以前公開したトリパ対策の記事で、初手のトリルを阻止する方法が多々あることを紹介しました。
今度はトリパ使用者側目線で、それらを掻い潜って何とかトリルを決めるための方法、いわば「トリパ対策の対策」をまとめます。
この記事を読む前に「トリル阻止ギミック」に関してまとめた以下の記事を読んで頂けると分かりやすいと思います。
【トリル阻止ギミック対策・目次】
初手「トリックルーム」を阻止する動きに対して、どうすれば「トリックルーム」を通せるかを考えた。
以下にその方法を列挙する。
また、今回も独自の基準により汎用性、成功率の★5段階評価をしている。紹介順は前回の「トリパ対策」での紹介順ベース。
- 【1】全体技連打の対策
- 【2】新特性〔すじがねいり〕〔スクリューおびれ〕の対策
- 【3】トリル返しの対策
- 【4】「ふういん」の対策
- 【5】「ねこだまし」+トリル役ワンパンの対策
- 【6】「ねこだまし」+トリル役へ「ちょうはつ」の対策
- 【7】「ねこだまし」+トリル役へ行動不能技
- 【8】この指役ワンパン+トリル役ワンパンの対策
- 【9】この指役ワンパン+トリル役へ「ちょうはつ」の対策
- 【10】この指役ワンパン+トリル役へ行動不能技
- 【11】キョダイマックス技の追加効果の対策
【1】全体技連打の対策
①高耐久トリル役
汎用性:★★★★★
成功率:★★★★☆
なるべく耐久が高いトリル要員を採用し、高火力な全体攻撃を重ねられても耐えきれるようにする。
「いわなだれ」連打からの怯みが一番怖いので、怯まない〔せいしんりょく〕トリル要員や岩半減のトリル要員には一定の価値があると言える。
超高耐久のため、高火力全体技によるゴリ押しで突破を許すことがまずない。
また耐久に余裕があるため、「いわなだれ」等で一度怯んでも次ターンも耐えられる可能性が他のキャラより高い。
■ヤレユータン 〔せいしんりょく〕
〔せいしんりょく〕で怯み無効な上に高耐久。
「さいはい」等のサポート性能もあり、この特性持ちの中では最も汎用性が高い。
■ドータクン 〔ふゆう〕
高耐久、岩半減、地面無効でバンドリ及び「いわなだれ」連打に強い。
バンドリの並びに「トリックルーム」を決めた後に「ボディプレス」で即座に自身で打点を持てる。
「ふぶき」等にも耐性があるが、炎弱点のため「ねっぷう」及び晴れパーティには注意。
初見で地面技は撃ちにくいことを逆手にとって、〔ふゆう〕ではなく〔たいねつ〕を採用するという手もある。
■デスバーン 〔さまようたましい〕
■ネンドール 〔ふゆう〕
高耐久、岩半減、地面無効でバンドリ及び「いわなだれ」連打に強い。
バンドリの並びに「トリックルーム」を決めた後に地面技や「ボディプレス」で即座に自身で打点を持てる。
■イエッサン♂ 〔せいしんりょく〕
〔せいしんりょく〕で怯み無効だが物理が低耐久なので全体技連打を耐えられない可能性が高いことに注意。
相手の攻撃を耐えて「トリックルーム」を貼るという考え方であれば、耐久も高く素早さも遅いヤレユータンで良い。
「ねこだまし」を覚えることを活かした並びや素早さを活かした運用であれば差別化可能。
②ねこだまし
汎用性:★★★★☆
成功率:★★★☆☆
二択の読みの成功率を経験則により多少上げられる可能性はあるが、それでも安定はしない。
一応相手がDMを切った中盤以降における「ねこだまし」は詰めに便利なので、技としての汎用性はそれなりに高い。
■ガオガエン 〔いかく/もうか〕
〔いかく〕による耐久サポートが優秀。「バークアウト」「すてゼリフ」でのデバフも可能で耐久寄りの種族値と相性が良い。
特に交代技の「すてゼリフ」「とんぼがえり」は味方エースのスムーズな降臨に役立つ。
また、耐久だけでなく自身の攻撃性能も高めのため、アタッカーになれなくもない。
■オーロンゲ 〔いたずらごころ/おみとおし〕
「ねこだまし」だけでなく先制「リフレクター」「ひかりのかべ」で耐久サポートも可能なため汎用性が高い。
自身の攻撃種族値も高いのでアタッカーとしての運用も可能。
