26にシングル厨オフに参加してきました。
結果は予選ブロック12戦中8勝4敗と悪くなかったんですが順位はビーンさんと同率2位で、直接対決で負けていたので3位となりギリ予選落ちでした。
今回は久々に調子よくて上がれるかな?って思っただけに残念!><
詳しい結果(順位・KP等)は主催のトルンのブログを参照。
とりあえず先にパーティ解説だけ書いたので紹介。
予選全試合の対戦レポは後程執筆します。
あと、今回からアイコンと表を導入して見やすくするように心がけてみましたw
種族名 | 性格 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
バシャーモ | 寂しがり | フレアドライブ | 飛び膝蹴り | めざめるパワー | 守る | 命の球 | 加速 |
ラティオス | 臆病 | 流星群 | サイコショック | 波乗り | 草結び | 拘りメガネ | 浮遊 |
ハッサム | 意地っ張り | バレットパンチ | とんぼ返り | 剣の舞 | 羽休め | オボンの実 | テクニシャン |
カイリュー | 意地っ張り | 逆鱗 | 地震 | 炎のパンチ | 神速 | 拘り鉢巻 | マルチスケイル |
ロトム水 | 穏やか | ハイドロポンプ | ボルトチェンジ | 電磁波 | 眠る | カゴの実 | 浮遊 |
ランクルス | 図太い | サイコショック | 瞑想 | トリック | 自己再生 | 火炎玉 | マジックガード |
【パーティ解説】
加速バシャーモを活躍させたくて組んだパーティ。
以下はこの6匹の採用理由について。
バシャーモ入りを組む際にまず気を付けたいことは
・ブルンゲル
・ギャラドス
・ヤドラン
・スイクン
などの堅い水タイプの突破手段の確保。
攻撃範囲の広いバシャーモとはいえ、1発もしくは2発でも倒せない上に弱点を突いてくる水はやはり天敵。
シャドークローやストーンエッジ等で頑張れなくはないが、交代読みで1回当てたりしないと突破が厳しく対面では絶対勝てない相手なので、控えに水に強いキャラが欲しい。
というわけで、今回その枠に入ったのはラティオス。
上記の耐久水タイプへの交代出しがそれなりに安定な上、さらにそこを攻めの起点に出来るのでバシャーモとの相性は良好。
また、ラティオスを受けにくるであろうメタグロス・ハッサム・ナットレイ・バンギラス・ポリゴン2等に軒並みバシャーモが圧力をかけてくれるので攻撃面でも補完が成り立っている。
他にラティオスとの相性が非常にいいポケモンといえば、やはりハッサムが挙げられる。
ラティハッサムの強さはHGSSの頃のパーティ解説等で散々語った気がするのでこちらを参照していただきたい↓
ラティハッサム構築解説記事その1:第12回シングル厨オフ使用パーティ
ラティハッサム構築解説記事その2:第13回シングル厨オフ使用パーティ
以前は自分が使うラティハッサムといえばアスハッサムの組み合わせが非常に多かったが、今回は火力を重視したいためオスとなった。
バシャーモと一緒に使う以上、なるべく少ない攻撃回数で相手を押し切れる方がいいと判断してのことである。
勿論パーティによってはアスの方が有用となるパターンも多々ある(今回優勝したライトのパーティみたいに受け出し回数が多くなる構築等)ので、そこは構築との相談。
何も考えずに単にラティとの相性の良さからハッサムを採用したわけではなく、ハッサムは後に述べるカイリューや、今回の軸であるバシャーモとも相性がかなりいい。
パーティのほぼ全員とシナジーがあるハッサムは、立ち回りの際に非常に重要なポジションとなる裏の司令塔である。
基本的に相手のドラゴン技等を受ける役割と、後攻とんぼ返りで味方のエースの無償降臨機会を増やすのがこいつの仕事であるのは昔から変わらず。
ラティオス、バシャーモ、カイリューの3匹のエースアタッカーを全力でサポートする。
