ユウキのめざめるパワー(氷)

ポケモンバトル考察

〜バシャーモ軸ラティハッサム改〜 はあちゃんオフ・rouオフ・第17回シングル厨オフ使用パーティ

非常に遅くなりましたが、以下の3つのオフで連続して使用したパーティの紹介。


・はあちゃんオフ@8/14
結果:優勝(予選4-0で1位通過→決勝Tで2連勝)


・rouオフ@8/21
結果:ベスト8(予選5-2で2位通過→決勝T初戦敗退)


・第17回シングル厨オフ@9/3
結果:予選落ち(予選5-7)


下に行くにつれ成績が下がってる・・・w
環境に合わなくなってきたとでも言い訳しておきましょうか(


このパーティ紹介が終わったら3つのオフの対戦レポも書きたいと思います。
記事が完成し次第、上の各オフ名のところにリンク貼る予定。



【使用パーティ】
  

種族名 性格 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
バシャーモ 寂しがり フレアドライブ 飛び膝蹴り めざめるパワー 守る 命の球 加速
ラティオス 臆病 流星群 サイコショック 波乗り 草結び 拘りメガネ 浮遊
ハッサム  意地っ張り バレットパンチ とんぼ返り 剣の舞 羽休め オボンの実 テクニシャン
カイリュー 意地っ張り 逆鱗 地震 炎のパンチ 神速 拘り鉢巻 マルチスケイル
ロトム水  穏やか ハイドロポンプ ボルトチェンジ 電磁波 眠る カゴの実 浮遊
グライオン 腕白 地震 とんぼ返り ステルスロック 羽休め ヤチェの実 砂隠れ

【パーティ解説】
以前使用していたバシャーモ軸ラティハッサムの改良版。
詳しい解説は改良前のパーティ紹介記事↓
http://d.hatena.ne.jp/yuki_rotom/20110626/1309375356
でがっつり行っているので、今回は主に変更点についてのみ触れて行く。


バシャーモ+ラティハッサムカイリューの組み合わせは本当に相性が素晴らしく、色々な相手と戦えていた。
ロトムはここまでで若干厳しい雨パに対して必要なので、残りの1枠でいかにして催眠対策を固め、少しだるいバンギラスにも強くするかを悩んでいた。


そこで今回採用したのがグライオンである。
催眠ポケの筆頭であるキノガッサに強く、バンギラスにも有利と、条件にぴったりなのは色々考えた結果こいつぐらいだった。


以下、個別解説。



【個別解説】
バシャーモ@命の珠 <加速>
寂しがり 155-179-81-145-90-127
フレアドライブ 飛び膝蹴り めざめるパワー 守る


・珠フレドラで187-151メタグロス確定
・珠フレドラで183-86ウルガモス確定
・珠フレドラで167-92ボルトロス確定(167-98は81.3%)
・珠フレドラで156-101ラティオス確定2発


・珠飛び膝で150-115キングドラ最低乱数以外1発
・珠飛び膝で156-111ラティアス超高乱数2発


・珠めざ氷で191-106ガブリアス確定
・珠めざ氷で182-96グライオン確定
・珠めざ氷で202-101ボーマンダ確定


・加速1回でS190 最速120属(189)抜き
・加速2回でS254 最速スカーフガブリアス抜き
・加速3回でS317 最速92属×2(316)抜き抜き


前回から変更なし。
技構成も配分も文句はないが、カイリューの神速、ハッサムバレットパンチ等物理技の被弾回数が多かったため、寂しがりよりもやんちゃが欲しくなった(



ラティオス@拘りメガネ
臆病 155-**-100-182-131-178
流星群 サイコショック 波乗り 草結び


・CSぶっぱ


前回から変更なし。
トリックが欲しい場面(受けループを相手にした場合)があったので、トリック入りの個体でも良かったかもしれない。
だが基本殴り切るこの構築では攻撃範囲を広げたことの恩恵は大きい。
総当たりのオフでは受けループは基本的に数が少ないので、他の一般的な構築を多く見られる型の方が総合的には勝てると判断して問題はなかったはず。



ハッサム@オボン <テクニシャン>
意地っ張り 177-166-122-**-130-86
バレットパンチ とんぼ返り 剣の舞 羽休め


・A204カイリュー 鉢巻逆鱗 オボン込みで2発耐え(低→高乱数でオボン不発で突破される可能性あり)
・A182ガブリアス 鉢巻逆鱗 オボン未考慮で最高乱数以外2発耐え
・A181テラキオン 鉢巻インファイト 最高乱数以外耐え
・C182ラティオス メガネ10万(波乗り) オボン未考慮で超高乱数2発耐え
・C182ラティオス メガネ雷 オボン込みで超高乱数2発耐え


