こんにちは、ユウキです。
もう一週間経ちますが、INC Feb.に参加された皆さん、お疲れ様でした。
今回は豪華景品によって過去最大の参加者数となり、予選抜けを賭けたボーダー争いもかつてない激戦となっていました。本当にヤバかった。
「いかに荒れた大会だったのか」と、「予選抜けを目指した一児の父親トレーナーの取り組み」について記録しておきます。
【今回の大会について】
★大会概要
参加者数:327327名(マスターカテゴリ)
※日本人上位30名にPJCS2022の参加権利付与
※海外勢も上位200名?には世界大会参加権利に必要なCP付与
日本人が真面目に取り組むのは勿論、海外勢もある程度ガチでやって来る大会。
尚、海外勢はそれなりに上位に入ればOKということや他にも大会があることから、日本人と比べてチキって保存する必要がなくガンガンTOPを目指して潜って行っても問題ない。
この背景もあり、今回の大会上位2名は海外勢で、異例の1大会で2名のレート1900越えが記録された。
★参加者数について
同様に全国大会への切符を賭けた昨年の「PJCS2021予選」は参加者34146名で、今回はその10倍近い参加者が押し寄せた形となる。
色違いのガラルフリーザーが参加賞となっていたためある程度増えるのは予想していたが、ここまで劇的に増えるとは予想出来なかった。
ちなみに同様に色違いのカプ系が参加賞として配布された2019年の大会ですら参加者は4~7万人程度。当時はめちゃくちゃ参加者数が増えて荒れた記憶があるが、それが可愛く見えて来るレベル。
★レートについて
参加者数が増えると初心者が増える関係で上位のレートが上がり、結果的に上位○○名のボーダーも跳ね上がる。
過去の大会における30位のレートを下記の表にまとめてみた。これを見れば今回の大会の異常さが一目瞭然だろう。
【結果】
自信のある構築で2ROMで取り組めたが、残念ながらあと1勝足りずに予選抜けを逃した。
■メイン
勝敗:33勝10敗
勝率:76.7%
最高1871/最終1816 140位
■サブ
勝敗:36勝9敗
勝率:80%
最高1849/最終1830 106位
【対戦消化の記録】
2ROMで約90戦をどのようなペースで消化したのかについて記録。
特に家庭持ちで2ROMで潜りたい人の参考になれば。
★DAY1 2/18(金)
23:00~1:00 サブ15戦 14-1 1674
1:30 就寝
★DAY2 2/19(土)
10:00 起床 8.5h睡眠
20:00~23:00 サブ15戦 26-4 1779
サブ30戦の伝説使用率や勝率を分析→改善点探した上でメイン登録
0:30 メイン9戦 9-0 1637
2:00 就寝
★DAY3 2/20(日)
10:30 起床 8.5h睡眠
11:50~12:30 メイン3戦 12-0 1692
昼食
15:40 メイン続き開始
18:20 メイン22-2 1810
19:40 メイン25-4 1822
21:00 メイン28-6 1829 暫定55位
21:20 メイン29-6 1842 暫定45位 当初1840あればボーダーと予想していたので困惑
21:40 メイン30-6 1854 暫定17位
暫定でボーダーに入りひとまず喜んでいた。
嬉しい気持ちで妻と談笑しながら休憩。
メインは一旦これで保存し、サブロムへ移行。
22:20 サブ26-4 1779スタート
23:20 サブ28-7 1755 酷い運負けが続く 3連急所は流石に勝てないw
0:50 サブ34-8 1823 集中して持ち直す
1:20 サブ36-8 1849 暫定55位 最後勝てばワンチャン?
1:30 サブ36-9 1830で45戦終了。あとはメインに全て託す
サブロムやりながらちょくちょくメインの順位確認はしていた。
22:17 21位
23:13 29位
0:21 39位
1:50 43位
ボーダーの30位から外れてしまったため仕方なくもう1戦潜る。
1807との魂の1戦に無事勝利!
2:00 メイン31-6 1868 暫定19位
「流石にこれで足りただろう」と思いしばらく様子見。
精神も体もかなり疲れてきていたのでもう潜りたくない・・・
2:22 21位
2:44 20位
2:55 21位
2:57 22位
3:02 23位
3:07 24位
3:20 25位
3:22 27位
このペースじゃ朝9:00までもたないな、と意を決して再度潜る。
1770相手。これ勝てば結構抜けが見えるぞ!2回目の魂の1戦!