鉢巻カイリューについては、採用のきっかけとなり配分等を参考にさせてもらったコバルトのブログも参照して欲しい↓
鉢巻カイリュー入り構築解説記事
鉢巻カイリューの神速のダメージ量目安
鉢巻カイリューとバシャーモも結構相性がいい。
単に高火力ドラゴン+炎格闘という攻撃範囲がほとんど受け不可能なのもあるが、お互いの性質上どちらかが死ぬまで相手を削り続けた後もう一方がその残りを一掃する、という流れを組みやすい。
カイリューの鉢巻神速は特に削り性能だけでなく終盤の抜き性能が優秀で、神速の優先度が今作から+2に強化されたお陰で、素早さにかかわらず相手の氷の礫やバレットパンチ等の優先度+1の技より先に出せるのが便利。
さらに+2という優先度は相手の悪戯心での+1の補助技よりも先に出せる点がおいしく、ボルトロスの電磁波やトルネロス・エルフーンの追い風等を潰せるのは味方のバシャーモにとって非常にありがたい。
さて、ここまででまだ気になるのは水タイプにまだ弱めなこと、相手の雨パが少しきつそうなこと、パルシェンがちょっときついこと。
この穴を埋めるために採用したのが水ロトムである。
耐久水タイプへの繰り出しがラティオスより容易で、さらにボルトチェンジを使ってハッサムと同様に味方エースの無償降臨サポートも出来る。
雨パへの解答になっているかはまだ怪しいが、電磁波を入れることで誤魔化しの手段とした。
最後の枠にはバンギラスやカバドリュがまだ重いということでガブリアスが入っていた。
電磁波や電気技を無効にする地面枠はこの構築にも是非欲しかったので適任だったが、催眠対策が皆無なのが気になった(唯一カゴを持っているロトムがあくびカバ等には強いがガッサやフシギバナに弱い)のでオフ当日の朝にランクルスに変更した。
催眠対策を切ってガッサやバナに複数催眠されてフルボッコにされるのは個人的にすごく嫌だったので、その対策として最上位にいると思う火炎玉ランクルスを久しぶりに採用した。
ガブリアスのまま催眠対策することも考えたが、普通のガブに寝言を単刺しする気も起きなかった上にスカーフガブの寝言ではガッサやバナの対策にはなり得ず、さらに一番自然に催眠対策が出来る鉢巻ガブに寝言を仕込むというパターンはカイリューに鉢巻が渡ってしまっているので出来なかった。
よってガブリアスそのものを変えてしまう結果になった。
調整試合等ではずっとガブリアスだったのでガブが抜けたことで困る場面を想定したが、火炎玉ランクルスであればバンギやカバドリュにうまく火炎玉を押し付けることが出来れば多少は誤魔化せるだろうと少し甘えてみた。
実際はそんなにうまくぶつけたいやつにトリックが決まることはないので、次回までにこの枠は練っておきたい。
パーティの6匹の採用理由はこんな感じである。
全体で見てみると、ラティオス・カイリュー・バシャーモをエースとしてハッサム・ロトムでサポート、最後のランクルスで穴をさらに補完という形になっている。
ガンガン攻めるアタッカー3匹+耐久ポケ3匹という構成は結構好きだが今回もその形になった。
また、すごくどうでもいいが個人的にビジュアルが好きなポケモン6匹で組めたので見ていて楽しい(
次に個別に技構成・配分等の解説を行う。
【個別解説】
■バシャーモ@命の珠 <加速>
寂しがり 155-179-81-145-90-127
フレアドライブ 飛び膝蹴り めざめるパワー 守る
・珠フレドラで187-151メタグロス確定
・珠フレドラで183-86ウルガモス確定
・珠フレドラで167-92ボルトロス確定(167-98は81.3%)
・珠フレドラで156-101ラティオス確定2発
・珠飛び膝で150-115キングドラ最低乱数以外1発
・珠飛び膝で156-111ラティアス超高乱数2発
・珠めざ氷で191-106ガブリアス確定
