ユウキのめざめるパワー(氷)

ポケモンバトル考察

【トリックリリック】天罰砂スイッチ【最終31位/R1770】

こんばんは、ユウキです。
10/15-18に開催されたインターネット大会「トリックリリック」に参加された皆さん、お疲れ様でした。マッチングした皆さん、対戦ありがとうございました!
今回使用したパーティを紹介します。仲間大会を通して高い勝率をキープ出来た自信作です。



【パーティ】
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【戦績】
●トリックリリック
勝敗:33勝12敗
勝率:73.3%
最高/最終レート:最高最終1770
順位:31位/20895名
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▲初日終了時(10/16土8:59)14-1の1685で瞬間1位


●仲間大会1
勝敗:10勝0敗
最終:1位 レート1642
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●仲間大会2
勝敗:9勝2敗
最終:10位 レート1597



【コンセプト】
①保険ブリムオン軸
②先発高速展開からの後発スイッチトリパ
③ある程度の初見殺し要素も



【構築経緯】
①ブリムオン軸
使用可能ポケモンをざっと眺めたところ技の通りが良さそうに見えたブリムオンを軸に構築をスタート。
特性「マジックミラー」のお陰で相手のオーロンゲやレパルダスの「でんじは」や「あくび」、モジャンボの「ねむりごな」やマシェードの「キノコのほうし」等の妨害を受けずに攻撃を通せるため、メインのダイマックスエースにふさわしい。
また、「キョダイテンバツ」の運要素で上振れを狙えるのも非常に強い。


②トリル要員
ブリムオンは素早さが遅いため、トリル下で動かすのがベストだと考えた。
特性「ばけのかわ」で比較的安定してトリルを決められるミミッキュをサポート役とし、味方「かげうち」から弱点保険ブリムオンを暴れさせるのをメインギミックとした。


③砂展開
ガチガチのトリパだと「ちょうはつ」や「ふういん」、鉄球ダダリンオニシズクモ等の露骨なトリパメタや上からの「いわなだれ」連打、弱い盤面を釘付けにしながらの時間稼ぎ等に弱くなるため、高速展開も取り入れることにした。
そこでトリパエースにもなれるギガイアス+「すなかき」ウオノラゴンの並びを採用。初手から非ダイマックスで圧力を掛けて行ける。

序盤はギガイアス+ウオノラゴンから削りを入れて行き、裏からミミッキュでスイッチトリル展開を狙う流れを想定して構築を進めた。


④高速特殊エース
ギガノラゴンがあまり有利でない「いかく」、アーマーガア、Wロトムを考慮して特殊ドラパルトを採用。ドラパルト自体が型が非常に多く、ダイマ適正もあるため相手目線で対応を余儀なくされる。そこにこちらの本筋であるトリル展開を刺す余地が生まれると考えた。


⑤サポート役
「いかりのこな」でトリル展開を手厚くサポート出来るモジャンボを採用。
鋼に強いウルガモスも選択肢だったが、高耐久+低い素早さで行動回数を稼げる上にブリムオンが若干苦手なトリル下のギガイアスに強いモジャンボに軍配が上がった。



【基本戦術】
先発:ギガイアス+ウオノラゴン
後発:ミミッキュ+ブリムオン

①先発で相手を削る
「すなかき」ウオノラゴンは初速が速い上に先制「エラがみ」で高い火力を出して行ける。
隣に置くギガイアスも高耐久からの「いわなだれ」連打でダメージを効率的に稼いで行ける。
この2匹で序盤の盤面を荒らし、頭数を減らして後の展開の隙を作るのが目標。
砂嵐で相手のきあいのタスキ等を機能させないのも優秀。
対面によっては相手のダイマックスを誘うが、後続のミミッキュで比較的安全に切り返せる。

ウオノラゴン側にドラゴン技や「ねこだまし」「でんじは」「トリック」等が飛んで来ることが予想される場合はミミッキュ交代が刺さる場合も多い。
その際はギガイアスがほぼフリーで動けるため、「だいばくはつ」の通りが良い場合は一気に数的有利を取れたりする。


ミミッキュでスイッチトリル
先発どちらかが倒された時点でミミッキュを死に出しして「トリックルーム」を狙う。大体の場合は圧力の高いウオノラゴンが処理を優先されることが多いため、ギガイアスミミッキュの並びからであればローリスクで「トリックルーム」を選択出来る。
先発で相手を大幅に削っていれば「かげうち」で縛りに行く動きも強く、数的有利を維持したまま展開出来る。