補助技なしの場合は先の展開を見据えやすくなる〔おみとおし〕での運用もあり。
〔いかく〕による耐久サポートが優秀。「バークアウト」も可能で耐久寄りの種族値と相性が良い。
〔じしんかじょう〕なら思わぬ形で抜きエースになれる可能性も秘めている。
■イエッサン♀ 〔マイペース/シンクロ/サイコメイカー〕
唯一「ねこだまし」と「このゆびとまれ」の両立が可能なので場合によって使い分けることで安定感を上げられる。
この場合は自身の「ねこだまし」が相手に通らなくなると困るので〔サイコメイカー〕以外での採用が好ましい。
③ワイドガード
汎用性:★★★☆☆
成功率:★★☆☆☆
仮に相手が『こだわりスカーフ』等だったとしても今作からDMで拘り解除出来てしまうのも残念。
「このゆびとまれ」と両立可能なキャラが持てば究極の二択に持ち込めるが、残念ながら今回のガラル地方には存在しない。
■カポエラー 〔いかく/テクニシャン/ふくつのこころ〕
■ギルガルド 〔バトルスイッチ〕
60-140-50-140-50-60(ブレード)
耐久が高く簡単にやられない。「いわなだれ」「ふぶき」耐性も偉い。
攻撃性能も高いため攻めに転じても強い。
【2】新特性〔すじがねいり〕〔スクリューおびれ〕の対策
①高耐久トリル役
汎用性:★★★★★
成功率:★★★★☆
・A192カマスジョーの「Dアクアブレイク(130)」
・A192カマスジョーの「Dかみくだく(130)」
・A192カマスジョーの「インファイト(120)」
・A192カマスジョーの「Dどくづき(90)」
・A192カマスジョーの「Dドリルライナー(130)」
・A192カマスジョーの「Dサイコファング(130)」
・A192カマスジョーの「Dこおりのキバ(120)」
・A192カマスジョーの「Dとびはねる(130)」
・A192カマスジョーの「Dあばれる(140)」
・A161ジュラルドンの「Dげきりん(140)」
・A161ジュラルドンの「Dアイアンヘッド(130)」
・A161ジュラルドンの「Dストーンエッジ(130)」
・C189ジュラルドンの「Dりゅうせいぐん(140)」
・C189ジュラルドンの「てっていこうせん(140)」
・C189ジュラルドンの「Dかみなり(140)」
・C189ジュラルドンの「Dソーラービーム(140)」
・C189ジュラルドンの「Dあくのはどう(130)」
ただし、いくら耐久が高くてもジュラルドンの「ドラゴンテール」が命中すると「トリックルーム」は失敗することに注意。
特性〔おみとおし〕により得た情報で最適な立ち回りを選びやすい点も魅力。
自身が圧力が低いためローリスクで「ドラゴンテール」を選ばせてしまうのが弱み。
■ムシャーナ@オボンのみ 〔よちむ/シンクロ/テレパシー〕
・C189ジュラルドンの『いのちのたま』「Dあくのはどう(130)」確定耐え
・C189ジュラルドンの『こだわりメガネ』「てっていこうせん」確定耐え
サマヨールと異なりアイテム枠が空くため、全体攻撃含む複数回の攻撃連打に強い『オボンのみ』や半減実を持てるのが強み。
『ナモのみ』を持たせれば「てだすけ」+『いのちのたま』「Dあくのはどう(130)」もしっかり耐える。
特性〔よちむ〕の場合は相手の高火力技が見えるのでそれに応じた立ち回りを選択出来るのも強み。
・A192カマスジョーの「てだすけ」『いのちのたま』「Dかみくだく(130)」確定耐え@ナモのみ
・C189ジュラルドンの「てだすけ」『いのちのたま』「てっていこうせん(140)」確定耐え
・C189ジュラルドンの「てだすけ」『いのちのたま』「Dあくのはどう(130)」確定耐え@ナモのみ
特防に特化しても、想定しうる最大火力の「てだすけ」『こだわりメガネ』「てっていこうせん」は6/16でしか耐えられないことに注意。
サマヨールと比較すると瞬間的な防御力では劣る。
性 格:のんき(B↑S↓)
実数値:174-109-184-99-137-34
努力値:252-0-252-0-4-0
・A192カマスジョーの雨『いのちのたま』「Dアクアブレイク(130)」14/16耐え