・珠めざ氷で182-96グライオン確定
・珠めざ氷で202-101ボーマンダ確定
・加速1回でS190 最速120族(189)抜き
・加速2回でS254 最速スカーフガブリアス抜き
・加速3回でS317 最速92族×2(316)抜き抜き
今回のパーティのエース。
高火力なメインウェポン2つの攻撃範囲に加え、加速で相手を圧倒。
生半可な耐久のポケモンは1発で落ちる珠飛び膝蹴り・命中安定のフレドラ。
どちらのメインウェポンも120超えの威力でA120の種族値+珠から繰り出される指数の高さが売り。
半減でも2発受からないポケモンは多く、ラティオス程度なら加速があれば交代で出てきても返り討ちである。
今までは鈍足であるがゆえにその攻撃力の高さ・範囲の広さを活かし切れずにゴウカザルの劣化となっていたが、夢特性の加速を手に入れたことですっかりメジャーに。
先制技やトリックルームなどの対処法がないと基本的に加速の脅威から逃れることは出来ず、パーティ全体の耐久力が薄い場合壊滅的な被害は避けられない。
持たせるアイテムはよほどのことがない限りは命の珠がベストだろう。
火力増強アイテムの中でも攻撃範囲の広さを活かして小回りを利かせるためには珠一択と言ってもいい。
加速のために守るも使いたいし、一貫性を保つタイプというよりは打ち分けて全部殴るタイプなので拘り系は使いにくいだろう。
珠反動で短命になるのが気になるが、達人の帯では半減でも数値の高さでゴリ押しできるという強みがなくなってしまう。
技構成に関してはメイン2つ+守るはほぼ確定で入る。
守るを切る型もなくはないが、その場合は単体での運用が難しくなるので味方でのサポートが必須。
守るを切って入れる技としてはシャドクロ・エッジ等サブウェポンを増やして対応範囲を広げるか、剣舞を入れてさらに爆発力を高めるかだろう。
これはあくびや追い風等のサポートがないと少し難しいので、今回は単体でも活躍が見込める守るを入れた。
守るを入れることで、うまく加速が決まれば砂下のドリュウズや雨下のキングドラをも先手で縛り返すことが出来る。
サブウェポンには今回はめざめるパワー氷を採用。
被りポイントの高いガブリアスを1発で沈められる可能性が上がる他にも通常だと少し不利なボーマンダ・グライオンまで狩れるのはおいしい。
めざ氷を採用する=2刀でCにそれなりに努力値を持って行かれる ということで少しだけAが低くなってしまうが、それでもたいていのウルガモスやキングドラは1発で沈む程度は確保出来たので問題ない。
性格に関してはめざパや特殊技を採用しない場合は意地っ張りか陽気でいいが、今回は2刀なので耐久ダウンの性格で。
寂しがり・やんちゃ・せっかち・無邪気の選択肢があるが今回は寂しがりである。
先制技の被ダメを見るかユキノオー等への後出しを見るかは個人の考えにもよると思うが、ぶっちゃけハイリンク乱数は性格が狙えないので候補の中で最初に出たやつで妥協していいと思う(
自分の場合は先制技はどうせ礫かバレットばっかで半減出来るので、ノオーの吹雪やボルトロス等の10万を考えて寂しがり希望で粘っていたら一致した最初の個体がまさに寂しがりだったので即セーブした。
素早さ上昇性格については、メリットは以下の通り。
・素の状態で素早さ上昇でないキングドラ・ドリュウズを抜ける=2回加速で天候下のこいつらを抜ける
・素の状態で最速ガッサが抜ける=対面で守る読み身代わりを決められるかどうかの2択を避けられる
・素の状態で最速パルシェンが抜ける=2回加速でからをやぶったパルシェンを抜ける
これらを気にしないのであれば素早さ上昇よりも攻撃上昇性格を選びたい。
こいつの火力はかなり重要で、相手を1発で倒せるか倒せないかは生命線となってくる。
なるべく相手を倒せる確率を上げるために攻撃力は高い方がいいだろう。素早さは加速の回数を重ねればいずれ誰でも抜けるようになるし。