③ブリムオンで締め
トリックルーム」下でブリムオンを出せたら味方「かげうち」+弱点保険で攻めて行く。
状況に応じて全体技かダイマックスを使い分けて一掃を狙う。



【個別解説】
ギガイアス@こだわりハチマキ すなおこし
いわなだれ ストーンエッジ だいばくはつ ばかぢから
勇敢191-198-159-**-100-27
244-196-68-0-0-0

努力値配分
・A177キリキザンの「Dアイアンヘッド」14/16耐え
・A205ギガイアスの珠「Dヘビーボンバー」14/16耐え
・C194サザンドラの珠「Dラスターカノン」14/16耐え
・C247デンジュモクの「Dエナジーボール」15/16耐え
・S最遅

パーティの多くが弱点を突かれるキリキザンに対して最低限の行動保証を持たせた配分。
素早さは自身のトリル展開や相手のトリルへの切り返しも考えて最遅。

●技構成
いわなだれ
メインウェポン。ダメージ効率で言えば「ストーンエッジ」以上なので基本この技をひたすら連打する。トリル下で撃てば怯み効果も狙える。全体技なので相手の「いかりのこな」等に強い。

ストーンエッジ
「じだんだ」や「ヘビーボンバー」等のタイプの異なるサブウェポンを採用するか迷ったが、汎用性を重視して1匹に対する威力が高い岩技をもう1つ採用。
急所率が高いため壁や「いかく」「ビルドアップ」等に強く、オーロンゲ+アーマーガアのような戦術を運次第で突破出来る可能性もある。
実際に有効急所で貫く場面はなかったが、相手のダイマックス枠に単体で大ダメージを与えたりして活躍した。

・だいばくはつ
威力が非常に高い上に、対面をリセット出来るのが強力。ミミッキュとの並びで「トリックルーム」と同時に撃ってトリルターンを温存しつつブリムオンを無償降臨出来ると強いと妄想していたがそんな場面はなかった。実際はウオノラゴンの「みがわり」やミミッキュへの交代+「だいばくはつ」を選択する場面がたまにあった。
ロトムを吹き飛ばせる威力があるため悠長な「わるだくみ」は許さない。

・ばかぢから
主にキリキザン意識の採用。ミラーでも弱点保険をケア出来るのなら最高打点となる。ワルビアル等にも刺さるので範囲の補完としては良かった。

●持ち物
ダイマックス枠で考えた際に最も行動に対するリターンを得られるこだわりハチマキで採用。基本的に通りの良い岩技を連打するだけなので技固定のデメリットもそこまで感じなかった。瞬間的に火力を出せるのが強く、トリル下のサブエースとしても活躍してくれた。



■ウオノラゴン@いのちのたま すなかき
エラがみ りゅうせいぐん いわなだれ みがわり
無邪気166-142-120-90-90-139
4-252-0-0-0-252

努力値配分
・「りゅうせいぐん」で無振りアーゴヨン、ドラパルト、ウオノラゴン確定
・S最速
・S準速スカーフアーゴヨン、最速スカーフサザンドラ抜き

砂ウオノラゴンミラーでも臆せず選出できるように最速とした。
稀にスカーフアーゴヨンやスカーフサザンドラで砂ウオノラゴンを見る選出や立ち回りをされる場合もあるため、抜いていれば後れを取らずに済む。

●技構成
りゅうせいぐん
ドラゴンへの打点。「ドラゴンダイブ」と比べて命中が高い点、「いかく」や「リフレクター」で火力を削がれない点、モジャンボに大きいダメージを見込める点を買って採用。「おにび」を食らった後も水ロトムにダメージを稼げた。

いわなだれ
「いかりのこな」対策の全体技。ギガイアスと2匹で撃つことで「トリックルーム」パーティへの嫌がらせにも。自身が「ダイロック」で砂を撒けるようになるためギガイアスを失った後にダイマックス権を渡す選択肢を持てる。

・みがわり
強烈な圧力で有利対面から相手の交代や「まもる」+「おにび」「ねむりごな」等の誤魔化しを誘いやすいため、そこに刺さる技として採用。高い素早さから安全に様子見しつつ相手のダイマックスターンを枯らしたり、補助技をスカして「みがわり」を残すことで攻撃回数を増やして崩して行ける。
撃たれがちなキリキザンの「ふいうち」をスカせるのも強い。

