ユウキのめざめるパワー(氷)

ポケモンバトル考察

ルギアルンパ

最近使っているお気に入りの構築です。
大阪の関西研究会オフ・名古屋の苺オフ・関東のあんぐらオフを通してここ最近のオフでは全部このパーティを使用していました。


どのポケモンもすぐには倒されず、何度でもHPを回復して粘り強く戦えるのが好きなところですね。
しかし試合時間が長くなることが多いので、時間制限のある総当たり戦向けではないと最近思いました(



【パーティ詳細】
■ルギア@ラムの実
臆病 212-88-151-111-175-178
電磁波 エアロブラスト リフレクター 羽休め


■ルンパッパ@オボンの実 <すいすい>
穏やか 176-81-91-111-148-118
猫だまし 草結び 宿り木の種 守る


カイオーガ@こだわりメガネ
臆病 175-108-110-202-161-156
潮吹き 濁流 冷凍B 雷


メタグロス@カゴ
意地っ張り 185-182-150-99-134-90
コメットパンチ バレットパンチ アームハンマー 眠る



【パーティ解説】
ルギアを軸にした耐久重視のパーティ。
基本的に後ろのオーガが抜けない相手に優先的に電磁波を撒くのがルギアの仕事です。
オーガが一撃では倒せないポケモンにルギアやルンパッパが強いので、前2匹でオーガの苦手なポケを潰したり削ってから、最後にオーガで一掃するという流れを組めるのが強み。


素早さ振りのポケモンが多いですが、トリパに対してもパーティ全体の耐久力の高さからある程度時間を稼ぐことが可能なので、トリックルームが切れるまで粘って戦うことが出来ます。


ただしルギアがスカーフトリックや挑発により妨害されてサポートが十分に出来なかったり、急所などの事故で早々にいなくなってしまうと小回りが利かずパーティが崩壊してしまう恐れがあるので注意。
逆に言えばルギアさえ機能してくれればだいたいの場合戦況をこちらの有利なように操作してから戦えるので、よほど相性が悪い相手ではない限りはほとんどのパーティ相手に五分以上の戦いを展開できるのがルギアを使ったパーティの最大の長所です。


でもルギアのミラーは実際面倒(



【個別解説】
■ルギア
パーティのサポート役であり耐久の要。

>技構成
電磁波により後続のポケモンが抜けないポケモンの素早さを操作しつつ、相手の行動に制限をかけていきます。
リフレクターを張ることで物理相手には素の特殊耐久以上の硬さを誇り、さらに隣のポケモンの物理耐久も補うことが出来るので壁は優秀な補助技です。
特にルンパッパがその恩恵を受けやすく、薄い物理耐久を補助してもらうことで場持ちが格段に上がり、宿り木の種も生きてきます。
攻撃技はエアロブラスト1つですが、格闘に迅速にダメージを与えられるのと、ルンパッパやユキノオーなどのカイオーガの天敵に抜群が取れるのが高評価です。一致高火力なので普通に殴ることだけを考えてもPPにさえ気を付ければ強いです。
羽休めはあるとなしでは実質の耐久力に圧倒的に差があるので必須に近いかと。守るがなくても小手先の攻撃集中ではなかなか落ちません。


努力値配分
努力値は何も考えずに最速、残りHPなど耐久に全て。
素早さが最速でないとせっかくの110族という利点を活かすことが出来ません。
クレセリアと違って相手のポケモンに挑発や神秘をされる前に電磁波を撒くことが出来たり、羽休めを先手ですることで雷や吹雪などの弱点攻撃のダメージを抑えつつ粘れるのがルギアの利点でしょう。
というわけで、これがルギアを使用する場合は基本の努力値配分となると思います。