試合での運用としては、積極的に3タテを狙ってもらうために出すのは終盤が多い。
相手のポケモンを全員バシャーモの圏内に入れておき、最後に無双体勢を築くパターンが鉄板である。
役割を持てる相手はハッサムやユキノオー等。それ以外には基本的に後出しは難しい。
メタグロスやウルガモスレベルですら半減でも攻撃を被弾してしまうと痛いので、なるべくこいつは無償で出してあげたい。
フレアドライブの反動や珠ダメージも相まってすごく短命なので、交代際に余計なダメージを負うとせっかく刺さっていてもHPが足りずに相手を倒し切る前にこちらが削りきれてしまう。
実は繊細なポケモンであるのでHP管理には特に気を付けるべきだ。
■ラティオス@拘りメガネ
臆病 155-**-100-182-131-178
流星群 サイコショック 波乗り 草結び
・CSぶっぱ
バシャーモを受けにくる水タイプを起点にする第2のエース。
メガネ流星群の圧倒的火力は今更説明不要。
素早さも高水準な上に半減も多いので交代出しから切り返しが出来るのが魅力。
配分は特に触れるところなしのCS。
アイテムはメガネのほかにも珠やスカーフ等が候補となるが、珠は今回バシャーモに取られているのでメガネ。
単に一番火力が出るし、打ち分けが出来ずとも半減だろうとメガネ流星のダメージが入れば他の攻撃圏内まで削ることは十分に可能なので思考停止でも強い。
技構成は流星群は確定として残りはお好みで。
もう1つの一致技であり物理耐久で計算されるサイコショックは個人的に欲しい。
ハピや瞑想スイクンライコウ、ウルガモス等に入る上にエスパー技として毒や格闘への遂行にもなる。
流星と違い連打出来るウェポンとしても有用だが、一貫性を保ちやすいという点では竜の波動も強い。
サブウェポンとしては鋼にも通る上に割と一貫しやすい波乗り(ヒードランにも通るのが優秀)と、水タイプへのダメージ速度を上げたいので草結びにした。
10万ボルトも鋼に通りやすく水にも通るので優秀だが、水の後ろに地面タイプやバンギがいると厄介なのでそこでも一貫性を保てる草結びにした。
トリックの採用は今回は見送り。
ラティアスならまだしも、ラティオスの場合はトリックして受け機能を停止させるよりも殴って負荷を与えて回復を強要させた隙に別エースを出すという戦法の方が向いていると思う。
■ハッサム@オボン <テクニシャン>
意地っ張り 177-166-122-**-130-86
バレットパンチ とんぼ返り 剣の舞 羽休め
・A204カイリュー 鉢巻逆鱗 オボン込みで2発耐え(低→高乱数でオボン不発で突破される可能性あり)
・A182ガブリアス 鉢巻逆鱗 オボン未考慮で最高乱数以外2発耐え
・A181テラキオン 鉢巻インファイト 最高乱数以外耐え
・C182ラティオス メガネ10万(波乗り) オボン未考慮で超高乱数2発耐え
・C182ラティオス メガネ雷 オボン込みで超高乱数2発耐え
起点作りの伝道師。
グロスやラティ、逆鱗中のガブなどへ当てて、後攻とんぼで安全に味方のエースを無償降臨させるのが役目。
さらに場合によっては自身も剣舞により抜きエースになれる。
配分は流用個体だがこれだけの特殊耐久があれば困ることはそこまでない。
今回はドラゴンを受けられるのがこいつしかいないのにいつも以上にドラゴン技を誘う構築だったので負担が大きく、オボンを持たせた。
オボンを持たせることで受けに出せる回数は増える=とんぼの回数が増える=エースの攻撃回数が増やせる ということで、かなり貢献してくれた。
普段はオッカでの使用が多いが、オッカを外したことでバンギラス等の大文字にびくびくしながら使わなければならず安定感は落ちた。
技構成はとんぼバレパン羽休めまでは耐久ハッサムのテンプレで、残りの枠は個人的には毒と剣舞の2択。
毒にするとブルンゲルや眠るのないスイクンに交代際に毒を盛れればかなり優位に立てるのがいい。