前回から変更なし。
オッカがないせいでめざ炎ラティに対して後出し出来なかったりバンギに焼かれるのが少し動かしにくかった。
また、ガブリアスカイリューの鉢巻き逆鱗に対してはオボンがあれば2発耐えることが出来るのだが、最後にタイマンになると突破を許してしまう試合があった。オボンは耐久が1回だけ実質的に上がるので非常に強いアイテムではあるが、物理耐久を上げて拘り逆鱗を2発耐える調整にし、オボンの代わりにオッカを持たせて安心感を上げるというのも悪くはないかもしれない。
ハッサムミラーやカバのあくびを想定し素早さをあえて下げたハッサムもいるが、最後にハッサム同士が残ったり、試合の流れでカイリューバシャーモハッサムのバレパン圏内まで消耗してしまった場合、最悪こちらのハッサム剣舞から相手のハッサムを突破する手段を残すために素早さは下げないでおいた。



カイリュー@拘り鉢巻 <マルチスケイル>
意地っ張り 179-204-121-**-121-114
逆鱗 地震 炎のパンチ 神速


・鉢巻逆鱗で157-132ロトム確定
・鉢巻逆鱗で207-183スイクン残飯込み確定2発
・鉢巻逆鱗で297-121ソーナンスオボン込み乱数2発
・鉢巻逆鱗で191-145奇跡ポリゴン2確定2発
・鉢巻逆鱗で187-166メタグロスまで確定3発


・鉢巻地震で183-132バンギラス高乱数1発
・鉢巻地震で177-130ハッサム確定2発


・鉢巻炎のパンチで172-211エアームド高乱数2発
・鉢巻炎のパンチで174-174ドータクン確定2発
・鉢巻炎のパンチで181-201ナットレイ高乱数1発


・鉢巻神速で156-101ラティオス確定2発
・鉢巻神速で186-99以下のボルトロストルネロス確定2発
・鉢巻神速で192-97以下のウルガモス確定2発
・鉢巻神速で151-116キングドラ確定2発
・鉢巻神速で168-111以下のラティアス確定2発


・A182ガブリアス 鉢巻逆鱗 最高乱数以外耐え 
・C181ラティオス 珠流星群 高乱数耐え
・C178ボーマンダ 珠流星群 最高乱数以外耐え
・C162ラティアス メガネ流星群 高乱数耐え
・C161キングドラ メガネ流星群 高乱数耐え


・S補正なし最速バンギ+1=最速ラッキー+2


前回から変更なし。
カイリューミラーが多く発生するようになったためASの個体も持っておきたいと思ったこともあったが、基本的にはこの程度の耐久があった方が雨パに選出したりも出来て汎用性は高い。
初手でカイリュー同士が対面するのが一番厄介。どの場面でもミラーを想定すれば素早さは高ければ高いほど立ち回りで優位に立てると思う。攻撃を削ってSに回すのもなしではないかもしれない。



ロトム水@カゴ
穏やか 157-**-140-125-161-106
ハイドロポンプ ボルトチェンジ 電磁波 眠る


・A205ドリュウズ 剣舞1回の珠岩雪崩+ステロ+砂ダメージ1回 確定耐え
・A182ガブリアス 鉢巻き逆鱗 確定耐え
・A189バシャーモ 珠飛び膝蹴り 確定耐え
・C182ラティオス 眼鏡流星群 最高乱数以外耐え
・C161キングドラ 珠竜の波動 超高乱数2発耐え


前回から変更なし。
図太いにして鬼火を持たせカイリューを始めとする対物理性能を上げたロトムも増えたが、このパーティでは雨パのキングドラを見られるように特殊耐久を上げ電磁波を入れたロトムではないとならない。
それに何より鬼火は命中100じゃないが電磁波は100と安心感が違う(



グライオン@ヤチェの実
腕白 182-116-183-**-96-125
地震 とんぼ返り ステルスロック 羽休め


・A181テラキオン 剣舞珠エッジ 確定耐え(ジュエルは50%耐え)
・A194ヘラクロス 鉢巻きストーンエッジ 2発耐え
・A200ガブリアス 剣舞逆鱗 確定耐え
・A204バンギラス 鉢巻き噛み砕く 2発耐え
・A218オノノクス 竜舞ジュエル逆鱗 確定耐え
・C182ラティオス 流星群 確定耐え


・S最速バンギラス抜き


唯一の変更点。
以前火炎ランクルスだった枠に入ったポケモン
催眠対策になる・バンギに強いという2つの条件を満たすポケモンがあまりいなく、その中でもさらに味方のサポートを出来るキャラとしてこいつが浮かんだ。
ステルスロックによる決定力補佐や、とんぼ返りでエースの降臨機会を増やすなど、パーティとマッチしている要素は多々ある。