■ルンパッパ
猫だまし要員も兼ねて先発。

>技構成
猫だましにより先発でルギアの補助をするだけでなく、トリパに対して何度か交替で出して時間を稼いでもらいます。
メインウェポンは草結び。暇になったらすぐ宿り木の種を連打してゾンビモードに入ります。
守るはパーティでこいつしか持っていませんが、色々と様子を見たり宿り木回復やトリルのターン稼ぎなど色々と用途があるのでこのパーティでは必須。


努力値配分
素早さはすいすい発動で最速スカーフオーガ抜きで、残りはHPと特防を中心に。
残飯を持たせることも考慮してHPを16の倍数に。

宿り木+守るがあることで一度HPを削られてもじわじわと回復することが出来、ルギアの電磁波+リフレクターのサポートを受けることでさらに相手に出来るポケモンの幅が広がります。
相手のカイオーガを倒すまでは温存したいので、爆発などには常に気を付けながら立ち回りたいところ。



カイオーガ
アタッカー。火力の要。

>技構成
潮吹き、雷はほぼ確定。残りは好みによってハイドロか濁流から1つ、吹雪か冷凍から1つが眼鏡オーガの基本でしょう。
今回はユキノオーが同居しないパーティなので吹雪は安定しないので冷凍Bを採用。
ハイドロもグロスに苦手意識があるならいい技ですが、個人的にはHPが減ったときも2体攻撃を繰り出したいので濁流。


努力値配分
努力値は何もひねらずCSぶっぱ。
火力と素早さを最大限まで引き延ばした素直な形です。

先発2匹である程度土俵を整えてからタイミングを見計らって降臨させ、一気にたたみかけます。
持ち物はスカーフでもいいですが、素早さの操作をルギアに任せることで先手で動ける状況をきちんと作ってあげて眼鏡の火力で大暴れさせるのが強力。
ただパーティ全体の火力・突破力をこいつに頼っている部分があるので、状態異常をくらってしまったり急所に被弾したりして機能停止にならないように後出しする際は慎重にしたいところ。



メタグロス
相性補完。先制技・対トリパ要員。

>技構成
ギラティナやルギアに対して押せないとこいつがいる意味がないのでコメットは必須。
アムハンも同様にディアルガに当てたいので必須。
爆発は今回のパーティでは守るがルンパッパにしかなく、使えるタイミングが限られ過ぎているので入れず。
カイオーガで倒しきれなかったポケモンや襷の処理に便利な先制技バレット。
残りは守るでもよかったんですが、相手のユキノオーバンギラスなどに交替で出していくことが多く、さらに仕事をする前に倒れてしまっては困るので場持ち重視で眠る。これによりカゴの実が催眠対策以外にも生きてきます。
鬼火ギラティナなどにも抵抗出来るので眠るの使い勝手は悪くないです。グロスに持たせた役割が多いのでその負担を考えてもこいつには長持ちしてもらいたいところ。


努力値配分
耐久は控え目カイオーガの雨潮吹き耐えで、残り攻撃。
このパーティのコンセプト上、出来るだけ攻撃を上げています。

物理アタッカーがいないといくら宿り木があっても瞑想ルギアやギラティナが面倒なので、物理アタッカーは必要だと思います。
さらにトリパに対して抵抗が薄いので、ルームが切れるまでの時間稼ぎにも頑張ってもらいます。
また、カイオーガの苦手なユキノオーへの役割も。



【改善点】
ノオーミュウツーに対して安全に勝てない点。
初手の相性が悪いのでどうしても後手にならなければならず、その分吹雪の被弾階数も増え事故率が上がってしまうのが危険ですね。


後発にバンギラスを入れている人もいるようですが、そうすると安定した先制技がパーティからなくなるのと相手のメタグロスが面倒になってくるのが少し心配ですかね。
先発にルンパッパを入れているので特性を発動させるためにもカイオーガは入れたいところだと思っていましたが、耐久重視のルンパッパだし電磁波があれば先手は取れるのでそこまでこだわる必要もないのかも。
でも攻撃の相性面ではカイオーガはかなり便利なポケモンなので、残りを誰にするかがカギとなりそうです。