今回はドラゴン技を釣ってからの剣舞での抜き性能を買って剣舞にしたが、ブルンゲルがやはり少し重かったので毒でもよかったかもしれない。
しかし零度・熱湯のないスイクンや炎の牙・ギロチンのないグライ+ラッキー等厄介な受けを単体で突破出来るようになるのは大きいので、剣舞のままブルン対策を他で固める方針でもいい。
回し方としては今更説明するまでもないが有利なポケに対して受けに出してとんぼが基本。
毎度とんぼ連打が再安定となるように立ち回れればハッサムの仕事としてはこの上ない。
HPに余裕がなくなってきたら羽休め等も使うが、とんぼ以外を選ぶ際には相手のウルガモスやバシャーモなどの無償降臨の隙を作ることに常に気を付けたい。
■カイリュー@拘り鉢巻 <マルチスケイル>
意地っ張り 179-204-121-**-121-114
逆鱗 地震 炎のパンチ 神速
・鉢巻逆鱗で157-132ロトム確定
・鉢巻逆鱗で207-183スイクン残飯込み確定2発
・鉢巻逆鱗で297-121ソーナンスオボン込み乱数2発
・鉢巻逆鱗で191-145奇跡ポリゴン2確定2発
・鉢巻逆鱗で187-166メタグロスまで確定3発
・鉢巻地震で183-132バンギラス高乱数1発
・鉢巻地震で177-130ハッサム確定2発
・鉢巻炎のパンチで172-211エアームド高乱数2発
・鉢巻炎のパンチで174-174ドータクン確定2発
・鉢巻炎のパンチで181-201ナットレイ高乱数1発
・鉢巻神速で156-101ラティオス確定2発
・鉢巻神速で186-99以下のボルトロス・トルネロス確定2発
・鉢巻神速で192-97以下のウルガモス確定2発
・鉢巻神速で151-116キングドラ確定2発
・鉢巻神速で168-111以下のラティアス確定2発
・A182ガブリアス 鉢巻逆鱗 最高乱数以外耐え
・C181ラティオス 珠流星群 高乱数耐え
・C178ボーマンダ 珠流星群 最高乱数以外耐え
・C162ラティアス メガネ流星群 高乱数耐え
・C161キングドラ メガネ流星群 高乱数耐え
・S補正なし最速バンギ+1=最速ラッキー+2
鉢巻による超高火力で、受けがほぼ不可能な壊れ性能のエース。
エースとしてだけでなくストッパーとしても優秀で、神速によって雨グドラやバシャーモ、ウルガモス、ギャラドスなどの全抜きを阻止してくれる。
今回のパーティでは苦手気味な対ウルガをカバーしてくれるのは大きい。
鉢巻逆鱗は半減なしではほとんどのポケモンが受からず、半減の鋼にも地震や炎のパンチで突破手段が用意されており非常に受けさせにくい。
マルチスケイルにより一致高火力弱点等でないと1発では割られないため、最低限1回以上は攻撃を通せる。
一番優秀なのが神速。鉢巻を持つことでだいたいの高速アタッカーは2発で沈む。
撃ち逃げにも使えるし終盤に削れた相手をビートするのにも便利なので神速の使用回数は多い。
序盤から繰り出していってダメージの蓄積を狙ってもいいし、終盤まで取っておいて相手全員を神速圏内に入れるのもいい。両方出来ればベスト。
マルチスケイルは回復ソースのないこの型では1回しか使えないので、どこで発動してもらうかを見極めるのは重要。
一応鉢巻逆鱗や珠流星も耐えるように耐久に振ってあるが、基本的に序盤にドラゴンと対峙した場合に逆鱗で突っ込むのは危険である。
よってだいたいはハッサム等へ逃げてワンクッション置く形になるが、終盤(後ろが受からない)に向き合ってしまった場合にもマルスケが残っていれば勝てるように、一致ドラゴン技を耐える配分の意味合いはある。
攻めるタイミングと引くタイミングを間違えなければ1匹分以上の活躍が見込めるポケモン。
■ロトム水@カゴ
穏やか 157-**-140-125-161-106
ハイドロポンプ ボルトチェンジ 電磁波 眠る