・C189ジュラルドンの「てだすけ」『いのちのたま』「Dあくのはどう(130)」確定耐え@ナモのみ
・C189ジュラルドンの「てだすけ」『いのちのたま』「Dかみなり(140)」確定耐え
『ナモのみ』を持つことで「てだすけ」+『いのちのたま』「Dあくのはどう(130)」をしっかり耐えられ、安心感がある。
特殊耐久に振らずとも耐性だけで対ジュラルドン性能を確保出来ているので、防御特化にしてカマスジョーを意識。勿論、バンドリやドサイドン等を相手する際にも物理耐久が活きる場面は多い。
「ボディプレス」があるので防御に振ることの旨味があるのも嬉しい。
■ヤレユータン@ナモのみ 〔せいしんりょく/テレパシー/きょうせい〕
・A175カマスジョーの『いのちのたま』「Dアクアブレイク(130)」確定耐え
・C189ジュラルドンの「てだすけ」『いのちのたま』「てっていこうせん(140)」確定耐え
・C189ジュラルドンの「てだすけ」『いのちのたま』「Dあくのはどう(130)」確定耐え@ナモのみ
ムシャーナと同程度の特殊耐久を維持すると物理耐久は多少下がるが、カマスジョーはほとんどいないのでこの程度あれば充分。
バンギラス+ドリュウズの並びに対しても巻き込み「じしん」+『じゃくてんほけん』「いわなだれ」以外は問題なく動ける。
トリル始動成功後の動きも「さいはい」のお陰でムシャーナ以上にエースのサポートをしやすいため、かなりオススメ。
②ドラテ無効のトリル役
汎用性:★★☆☆☆
成功率:★★★★★
・フェアリータイプ ※ドラゴン無効
・〔きゅうばん〕 ※強制交代無効
のどちらかの要素を持ちつつ、ある程度耐久が高いキャラが求められる。
フェアリータイプは基本的に鋼弱点になるため『リリバのみ』も併せての採用となる。
ほぼジュラルドンピンポイントの型になり汎用性は落ちるが、成功率はかなり高くなる。
■フレフワン@リリバのみ 〔いやしのこころ/アロマベール〕
・C189ジュラルドンの「てだすけ」『こだわりメガネ』「てっていこうせん」確定耐え@リリバのみ@ひかりのかべ
特性〔アロマベール〕のお陰で「ちょうはつ」「アンコール」を無効化出来るので隣に置くサポートの選択肢が広がるのも強い。
隣に置くキャラ(「このゆびとまれ」イエッサン♀が適任)に「ひかりのかべ」を持たせれば「てだすけ」『こだわりメガネ』「てっていこうせん」まで対応可能になる。
■サーナイト@リリバのみ 〔シンクロ/トレース/テレパシー〕
・C189ジュラルドンの「てだすけ」『こだわりメガネ』「てっていこうせん」確定耐え@リリバのみ@ひかりのかべ
特攻が高めなのは自身がアタッカーになれて良いが、素早さが高めな点と物理耐久の低さが気になる。
〔テレパシー〕で味方の巻き込み攻撃を無効化したり、〔トレース〕で相手の強特性をコピーしたりと特性で個性を出して行きたい。
■ブリムオン@リリバのみ 〔マジックミラー〕
・C189ジュラルドンの『こだわりメガネ』「てっていこうせん」確定耐え@リリバのみ
・C189ジュラルドンの「てだすけ」『いのちのたま』「Dラスターカノン」2/16耐え@リリバのみ
・C189ジュラルドンの「てだすけ」『いのちのたま』「Dラスターカノン」確定耐え@リリバのみ@ひかりのかべ
・C189ジュラルドンの「てだすけ」『こだわりメガネ』「てっていこうせん」10/16耐え@リリバのみ@ひかりのかべ
耐久力は上2匹より劣るものの、特攻がサーナイトより高くアタッカー性能に期待出来る。
特性〔マジックミラー〕のお陰で「ちょうはつ」「アンコール」「ほえる」「ふきとばし」「ねむりごな」等の妨害技を軒並み無効化出来るので、隣に置くサポートの選択肢が広がるのも強い。
■ミミッキュ@リリバのみ 〔ばけのかわ〕
・〔ばけのかわ〕発動後C189ジュラルドンの『いのちのたま』「てっていこうせん」確定耐え@リリバのみ
・〔ばけのかわ〕発動後C189ジュラルドンの『こだわりメガネ』「てっていこうせん」4/16耐え@リリバのみ