しかし正解択さえ選べてれば勝てた試合に負けて絶望。俺は弱い・・・
(後に計算して分かったがこれで勝てていたとしてもボーダーには微妙に届いていないのがある意味救い。一生夢に出ると思った)
3:30 31-7 1848
3:40 32-7 1862
3:50 33-7 1871 暫定25位
絶望の淵から2連勝で持ち直す!俺は強い!!
1871あれば流石に足りるよな・・・?
小腹が減ったためちょっと休憩しながらちょくちょく順位確認
4:09 25位
4:29 25位
4:37 26位
このペースじゃ多分足りないので、意を決してあと1勝を目指して潜る。俺は安心して寝るんだ!
1828相手に本日三度目の魂の1戦。緊張感で震える。
有効な技外し2回で運負け(涙) 悪夢だ・・・
4:50 33-8 1854 暫定55位
しかし対戦数はまだ4戦残っているので諦めず次へ。
1718相手に、倒せば勝ちのダイマエースに電磁波2連痺れで巨獣斬当てられず運負け。
もはやここまでか。
5:00 33-9 1832
残り3戦全部勝てばワンチャンと思って諦めずに潜る。
猫持ちの前でタスキバナがヤンキー「ねむりごな」選んで来るし2回とも命中して負け。終わった。
5:30 33-10 1816
残り勝っても無理なので就寝。疲労困憊。
★DAY4 2/21(月)
7:00 起床
7:30 朝食後に子供を保育園へ送り帰宅
有給を取っていたので帰宅後泥のように夕方まで睡眠。
【総評】
①DAY1は潜り損とも言い切れない
一般的にレートのシステム上、複数日程の大会の初日は潜り損と言われる。
序盤は強い人も弱い人も1500なので旨味が少なく、最終日なら皆のレートが育ったところを刈り取れるからだ。
実際に今回もDAY2深夜から始めたメインロムの方がレートの伸びが良かったし、昨年予選を抜けた際にもDAY3夜から始めたメインロムで予選を抜けた。
しかしながら2ROMをフルで消化しようと計画しているのなら、初日は潜った方が良い。
というか初日に潜らずに土日(月)だけで90戦やろうとしたら圧倒的に時間が足りない。
同居家族がおらず仕事も用事もなければその作戦も可能かもしれない(それでも厳しい計画)が、時間にそこまで余裕がない家庭持ちのトレーナーが2ROMやろうとするのであればそんなことを言っている暇はない。
上記のやり方でギリギリ達成可能な試合数だということを念頭にペース配分をしてみて貰えると良いと思う。
また、今回のように参加賞が豪華な大会ではかなりの数の参加賞目当て勢がいる。
初日夜の15戦中4戦くらいは伝説0~1匹の記念参加勢だったし、伝説2匹でも明らかにダブルバトルを普段やってなさそうな人が散見され、楽して勝ち数を稼げた。
14-1で1674はレート自体は大したことがないが(メインの12-0で1692と比べたら分かるが、やはり後から始めた方がレートの伸びは良い)、DAY2深夜に始めたメインでは序盤からまともなダブル勢としかマッチせず、初日ほど楽は出来なかった。
あとは先に試合消化しておくと精神的に楽なので、早めに片方だけでもやっておくことをお勧めしたい。仮に最終日の昼の時点で90戦残っていたらちょっとアクシデントや体調不良等があった瞬間に計画が破綻するリスクがあり、そういうプレッシャーやストレスが勝率に悪影響を及ぼす可能性もかなりあると思うので。
②家族の協力が不可欠
今回、土曜日は日中・夕方に妻が予定があったので私が子守りをしていたが、その代わり日曜日は食事の時間を除いて全ての時間をポケモン対戦に専念させてもらえた。朝もゆっくり寝させてもらい、充分な睡眠を取った上で対戦に臨むことが出来た。
予め家族に協力依頼をしておかないとこのような立ち回りは不可能であり、実際に協力してくれた家族には大変感謝している。
また、今年から各インターネット予選大会の日程が事前に公開されるようになったのも非常に大きな追い風となった。