・A205ドリュウズ 剣舞1回の珠岩雪崩+ステロ+砂ダメージ1回 確定耐え
・A182ガブリアス 鉢巻き逆鱗 確定耐え
・A189バシャーモ 珠飛び膝蹴り 確定耐え
・C182ラティオス 眼鏡流星群 最高乱数以外耐え
・C161キングドラ 珠竜の波動 超高乱数2発耐え
水・電気で浮遊といえばこのポケモン。そして俺のお気に入りポケでもある(
この優秀なタイプ耐性を利用し何度も受けに出て、ボルチェンからの無償降臨でラティカイリューバシャーモの起点を作る。
相手の水タイプを主に相手してもらう。
役割としてはこいつ自身が決定力を発揮するのではなく味方をサポートして欲しいので耐久ガン振り。
砂パと雨パに対して少しでも選出しやすいようにしたが、ガブリアスは苦手。
技構成はハイポン+ボルチェンはほぼ必須。
水技+電気技だけでだいたいの範囲が取れるのは非常に優秀。
とんぼがえりにも同じことが言えるが、ボルチェンでの削りは味方へ安全に繋ぐ・相手の交代に強いというメリットでなく相手の耐久調整崩しにもなる。
たとえばサンダー相手に後攻でボルチェンして、削れたところにラティオスを出せば相手はメガネ流星群耐え調整をしていたとしてもHPが削れているため受からない。
まぁめちゃくちゃ堅く振ってある場合はボルチェンやとんぼでも調整は崩せない場合も多々あるが、ギリギリの調整をしている相手には些細な蓄積でもかなり有効である。
調整を崩されたポケモンはこちらのエースを前に無抵抗で沈むか、別のポケモンへ交代して凌ぐかを迫られるため結果的にこちらがダメージレースで有利になる。
10万ボルトじゃないと相手の水タイプへの削り性能が著しく落ちてしまうが、ボルチェンが優秀過ぎるので外せなかった。
耐久型にするなら補助技も1つ以上欲しく、鬼火か電磁波で迷うところだが雨グドラやラティが重いことを考慮し電磁波。
なるべく長持ちさせたいので回復ソースは欲しく、眠る+カゴの実。
これにより地味にカバルドンのあくび等の対策も兼ねることができる。
毒や鬼火等定数ダメージにも強くなれるので、耐久水タイプへ繰り出す際に安心して投げられる。
タイプが優秀なので先発でも後発でも選出しやすく、最低限の仕事はしてくれる為信頼できる。
ただタイマン性能は火力に振っていない分もあってそこそこしかないので、いかにターンを無駄にせず味方のアタッカーへ繋げるかが使う際に気を付けるべきところ。
■ランクルス@火炎玉
図太い 217-**-132-145-113-50
サイコショック 瞑想 トリック 自己再生
・A177ヘラクロス メガホーン 確定耐え
・A182ガブリアス 剣舞逆鱗 0.99〜1.00の乱数以外耐え
・A181テラキオン 剣舞エッジ 確定耐え
・C182ラティオス メガネ流星群 0.97〜1.00の乱数以外耐え
・C162ラティアス メガネ流星群 確定耐え
催眠対策のためだけに当日の朝急きょ入ったポケモン。
複数催眠ありのルールなので当然催眠は強い。
個人的に催眠ポケモンの中でも一番厄介なのはやはりキノガッサで、ローキック+身代わり@ポイヒのお陰で一度隙を見せたら全員が眠らされてしまう。
また、フシギバナも最近少しずつ増えてきていて、眠り粉+吠えるで眠りを撒いてくると非常に面倒である。
この2匹に対するタイプ相性もよく、火炎玉を持つことで複数催眠を許さずに逆に起点にしてしまえるのがこのランクルスである。
カバルドン等のあくび連打もロトム以外でも断ち切れるようになるので、催眠耐性だけはこれでかなり上がったはず。
攻撃技がサイコショック1つしかないが、エスパー技で殴れない悪や鋼には火炎玉トリックが刺さる場合が多いのでうまくそいつらに火炎玉を渡せれば理論上は全抜きも可能。
また、バシャーモがいることで選出時に相手の悪や鋼に圧力がかかるので、この型のランクルスはバシャーモ恩恵を受けるともいえる。