特殊耐久4番目のフェアリー。特性のお陰で「てだすけ」込の攻撃は考慮しなくて良いのが利点。
エルフーンの「マジカルシャイン」+ジュラルドンの攻撃でも倒れないように『リリバのみ』を持たせた。これにより全体技+『こだわりメガネ』「てっていこうせん」以外には行動が許される。
物理耐久は若干心許ないが、カマスジョーがそもそもほとんど存在しない点や、カマスジョーより先に全体技を撃てるキャラが限られているため想定を甘めにしている。
ジュラルドンの「ドラゴンテール」無効に加え、素で「ねこだまし」無効も魅力。
〔いたずらごころ〕により優先度が+1された「トリックルーム」は「ほえる」「ふきとばし」と同優先度になり、同優先度の技同士を撃った場合は素早さの高い方から先に撃てるため、「ほえる」「ふきとばし」にも耐性を持っていると言える。
耐久力は低いため特化してもジュラルドンの攻撃を耐えるのは難しい。『きあいのタスキ』に頼るのが無難。
最大の魅力は「トリックルーム」所持率が低くまず読まれた行動をされにくいことと、「おいかぜ」も可能なので柔軟に動けること。
■カラマネロ@サイコシード 〔きゅうばん〕
・C189ジュラルドンの「てだすけ」『こだわりメガネ』「てっていこうせん」確定耐え
・C141エルフーンのW「マジカルシャイン」+C189ジュラルドンの『こだわりメガネ』「てっていこうせん」確定耐え
特殊耐久は特別高い訳ではないが、ジュラルドンから弱点を突かれないため半減木の実以外を持てるのが利点。
イエッサン♀と並べて足りていない特殊耐久を『サイコシード』で補えば、かなり完成度の高いジュラルドン対策になる。
物理耐久も先述のキャラの中で最も高いのも嬉しい。
悪タイプにより〔いたずらごころ〕の「ちょうはつ」「アンコール」等が無効になるのも偉い。
攻撃性能は〔きゅうばん〕の場合低いが、「さいみんじゅつ」や「うそなき」「ひっくりかえす」等の優秀な補助技を覚える。
③耐久サポート
汎用性:★★★★★
成功率:★★★★☆
「このゆびとまれ」を無視した大火力が来るのが分かっていれば、トリル要員の隣に置くキャラで予め相手の火力を削ぐorこちらの耐久を上げることで、耐える可能性を上げられる。
その結果耐久が高くないトリル要員でも「トリックルーム」が狙いやすくなったり、上記キャラが更に高い火力の攻撃まで耐えられるようになる。
「このゆびとまれ」要員以外を隣に置くと「ちょうはつ」や強い集中攻撃に対応しきれない可能性があることに注意。
様々な対面に対応するため、「このゆびとまれ」要員が壁技等を持つことが理想。
性 格:臆病(S↑A↓)
実数値:153-**-110-115-125-150
努力値:60-0-196-0-0-252
技構成:このゆびとまれ リフレクター ひかりのかべ マジカルフレイムetc
・S最速
ジュラルドンとは同速なことに注意。環境に存在する最速ジュラルドンの数を考えればかなりの確率で先手は取れるはずだが、同速負けで即構築が破綻しないように注意。
トリル役に臆病ジュラルドンの攻撃までは耐える耐久調整を施し、それが崩される控え目には先手で「ひかりのかべ」等を狙うという考え方が重要になる。
「ひかりのかべ」だけでなく特攻を下げる「マジカルフレイム」も覚えるため、場合によってはそちらも有効。「ひかりのかべ」と異なり重ね掛けが可能。
また特性〔サイコメイカー〕が非常に優秀で、ジュラルドンと同時採用されやすいエルフーンの〔いたずらごころ〕「ちょうはつ」を味方含め無効化出来るため、「このゆびとまれ」を撃たずに壁を選択しやすい。
「いやしのはどう」を持てば、ジュラルドンに自身を無視されて隣を殴られる展開にもある程度仕事が出来る。
■トゲキッス@リリバのみ 〔てんのめぐみ/はりきり/きょううん〕
性 格:臆病(S↑A↓)
実数値:191-**-116-141-136-145
努力値:244-0-4-4-4-252
技構成:このゆびとまれ リフレクター ひかりのかべ マジカルフレイムetc
数値を見比べれば分かる通り、耐久力がイエッサンよりもかなり高いのが売り。