●持ち物
技の撃ち分けを実現しつつ火力を上げるいのちのたま。両刀の強みを最大限引き出せる。



ミミッキュ@リリバの実 ばけのかわ
かげうち じゃれつく ドレインパンチ トリックルーム
慎重162-111-120-**-144-123
252-4-156-0-44-52

努力値配分(耐久は全て「ばけのかわ」発動後)
・A142ミミッキュの珠「シャドークロー」13/16耐え
・A194キリキザンの「Dアイアンヘッド」@リリバ耐え

・C177サザンドラの珠「Dあくのはどう」耐え
・C172ロトムの「Dシャドーボール」耐え
・C179(+1)アーゴヨンの珠「ヘドロばくだん」13/16耐え

・S準速キリキザン+1

なるべく多くの対面で「トリックルーム」を決められるように耐久重視。
味方ブリムオンへの「かげうち」のダメージを抑える目的で火力は無振り。
キリキザンに対しては「アイアンヘッド」怯み等も考慮すると上から倒しに行く選択肢を持てた方が良いため、素早さに最低限の調整を施した。

●技構成
・かげうち
味方ブリムオンの弱点保険を起動する先制技。ゴーストタイプなので相手の「ねこだまし」に妨害されずに起動出来る点が優秀。
先発のギガイアス+ウオノラゴン等で削った相手を先制で縛る動きも強力。

・じゃれつく
環境に多い悪タイプに弱点を突けるメインウェポン。命中不安なので運負けを呼び寄せたが、「マジカルシャイン」だとあまりに火力がないため仕方なく採用した。

ドレインパンチ
構築単位で重いキリキザン意識の採用。採用率は低めなので強襲が決まる場面は多かった。命中安定の技の中では「かげうち」より高威力なので詰めの場面で役立ったり、HP回復により2回目の「トリックルーム」を発動出来たりと便利だった。
一度だけダイマックスを切って「ダイナックル」の媒体として勝てた試合も。

トリックルーム
ブリムオンを強く動かすためのサポート技。

●持ち物
「ばけのかわ」が剥がれた後に「ダイスチル」等で倒される展開を嫌ってリリバの実を採用。キリキザンやアーマーガア、サザンドラ等に安定する。
当初はトリルの役割を安定させるためメンタルハーブを持たせていたが、試運転段階では全く発動しなかったためリリバに変更した。
「ちょうはつ」持ちオーロンゲ等には「じゃれつく」で殴りに行けば良い。
実際は「ちょうはつ」レイスポスとワルビアルに2敗したが、リリバトリルを通して勝てた試合も2試合以上あったのでこれで良かったと考えている。



■ブリムオン@じゃくてんほけん マジックミラー
ワイドフォース マジカルシャイン マジカルフレイム トリックルーム
冷静164-**-116-206-123-30
252-0-4-252-0-0

●技構成
・ワイドフォース
メインのエスパー技。「ダイサイコ」でフィールド展開後に生存していた場合に威力120の全体攻撃となるためこの技を採用。

マジカルシャイン
メインのフェアリー技。エスパーとの相性補完が取れており、オーロンゲやガオガエン等の悪に刺さる。「キョダイテンバツ」が強力な他、通常技で全体攻撃となる点が便利。

・マジカルフレイム
キリキザン、アーマーガア、ギルガルド等の鋼タイプ意識のサブウェポン。
当初ミラーで刺さる&環境にゴースト弱点が多い&ホロウビートが狙える「シャドーボール」を採用していたが、アーマーガアやチョッキキザンの処理に手こずる場面があったのでこの技を採用。実際両方ともかなりこの構築に刺さっており被選出率も高かったので正解だった。

トリックルーム
「ダイウォール」媒体となる技の中でも一番勝ち筋を増やせる技として採用。モジャンボと並んで2回目の「トリックルーム」を狙ったり、トリル最終ターンにミミッキュとの両トリルでターン延長等の立ち回りが可能になる。

●持ち物
ミミッキュの「かげうち」で起動することで爆発的な破壊力となる弱点保険。
味方「かげうち」以外でも発動する場面は多く、アーゴヨンマタドガスの毒技やアーマーガアの鋼技、相手ミミッキュのゴースト技等を起点に暴れていた。