配分・技構成ともに以前のあんぐらオフで使用した個体の流用で変更なし。
瞑想ショックだけで零度のないスイクンやハピナス、ポリ2あたりのぬるい受けポケを起点に全抜きが見込める。
受けポケモンながら抜き性能があるのは剣舞ハッサムも同様か。こういうポケモンは臨機応変に攻めと受けを切り替え出来て好き。
基本的に相手に催眠使いがいなければ出さないつもりだが、相手のランクルス対策が薄そうだったらこいつをエースにして周りを固める選出もあり。
相手に受けが多かった場合に受けポケを起点に積むパターンもあるが、ラティオスカイリューバシャーモ自体が高火力でのゴリ押しで受け破壊を狙えるのでそちらの方針での選出の方が多い。
立ち回りとしては基本後攻となるのでHP管理に注意。
悠長に瞑想ばっかしていると高火力物理ポケにチェンジされ、圏内に入っていたので何も出来ずに死ぬというパターンになったりするが、そういったことは避けたい。
交代や急所を考慮して常に安全なタイミングで自己再生を選んでおきたい。
再生連打は基本安定はするが、被弾回数が増えるほど急所率も上がってしまうので最低限で済まし攻撃に転換するのがベスト。
また、トリックは1回失敗してしまうと狙い通りのポケモンに火炎玉を渡すのは至難の業になるので、使いどころにはなるべく気を使いたい。
【選出回数】
予選全12試合での個別選出回数。
種族名 | 選出回数 | 計 |
---|---|---|
バシャーモ | ■■■■■■■■ | 8 |
ラティオス | ■■■ | 3 |
ハッサム | ■■■■■■■■■■■ | 11 |
カイリュー | ■■■■ | 4 |
ロトム水 | ■■■■ | 4 |
ランクルス | ■■■■■■ | 6 |
圧倒的にハッサムの選出回数が多い。1回を除き全試合出している。
これはパーティ構築の時点でハッサムがどのポケモンともシナジーしていると述べたことからも当然の結果。
ラティ+ハッサム、カイリュー+ハッサム、バシャーモ+ハッサム、ロトム+ハッサム、ランクルス+ハッサムとどのパターンでも明確な仕事があり、縦の相性がどれもいい。
メタグロスと違ってとんぼ返りが出来るという点、また相手のメタグロスに強い点でやはりドラゴン受けとしてもハッサムはグロスよりも採用の価値があると思う。
次に多かったのがバシャーモというのは、最初のパーティコンセプトの通りとなっている。
中心となるエースを多く選出出来るようなパーティ作りを目標としていたため、今回の組み方は成功と言える。
ランクルスが当初の予定より多く選出されたが、ガッサやバナ等とそれなりに遭遇したので順当。
ガブリアスがいればなーと思う試合もなくはなかったが、催眠を切っていたら無理な試合もあったのでここはベストなポケモンを他に探してもいいかもしれない。
ラティオスが一番少なくなっているが、これは少し後悔している。
結果論だがラティオスを選出していれば有利になったであろう負け試合が2つあったので、選出でのミスは減らしたい。
【改善点】
珍しくパーティ構築自体は悪くなかったと思われる。
技構成でいくらか変更する余地があるものはあったが、基本的に6匹全員がきついポケモンはおらず選出で補える程度の穴だった。
負け試合を振り返ると選出ミスや立ち回りのミス、あとは運要素によるものがほとんどを占めており構築段階で詰んでいた試合はない。
雨パが若干不安だが、オフでは当たらなかった。
雨パ自体被りポイントが低くなっているが、対策を怠るわけにはいかない。
調整試合等で経験は少し積んだが雨パにも色々種類があるので、立ち回りを煮詰めておきたい。
今回ライトが守るバンギで優勝したせいでバシャーモの肩身が狭くなりそうなので、ランクルスの枠はやはりバンギに強くしてさらに催眠にも強くしておきたい。
ポイヒグライオンか鉢巻寝言ガブリアス等が候補だが、ちょくちょく試して行こうと思う。