一応「ひかりのかべ」だけでなく「マジカルフレイム」も覚える。
また〔てんのめぐみ〕「エアスラッシュ」による行動不能狙いも有効な場面が多いため素早さに振る利点は多い。
自身が強力なアタッカーにもなれる性能からジュラルドンに直接狙われる可能性もあるため、間接的にトリル要員を守れる。
これは単体性能が低くジュラルドンから放置されやすいイエッサン♀にはない利点。
■ウインディ@ウイのみ 〔いかく〕
性 格:臆病(S↑A↓)
実数値:197-**-100-120-101-161
努力値:252-0-0-0-4-252
技構成:ねっぷう おにび バークアウト ほえるetc
「このゆびとまれ」がないため隣に「うそなき」や集中攻撃を通す可能性があることに注意だが、95族以上の素早さを持つアタッカーを複数並べられないパーティに対しては無類のサポート性能を誇る。
地味に「ほえる」を覚える上に素早さが高いためジュラルドンの「ドラゴンテール」もケア可能。
性 格:陽気(S↑C↓)
実数値:185-187-80-**-86-154
努力値:0-252-0-0-4-252
技構成:10まんばりき アイアンヘッド いわなだれ つるぎのまいetc
地面技をDM技にすれば味方の特防を上げられるため、先手で耐久サポートが行える。
自身がジュラルドンから有効打を持たれない点も優秀。
「D10まんばりき」で非DMのHP振りジュラルドンは1発で倒せるため基本的に「ドラゴンテール」を撃たせない。
「Dアイアンヘッド」で物理方面の耐久サポートも可能。
『いのちのたま』を持ち性格を意地っ張りにすれば「D10まんばりき」で耐久無振りのDMジュラルドンを14/16で1発。
耐久無振りのDMカマスジョーも5/16で倒せるようになる等、〔すなかき〕を絡めた上からの制圧にシフトする戦術も強力。
ウインディ同様「このゆびとまれ」がないため自身より速いアタッカーの並びには注意が必要だが、〔すなかき〕でそれら高速アタッカーを縛れるようになるのが強み。
「トリックルーム」での運用を強く意識するなら『ルームサービス』も有効。非トリル状態ではジュラルドンへの先手を取りつつ、トリル下ではS102とまずまずの遅さに。
■オーロンゲ@ひかりのねんどorだっしゅつボタン 〔いたずらごころ〕
また「ねこだまし」が可能なので並びによってサポートの仕方を変えられる。
『だっしゅつボタン』は自身が攻撃された場合にスムーズにトリルエースを出せる上、「トリック」で押し付ける動きも可能。
「ちょうはつ」持ちに対しても先手での「ちょうはつ」で対応出来る。
専用技「ソウルクラッシュ」で特攻を下げることも出来、優秀な技が多過ぎて選び切れないくらい。
④おさきにどうぞ
汎用性:★★★☆☆
成功率:★★★★★
そこで有効なのが「おさきにどうぞ」+「トリックルーム」となる。
「おさきにどうぞ」自体は先手でのワンパン以外にも怯みや「ドラゴンテール」のケアになったり、トリル切れ後にエースを上から動かす手段にもなれるため非常に有用な技。習得キャラは少ないが、採用出来ると対応範囲がグッと拡がる。
性 格:臆病(S↑A↓)
実数値:191-**-116-141-136-145
努力値:244-0-4-4-4-252
技構成:このゆびとまれ おさきにどうぞ エアスラッシュ マジカルシャインetc
場合によって最適な補助技を選んで「トリックルーム」始動をサポートしたい。
中速だが、耐久が高いので『こだわりスカーフ』でなくとも上からやられにくいのが強み。
『こだわりスカーフ』の場合は最速ドラパルトも抜けるので充分な素早さ。
上からの「エアスラッシュ」も勝ち筋として強力。
唯一の欠点は「ねこだまし」で怯んでしまうため初手の「ねこだまし」持ちに対して仕事が出来ない点。
しかし自身がダイマックスする選択肢もあるため、「ねこだまし」は比較的撃たれにくい。
性 格:臆病(S↑A↓)
実数値:136-**-75-157-115-161
努力値:4-0-0-252-0-252
技構成:おさきにどうぞ サイコキネシス ハイパーボイス マジカルフレイム