当初は催眠対策として毒毒玉を持たせたポイヒグライオンだったが、あまりに他のポケモンと噛み合わないため選出してもうまく回らなかった。
みがまも戦法は特に単独でのコンボになりがちで、このパーティではロトムの電磁波くらいしか相性がいい技もないので、味方との連携が取りやすい今の型に落ち着いた。
ステルスロックも羽休めもポイズンヒールとの両立が不可能なので、必然的に特性は「砂隠れ」となり、そうなると毒毒玉を持たせることも出来ず、不意の氷技に対応出来る「ヤチェの実」になった。
ヤチェを持つことでめざ氷を持ったバシャーモや冷凍Bを持ったバンギラスにも勝てるようになるし、砂隠れも相手の砂パに対して選出した際は強力な特性なので悪くはない。
相手のバンギがスカーフだった場合はタイマンで負けてしまうが、その場合氷技で拘ったバンギに対してハッサムロトムバシャーモを後出しもしくは死に出しが出来るので問題ない。それ以外ならだいたいのバンギラスには有利である。


また、見せ合いの画面ではこいつはだいたい身代わり・守る@毒毒玉のいわゆる「無限グライオン」を相手に想定させることが出来るので、存在だけでキノガッサ等のポケモンの選出をためらわせる効果がある。
実際は毒毒玉じゃないので「ハッタリ」にしか過ぎないが、こういうのも立派な戦術だろう(
ガッサを選出されたとしても、あえて素早さを最速バンギ抜き程度に抑えることでだいたいのガッサよりも遅く行動が出来るので、最悪眠らされて起きたターンに後攻とんぼで身代わりを壊す(乱数だが)→ラティオス降臨などで対処する択もある。ハッサムでもこれは出来るが、結局一度もこの流れはやらなかったw


味方のサポートを意識するあまり地震ととんぼ返りしか攻撃技がないため、逆に本来グライオンが勝てるor役割を持てる相手に対して選出が出来ないパターンが非常に多かった。
ギロチンがあればローブシンナットレイ、氷の牙があればカイリューガブリアスなどにも十分勝てるキャラなだけにこれは惜しかったかもしれない。



【選出回数】
3つのオフ合計26試合での個別選出回数。

種族名 選出回数
バシャーモ  ■■■▲▲▲▲▲◆◆◆◆           3+5+4=12
ラティオス  ■■▲▲▲▲▲▲◆◆◆◆◆◆◆◆◆      2+6+9=17
ハッサム   ■■■■▲▲▲▲▲▲◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  4+6+11=21
カイリュー  ■■■■■■▲▲▲◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆    6+3+10=19
ロトム水   ■■▲▲◆                  2+2+1=5
グライオン  ■▲▲◆                   1+2+1=4

■:はあちゃんオフ(6試合)
▲:rouオフ(8試合)
◆:第17回シングル厨オフ(12試合)


第16回シングル厨の際と同様に圧倒的にハッサムの選出回数が多い。
やはりハッサムはこのパーティの影の功労者であり軸として欠かせない存在である。
次点でカイリューマルスケ込みでのタイマン性能から、選出のしやすさはピカイチ。
ラティオスも選出回数が多かった。ハッサムと組ませることで一番その性能が光るポケモンであり、シングル環境のトップを常に走り続けるこの強さはいつまで経っても色褪せないと実感した。
バシャーモもこの3匹に比べて劣りはしたが、十分選出出来ていると思う。12回の選出中、3タテを2回したという快挙(
ロトムグライオンについては残念ながら非常に少なくなっており、シングル6→3じゃなくて4→3をしていたかのような選出率であるwまぁこの4匹がそれだけ完成された組み合わせであることの象徴にもなっているが、もう少し6匹を満遍なく使うパーティが理想だとは思う。



【改善点】
グライオンが結果的にほとんど選出出来ていなかったので、もっと適任なポケモンがいないかは今後の永遠の課題である。結果はある程度出せた構築だが、結論パとするにはまだ完成度が個人的には満足出来ていない。最後の1匹にもっとしっくり来るやつがいれば・・・!
ロトムに関しても回数自体は少なかったが、こいつは選出しても腐ることはなかった。しかしグライオンは残念なことに選出しても全然活躍させられなかった(


シングル厨で負け越してしまい少し限界を感じたので、現在はこのパーティは解体して新しいパーティを使っている。
好きなポケモンの組み合わさったこのパーティは本当に大好きだったし、優勝という結果を残せたのは本当に嬉しかった。
ただ、シングルバトルの環境は常に動いているため、いつまでも同じパーティで勝てる程甘くはないのも事実である。今までのパーティの中ではかなり息が長い方だったとはいえ、もう最初に使ってから2ヶ月ちょっとが経った。
まぁこの構築が現環境で完全に通用しなくなったわけではないが、微粒オフで使用した新パーティはなかなかの感触だったので、今はそちらの方を改良して行きたいと思っている。


バシャーモ入り構築をしばらく前から試行錯誤して、最終的にラティハッサムカイリュー(+水ロトム)と組み合わせることに辿り着いたのは正解だったと思う。
自分の影響があったかは分からないが使用者も結構増えていたし、実際にオフ等のKPを見ても一時の環境のトップを飾った組み合わせだと認識している。
今後また機会があれば、新しくアレンジしたバシャーモ入り構築を形にしたいと思う。