネオラントが残って悲しみに包まれる



* * *



かなりピーキーな構築でしたが使っていて楽しかったし、ある程度結果が出たので満足です。
真面目に使っていたとはいえ、ネオラントを信用しきることが出来ずINCには持ち込めませんでしたが、可能性はかなりあると思います。
それではここまで読んでいただき、ありがとうございました!
明日からいよいよムーンシリーズが始まりますね。頑張っていきましょう!