アタッカーとしての性能もまずまずで、トリル切れ後のスイーパーとしての役割も持たせられる。
耐久は低いが、初手でトリルを決めた場合はさっさと倒れてくれた方が都合が良いので問題はない。
一応自身も「トリックルーム」を覚えるため、並びによってはそちらを警戒させることも可能。
⑤トリル役@きあいのタスキ
⑥悪戯まねっこ+Dトリル
汎用性:★☆☆☆☆
成功率:★★★☆☆
すると優先度+1で「トリックルーム」が始動出来る。この特殊なギミックは先手でトリル要員を倒そうとする動きや「ドラゴンテール」に対して有力な対策になる。
ただし、リオルの「まねっこ」「トリックルーム」はエルフーンの〔いたずらごころ〕+「ちょうはつ」で防がれてしまうことに注意。
レパルダスの場合は悪タイプにより〔いたずらごころ〕「ちょうはつ」自体は無効だが、行動順が「ダイウォール」→エルフーン「ちょうはつ」→レパルダス「まねっこ」となり失敗したエルフーンの「ちょうはつ」を「まねっこ」してしまうので、相手の並びに優先度+4~+1(「まねっこ」要員より速い場合のみ)の間に入る技を撃てるキャラがいる場合は注意。
+3 ねこだまし、ファストガード、ワイドガード、トリックガード
+2 サイドチェンジ、しんそく、フェイント、このゆびとまれ、いかりのこな、であいがしら
+1 先制技、いたずらごころ補助技(素早さがまねっこ役より高い場合のみ)
■リオル 〔いたずらごころ〕
以前覚えた「このゆびとまれ」は残念ながら没収されてしまったので「このゆびとまれ」+「トリックルーム」は選べないのに注意。
「いのちがけ」で自主退場したり、「バレットパンチ」で味方の『じゃくてんほけん』を発動させたり、天候を変えたりと意外と器用。
エルフーンに無力なのが残念だが一応「ファストガード」を覚えるため、「ちょうはつ」を掻い潜りエルフーンの処理を狙うことも出来なくはない。
「ねこだまし」を覚える上に素早さが高いため、リオル以上に初手で取れる選択肢が多い&コンボ失敗の可能性を潰せるのが魅力。
「うそなき」による安定した火力補助が可能。
自身が悪タイプで〔いたずらごころ〕「ちょうはつ」は無効なのでサポートの仕事を完遂しやすい。
⑦悪戯さきおくり
汎用性:★★★☆☆
成功率:★★★☆☆
これは「トリックルーム」よりも後に出来るので、トリルを止めてくる相手に「さきおくり」を当てれば「トリックルーム」が通るようになる。「ドラゴンテール」持ちのジュラルドンにも有効なのでトリル役をフェアリータイプ以外から選べるようになる。
更に「ねこだまし」を覚える上に「サイドチェンジ」で疑似的な「このゆびとまれ」要員にもなれるなど、非常に高いサポート性能を持つ。
自身が悪タイプで〔いたずらごころ〕「ちょうはつ」は無効なのでサポートの仕事を完遂しやすい。
素早さは遅いが自身は「ねこだまし」無効なのも偉い。
トリル切れや失敗した時にも「さきおくり」である程度の素早さサポートが可能なのもありがたい点。
⑧眠らせる
汎用性:★★★☆☆
成功率:★★☆☆☆
カマスジョーは非常に速いので厳しいが、「ドラゴンテール」は確定で後攻になるため「ドラゴンテール」によるトリル阻止の対策にはなる。相手のジュラルドンが素早さを削っていれば抜ける可能性もある。
ちなみに『こだわりスカーフ』を持っても最速カマスジョーは抜けない。
・S最速
S134以下のジュラルドンを抜いて上から「ねむりごな」を通せれば味方のトリル要員に攻撃が行くことはない。「ドラゴンテール」は確実に後攻になるので素早さに関わらず催眠で止められる。
ジュラルドンがS134以上に設定している場合は先に攻撃を通され、トリル始動失敗濃厚となるので注意。
ただトリル要員にジュラルドンが攻撃した場合、ダイサンダー以外なら「ねむりごな」が通り次ターンに確定で寝ているため、そこで取り返す動きは狙える。
逆に言えばバタフリーがいるとダイサンダーを選ばれやすいので、トリル要員は電気弱点以外にしておくことでトリルを通すか「ねむりごな」を通すかの二択を迫ることが出来る。〔ひらいしん〕持ちがいればダイサンダー自体を無効化して眠らせられるので、トリルエースのドサイドンを〔ひらいしん〕にするのも一興。