モジャンボ@オボンの実 さいせいりょく
ねむりごな いかりのこな ギガドレイン はたきおとす
生意気207-120-146-130-112-49
252-0-4-0-252-0

努力値配分
基本的にワンパンを狙われるとしたら特殊技なので、特殊耐久を高めて倒されにくくした。物理方面はHP振りだけでも相当な高さになる。
素早さはトリル下で先制「ねむりごな」を撃てる範囲を拡げた方が強いと考えて最遅。

●技構成
・ねむりごな
75%ではあるが当たれば隙を作り出せる強力な催眠技。採用しない理由がない。

・いかりのこな
味方サポートのため採用。確実に「トリックルーム」を決めたい場合やドラパルトやブリムオン等のエースの行動補佐として。

ギガドレイン
タイプ一致の攻撃技。そこそこ高い特攻で打点に期待出来る。回復により居座り性能を上げられる可能性もある。ギガイアスやWロトムに役割を持てる。

・はたきおとす
汎用性の高いサブウェポン。ドラパルト等のゴーストに抜群を取れる他、アイテムを落とすことで相手の性能を下げられるのが強い。自身でぼうじんゴーグルを叩いてから「ねむりごな」を通しに行けるのが非常に偉く、ゴーグル持ち相手にも腐りにくかった。

●持ち物
純粋に行動回数の増加に繋がるオボンの実。耐久が高く一撃でやられることはまずないため、選出した場合はほぼ発動してくれた。



■ドラパルト@こだわりメガネ クリアボディ
シャドーボール りゅうせいぐん かえんほうしゃ ハイドロポンプ
控え目164-**-95-167-95-194

努力値配分
・「ハイドロポンプ」で372-111(4-4)セキタンザン確定
・「りゅうせいぐん」で390-96(252-4)ドラパルト14/16
・「りゅうせいぐん」で336-111(4-4)サザンドラ15/16

控え目にすることでリーチが伸びるため控え目。
臆病でなくとも最速アーゴヨンは抜けている上、相手のドラパルトとの同速ゲーに賭けるのはたとえ最速でもリスキーなので、結局モジャンボミミッキュ等でミラーのケアはすることになると考えた。
ダイマックス同士の殴り合いで強く、相手の低速ダイマも上から潰したり大ダメージを見込めるのが強い。

●技構成
シャドーボール
通りの良いタイプ一致技。ゴーストタイプ全般を上から縛ることが出来るのが強力。

りゅうせいぐん
瞬間威力重視の大技。攻撃後に隙を見せてしまうため、充分なリターンが見込める場合やそのターンに自身が倒される可能性が高い盤面で撃つことを心掛ける。

かえんほうしゃ
主にアーマーガア、キリキザン意識の採用。モジャンボにも抜群で通る。

ハイドロポンプ
あまり撃つ場面は多くないが、セキタンザンやガオガエンに有効なサブウェポン。

●持ち物
1ターンで大きなリターンを得られるこだわりメガネ。縛れる範囲が増える他、等倍相手のゴリ押し力が上がる。

●特性
初手で出した際に「いかく」を貰わないことで相手に物理型であると誤認させられる「クリアボディ」。
実際に「おにび」や「ダイスチル」、「リフレクター」等で一手損させている隙に大きなアドバンテージを稼いでくれた場面もあった。また、「バークアウト」「むしのていこう」で火力が下がらない点も便利だった。
壁展開に強くなる「すりぬけ」も視野だが、初手で「いかく」が入ると特殊とバレてしまう点や自身がオーロンゲに弱い点が惜しい。



【選出】
基本はブリムオンをダイマックスさせるためミミッキュ+ブリムオンは固定。
全試合の9割はブリムオンでダイマックスした。
すてゼリフ」を考えるとブリムオンは残り2匹からダイマックスするのが無難で、先発で出しやすいポケモンでもないため後発でしか出していない。


●砂スイッチ
先発:ギガイアス+ウオノラゴン
後発:ミミッキュ+ブリムオン

立ち回りは基本戦術を参照。
最もパワーが出せる選出なためほぼこの選出が多かったが、後半になるにつれギガイアス+ウオノラゴンのマークが厳しい構築とのマッチングが増え、次第に裏選出が増えて行った。


●裏選出
先発:