今まではざっくり「2月と4月と5月にネット予選やるよ。詳細はまた後程!」みたいな告知しかないままギリギリまで待たされ、開催1ヶ月を切ってから本日程が発表という流れが当たり前だった。
インターネット予選のある月はなるべく予定は入れないようにしていたのに、よりによって外せない用事が入っている週に被ってしまい大会に全力を注げないまま参加するパターンや、大会のために家族に謝って予定をずらすパターン等があり、大変だった。
早めに日程が分かっていることで予定を立てやすく、家族への協力依頼もしやすくなったのでそこは改善してくれて良かったと思う。
③次の日の有給も欲しい
まず前提として、インターネット大会の開催時刻はUTCが基準である。
海外にも多くのプレイヤーがいるためこのこと自体は分からなくはないが、日本の全国大会の予選を兼ねた大会でもこの形式なのは正直おかしい。
真面目にやる人のほとんどは日本人なのに、変わらずUTC基準なせいで毎回多くの参加者が悲鳴をあげている。
具体的に言うと日本における月曜の朝8:59に大会が終了するのが恒例となっているが、普通に考えて学生でも社会人でもこの時間に対戦をするのには困難が付きまとう。
剣盾からは順位が可視化されたせいで大会終盤にボーダーが跳ね上がる展開は避けられず、余程レートを爆盛りしない限りは前の日の夜に1位を取ったとしても終了時までには抜かれてしまいボーダーから外れてしまう。
すなわち予選を抜けるためには時間ギリギリまで大会に参加出来るように予定を調整しなければならず、リアルを多少犠牲にしないとそもそもガチで予選抜けを争う土俵にすら立てないのが現状。
ここで昨年の予選で実際にボーダー争いを経験した際の話。
日曜深夜に対戦を重ねてボーダー圏内にこぎつけ、次の日に仕事があるため明け方4時頃就寝。しかし朝起きた時に怪しい順位になっており、子供を保育園に連れて行って一時帰宅した頃にはほぼ圏外に。
急遽仕事に行く時間を遅らせてもらう電話を入れて、覚悟を決めて魂の1戦をして無事勝利して予選抜け。9:00まで順位を見守ってから出社した。
しかしこの時の精神的負担は半端ではなく、冗談抜きで吐きそうなストレスを感じた。
「仕事も家庭もある上で予選抜けを目指すのはこうも辛い戦いなのか。もうこんな思いはなるべくしたくない」と考え、ガチで取り組むのであれば月曜は予め仕事を休みにしておきたいとその時固く誓った。
実際に今年は昨年の反省を活かして初めて月曜に有給申請をした上で大会に臨んだのだが、次の日仕事がないというだけで精神的にかなり救われたし、肉体的にも一晩中極限状態で戦った後は反動で一日倒れていたので、休みにして正解だった。
今後もちゃんと予選抜けを目指すのであれば可能な限り休みを取って臨みたいが、そもそも月曜朝8:59終了ではなく日曜23:59終了にしてくれればこんな悩みとはオサラバなので、公式の参加者に優しい対応を祈っている。
④精神の疲弊対策
今回はボーダーのいたちごっこが激し過ぎた結果「これで勝てば予選抜けだろう」という魂の1戦が1回では済まず、3回ぐらいはぬか喜びと落胆を繰り返した。
魂の1戦における精神の摩耗は半端ではなく、それを複数回繰り返す羽目になったことでかつてない疲労具合だった。事前に立てた目標を達成したのにまだ足りないと分かった時のショックは大きかったので、見通しが甘いと裏切られる回数も多くなり余計にしんどいと分かった。
(今回は自分の見通しが甘かったとは思えない程誰もが予想出来ない展開ではあったが)
今回の参加賞であるフリーザーは3鳥の中では一番使用率が低いキャラなので、次のサンダーやファイヤーでは参加者が更に増えてボーダーも上がる可能性が濃厚である。
実際にどうなるかは分からないが、今回分かったことを踏まえ、更に厳しい覚悟をして次の3月の予選大会に臨みたい。
* * *
以上、最後までお読み下さりありがとうございました。
この苦しい記憶を後で読み返した時に笑えるよう、3月は頑張って予選を抜けたいですね。
ではまたノシ