相手のジュラルドンの隣に「ちょうはつ」持ちが並ぶと「いかりのこな」を押さざるを得ないこと、エルフーンの「ちょうはつ」は「いかりのこな」では吸えないことに注意が必要。
【3】トリル返しの対策
①読み合いに勝つ
汎用性:★★★★★
成功率:★★☆☆☆
初手の「トリル読みトリル」は正直防ぐ手立てがほとんどなく、相手がそれをしてくる可能性があるなら、更にそれを読んでこちらは「トリックルーム」を選ばないという選択肢が最も有効。
②ちょうはつ(2ターン目以降)
汎用性:★★★★☆
成功率:★★★★☆
初手の「トリル読みトリル」の択を掻い潜り一度こちらが始動に成功した後のトリル返しであれば、タイミングは読めるので充分な対策となる。
■ヤレユータン 〔せいしんりょく/テレパシー/きょうせい〕
ゴーストタイプには〔かげふみ〕が無効な点に注意。
③ふういん
汎用性:★★☆☆☆
成功率:★★★★☆
一度こちらが始動に成功した後のトリル返しはこれで完封可能。ただし相手も「ふういん」所持だった場合は初手の素早さ勝負となり分が悪い。
④集中で倒しきる
汎用性:★★★★★
成功率:★★★★☆
ここで重要になるのは耐久が高い「トリックルーム」役を集中で倒し切れるだけの火力を出せる先発の並びにすること。初手のサポート性能の高さばかり気にしていると火力不足に陥るため、集中で倒しきれずにトリルを返されてしまうことに注意。
⑤エアスラッシュ怯み狙い
汎用性:★★★☆☆
成功率:★★★☆☆
【4】「ふういん」の対策
①悪戯まねっこ+Dトリル
汎用性:★☆☆☆☆
成功率:★★★★☆
②悪戯さきおくり
③ふういん役を早急に倒す
「ふういん」してくるキャラは初手で出てくる上に並びから察することは容易なので「ふういん」している隙に総攻撃を仕掛けて倒しに行く。うまく処理出来れば次ターンに「トリックルーム」が出来る。汎用性:★★★★★
成功率:★★★☆☆
④トリルしないで戦う
汎用性:★★★★★
成功率:★★★☆☆
トリル依存度が高過ぎると「ふういん」されただけで負けになってしまうが、ある程度非トリル下でも戦えるキャラで構成することでリスクを低減出来る。
また、「このゆびとまれ」要員のトゲキッスの「ダイジェット」で上から攻めるプランも用意しておくと柔軟に戦える。
【5】「ねこだまし」+トリル役ワンパンの対策
①この指イエッサン♀
〔サイコメイカー〕イエッサンで「このゆびとまれ」をすれば「ねこだまし」を受け付けず問題なくサポート出来るため「ねこだまし」絡みで崩そうという動きは全て無効化出来る。汎用性:★★★★★
成功率:★★★★★
②高耐久トリル役
1匹の攻撃でワンパンされなければ良いので、弱点がなるべく少なく、耐久が高いキャラを選べば大体は問題ない。汎用性:★★★★★
成功率:★★★★☆
③トリル役@きあいのタスキ
トリル役がワンパンされないようにするためには最も簡単で確実。耐久が高くなくてもトリル成功率を上げられる。汎用性:★★★★★
成功率:★★★★★
④トリル役@ばけのかわ
これもあらゆる攻撃を1回耐える点で『きあいのタスキ』同様で非常に信頼性がある。ただし〔かたやぶり〕にだけは注意が必要。汎用性:★★★★★
成功率:★★★★☆
【6】「ねこだまし」+トリル役へ「ちょうはつ」の対策
①この指イエッサン♀
汎用性:★★★★★
成功率:★★★★★
②トリル役@マジックミラー、アロマベール
「ちょうはつ」無効の特性持ちで「トリックルーム」をする。ちなみに同様に「ちょうはつ」無効の〔どんかん〕トリル役のヤドランは現在未解禁。汎用性:★★★★☆
成功率:★★★★★
〔マジックミラー〕〔アロマベール〕はその他「アンコール」等も無効化するので対応範囲が拡がり汎用性が高い。
■ブリムオン 〔マジックミラー〕
■フレフワン 〔アロマベール〕
③トリル役@メンタルハーブ
