ユウキのめざめるパワー(氷)

ポケモンバトル考察

【剣盾シングル】レジェンドオブラウンド 幻ポケモン考察

こんばんは、ユウキです。
新たなインターネット大会「レジェンドオブラウンド」が発表されましたね。
普段使えない「幻のポケモン」が使える珍しいルールなので、剣盾のダイマックスあり環境におけるこれらのポケモンの評価・考察をしてみました。
良ければ参考にしてみて下さい。



【大会概要】
日程:9/10(金)9:00~9/13(月)8:59
ルール:シングルバトル ※伝説・幻のポケモンのみ使用可能
持ち時間:7分
試合時間:20分
試合数上限:1日15戦 計45戦



【幻キャラランク】

※ポケソルの画像一覧にビクティニがなかったので上には載せてないけどDランク

S マーシャドー 
A ボルケニオン マギアナ メルメタル 
B ジラーチ ゲノセクト ディアンシー
C ミュウ ケルディオ ザルード
D セレビィ ビクティニ ゼラオラ

S 禁止伝説込でもトップメタに食い込む
A 尖った性能で明確な強みがある
B ある程度の可能性を感じる
C ギリギリ採用の余地あり
D 使う理由を見つけるのが難しい



【個別評価】
■ミュウ 評価:C
タイプ:エスパー
種族値:100-100-100-100-100-100(計600)
特性:シンクロ

元祖幻のポケモン
全ての技マシン・技レコード・技教えで技を覚えられるため技構成の自由度が非常に高いのが特長。
今作から「りゅうのまい」習得により自身のアタッカー性能が上がった。「バトンタッチ」で引き継げる能力上昇のバリエーションも増えた。
初見で何をして来るか読めないのが最大の強み。



セレビィ 評価:D
タイプ:草・エスパー
種族値:100-100-100-100-100-100(計600)
特性:しぜんかいふく

弱点がかなり多い上に器用貧乏な種族値が足を引っ張り、強い運用をこれまで見たことがあまりない。
草タイプ自体は少ない上にカプ・ブルルカミツルギ、ザルードは物理なので特殊草を採用したい場合は候補になるか(シェイミは未解禁)。



ジラーチ 評価:B
タイプ:鋼・エスパー
種族値:100-100-100-100-100-100(計600)
特性:てんのめぐみ

タイプが非常に優秀。
特性により「アイアンヘッド」が60%怯みで撃てるのが強く、スカーフ型や「でんじは」を絡めた型が多い。素の火力はあまり高くなく、ダイマで怯みをケアされてしまうと強みを発揮出来ないのが惜しい。

専用技:はめつのねがい
威力140 命中100 鋼特殊
2ターン後に攻撃する。鋼版強化「みらいよち」。特殊型なら強いが、怯みが強力な物理型が主流となるだろう。



ビクティニ 評価:D
タイプ:炎・エスパー
種族値:100-100-100-100-100-100(計600)
特性:しょうりのほし

自分と味方の命中が1.1倍になるという微妙特性。一応「Vジェネレート」が必中になり「しねんのずつき」も命中99になる等の恩恵はある。
そこそこ高いHPで「いのちがけ」を覚えるため鉄砲玉としては優秀だが、それ以上の性能を見込むとなると荷が重い。

専用技:Vジェネレート
威力180 命中95 炎物理
攻撃後に防御、特防、素早さが1段階ずつ下がる。
破格の威力を持つがデメリットも大きく、素早さが下がるのが特に痛いため上から連打するのは難しい。

専用技2:かえんだん
威力100 命中100 炎特殊
30%で火傷状態にする。強化版「ふんえん」。特殊型なら採用の余地あり?



ケルディオ 評価:C
タイプ:水・格闘
種族値:91-72-90-129-90-108(計580)
特性:ふくつのこころ

特殊版水ウーラオス種族値は特殊テラキオン
インファイト」主体の物理格闘より技威力が低い点、特性や「ダイナックル」の恩恵を受けられない点が残念。
特殊アタッカーながら物理打点を持っているため実質両刀のようなイメージ。替えは効かない性能をしているため、どうしても特殊水格闘が使いたい場合は候補になるか。

専用技:しんぴのつるぎ
威力85 命中100 格闘特殊
相手の防御を使ってダメージを計算する。格闘版強化「サイコショック」。
これによりハピナスやラッキー等の特殊受けで止まらない特殊アタッカーとなれるのが強みだが、今回のルールでは極端にBDの開きがある受けポケモンがいないため活躍の機会は少ない。



ゲノセクト 評価:B
タイプ:鋼・虫
種族値:71-120-95-120-95-99(計600)
特性:ダウンロード

両刀アタッカー。特性により臨機応変に攻められ、高いACを両方活かしやすい。
ザシアンのメインウェポン2つへの耐性+「インファイト」「ワイルドボルト」等倍+「でんこうせっか」半減はかなり偉いポイント。早いハッサム
スカーフで中途半端な素早さを補いつつ一致「とんぼがえり」でサイクルに加わる動きが強いだろう。

専用技:テクノバスター
威力120 命中100 ノーマル特殊
持たせた「カセット」によりタイプが変わる。
選択肢は電気/炎/水/氷の4種。威力は高いものの持ち物固定になるデメリットが痛い。水技が欲しければ。



ディアンシー 評価:B
タイプ:岩・フェアリー
種族値:50-100-150-100-150-50(計600)
特性:クリアボディ

強化版メレシー。高耐久だがザシアンが使えるルールでの鋼4倍がかなり痛く、行動回数は思ったよりは稼げなさそう。
ステロや壁、トリルと「ミストバースト」による自主退場を絡めた起点作り役が出来るのは貴重。