「ちょうはつ」を食らってもトリルを通したい場合は持たせるべきだが、使い手が減っていることや汎用性の低さが気になる。多くの試合で実質手ぶらになってしまうため、このためだけにアイテム枠を割くのはあまりオススメしない。汎用性:★☆☆☆☆
成功率:★★★★★
④トリル役@悪タイプ、サイコメイカー(対〔いたずらごころ〕「ちょうはつ」限定〕
⑤トリル役@ミラクルスキン
補助技全般を50%でかわす可能性がある〔ミラクルスキン〕であれば妨害を受けずに済むかもしれない。確率次第で安定しないため、敢えて採用することはなさそう。シンボラーは素早さが高いためトリル要員には基本不向き。汎用性:★★☆☆☆
成功率:★★★☆☆
【7】「ねこだまし」+トリル役へ行動不能技
①この指イエッサン♀
汎用性:★★★★★
成功率:★★★★★
●行動不能技が眠り技の場合
①トリル役@ラムのみ
持たせるだけなので対策が簡単な上、安定感は抜群。他の追加効果への保険にもなる。汎用性:★★★★☆
成功率:★★★★★
②トリル役@ふみん、やるき、マジックミラー
眠らない特性持ちのトリル役で催眠対策が可能。汎用性:★★☆☆☆
成功率:★★★★★
■パンプジン特大 〔ふみん〕
バタフリーの「いかりのこな」を無視して隣を攻撃出来る点も優秀。
素早さが100とかなり速い部類である点と、氷タイプなので弱点が多いのが不安。
③トリル役@草タイプ、ぼうじんゴーグル(「ねむりごな」「キノコのほうし」限定)
汎用性:★★☆☆☆
成功率:★★★☆☆
メジャーな催眠技が「ねむりごな」であることから、草タイプや『ぼうじんゴーグル』でもある程度の対策になり得る。ただし「さいみんじゅつ」には無力なので成功率100%ではないことに注意。
●行動不能技が怯み技の場合
①トリル役@せいしんりょく
汎用性:★★★☆☆
成功率:★★★★★
■ヤレユータン 〔せいしんりょく〕
■イエッサン♂ 〔せいしんりょく〕
【8】この指役ワンパン+トリル役ワンパンの対策
①この指役orトリル役@きあいのタスキ
②この指役orトリル役@半減木の実
【9】この指役ワンパン+トリル役へ「ちょうはつ」の対策
①この指役@きあいのタスキ
②この指役@半減木の実
③トリル役@メンタルハーブ
④トリル役@マジックミラー、どんかん、アロマベール
⑤トリル役@悪タイプ(対〔いたずらごころ〕「ちょうはつ」限定〕
【10】この指役ワンパン+トリル役へ行動不能技
①この指役@きあいのタスキ
②トリル役@ラムのみ
③トリル役@ふみん、やるき、マジックミラー
④トリル役@草タイプ、ぼうじんゴーグル(「ねむりごな」「キノコのほうし」限定)
⑤トリル役@せいしんりょく
【11】キョダイマックス技の追加効果の対策
①ラムのみ
汎用性:★★★★☆
成功率:★★★★★
持たせるだけなので対策が簡単な上、安定感は抜群。他の追加効果への保険にもなる。
②ミストフィールド
汎用性:★★★☆☆
成功率:★★★★★
フィールドを展開することで追加効果の発生そのものをなくす。状態異常全般を防げるので優秀。
他の特性である〔かがくへんかガス〕も有用で、選出段階では分かりにくいのは強み。
トリルサポートがどうしてもしたければ「おきみやげ」を採用したこだわりスカーフ型だろうか。
攻撃範囲自体は広い上に一致毒技をDM技で撃てば火力を上げられるので、トリパエースとしての運用もギリギリ可能なレベル。
③エレキフィールド
汎用性:★★☆☆☆
成功率:★★☆☆☆
■バチンウニ 〔エレキメイカー〕
自身がS15という超鈍足でACもそこそこ高くトリパアタッカーとしての資質があるので、マタドガスよりは採用した場合に活躍させやすい。
しかしながら防げるのは眠り状態だけなので、麻痺や凍結等でトリルを失敗する可能性が残ってしまう点は微妙。
④トリル役@ふみん、やるき
汎用性:★★★☆☆
成功率:★★☆☆☆
⑤スイートベール
汎用性:★★★☆☆
成功率:★★☆☆☆
⑥トリル役@性別不明
汎用性:★★★☆☆
成功率:★☆☆☆☆
キョダイイーブイが環境にほぼ存在しないので無視しても問題ないが、性別不明のトリル役を選ぶメリットの1つとして頭の片隅に置いておく。