専用技:ダイヤストーム
威力100 命中95 岩物理
攻撃後に50%で自分の防御が2段階上昇。
追加効果がかなり壊れている技。威力、命中も岩技の中ではトップクラスの安定感。「ボディプレス」も覚えるため高防御とB上昇をしっかり活かせる。



ボルケニオン 評価:A
タイプ:水・炎
種族値:80-110-120-130-90-70(計600)
特性:ちょすい

独特のタイプと特性の組合せで、面白い範囲を見られるのが特長。
カプ・レヒレの水技無効+フェアリー耐性やザシアンの「きょじゅうざん」1/4に「じゃれつく」半減、炎や氷1/4等が強み。種族値配分も含めて若干ヒードランっぽい雰囲気。
ダイストリームとダイバーンの噛み合いが致命的に悪いせいでダイマックス適正は低めなのが惜しい。どちらかに寄せた運用をすれば普通に強そう。

専用技:スチームバースト
威力110 命中95 水特殊
30%で火傷する強化版「ねっとう」。技性能としてはかなり壊れている部類で、物理全般に大きな負担を掛けられる。この技をどれだけ撃てるかが活躍の肝と言えるだろう。



マギアナ 評価:A
タイプ:鋼・フェアリー
種族値:60-95-115-130-115-65(計600)
特性:ソウルハート

クレッフィ、ザシアンと同じ超優秀なタイプと特性「ソウルハート」による全抜き性能が売り。
「ビーストブースト」「くろのいななき」と異なり、自分の攻撃でなくても相手が倒れれば発動するというのが面白いポイントで、「どくびし」等と組み合わせて耐久しながら相手が倒れるのを待つ戦術も可能。
補助技が非常に優秀で、「てっぺき」「めいそう」「ギアチェンジ」等の積み技に加え「バトンタッチ」「トリックルーム」と器用に動ける。

専用技:フルールカノン
威力130 命中90 フェアリー特殊
使用後に特攻が2段階下がる。「りゅうせいぐん」等のフェアリー版。



マーシャドー 評価:S
タイプ:ゴースト・格闘
種族値:90-125-80-90-90-125(計600)
特性:テクニシャン

本ルールの台風の目となるであろう幻ポケモン
ゴースト+格闘は攻撃範囲の相性補完に優れる。
無駄のない物理エースの種族値、特性「テクニシャン」+「かげうち」による対面性能の高さが特長。「でんこうせっか」無効も偉いポイント。
物理アタッカーとしては最高峰のダイマックス適正もあり、ダイホロウのBダウンやダイナックルのA上昇で突破力を増して行ける。

専用技:シャドースチール
威力90 命中100 ゴースト物理
相手の能力上昇を奪ってから攻撃。
この効果が非常に強く、ザシアンや白バドレックス、各種バフ技全般に強く出られる。



ゼラオラ 評価:D
タイプ:電気
種族値:88-112-75-102-80-143(計600)
特性:ちくでん

ポケモンユナイトで私が愛用しているポケモン
ドラパルト以上の速さを活かしたいが、自分より速い強力なキャラ(レジエレキ、フェローチェ、黒バドレックス、ザシアン)が多いのが難点。
両刀可能な種族値をしているが、火力は中途半端なので注意。レジエレキというライバルにどう差をつけるかが大きな課題となり、レジエレキにはない格闘打点を中心に頑張るしかないが、ランドロスグラードンで止まるのが残念。

専用技:プラズマフィスト
威力100 命中100 電気物理
そのターンに撃たれたノーマル技を電気技に変える。
特性「ちくでん」なので、先制出来れば実質ノーマル技無効の耐性を得られる。伝説戦でノーマル技を主力にするキャラがあまりいないのが残念。



■メルメタル 評価:A
タイプ:鋼
種族値:135-143-143-80-65-34(計600)
特性:てつのこぶし

重火力鈍足物理アタッカー。非常に高い物理耐久が特長。
専用技と特性が非常に強く、種族値配分も無駄が少なく数値の高さを実感しやすいポケモン
素早さの遅さをどう補うかがネックとなるものの、可能性はかなり感じる。

専用技:ダブルパンツァー
威力60 命中100 鋼物理
2回連続攻撃し、それぞれ30%の確率で怯ませる(実質51%怯み)。
素早さが非常に低いので「トリックルーム」下でないと怯み効果は狙いにくいものの、トゲキッスに迫る凶悪性能。
ダイマックスで怯みを無効化されるため怯み主体の戦術は通しにくいが、特性「てつのこぶし」補正が掛かるため単純に威力が高い(実質144)連続技として有用。



■ザルード 評価:C
タイプ:草・悪
種族値:105-120-105-70-95-105(計600)
特性:リーフガード

映画での活躍が記憶に新しい父ちゃん。
物理アタッカーとしては比較的無駄のない種族値で強そうだが、カミツルギのような爆発的な強さはない。全抜きは狙わず、スカーフ「とんぼがえり」と耐性等を駆使してサイクルに組み込むポケモンだろうか。
グラードンと組まない限りは特性がほぼ死んでるのが悲しいし、わざわざ組ませる程の性能でもない。

専用技:ジャングルヒール
自分と味方のHPが1/4回復、状態異常回復。
シングルではまず使わない技。



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今回は以上となります。最後までお読み頂きありがとうございました!
これまで開催された大会の中でも特にお祭り感が強くて楽しそうですね!
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ではまたノシ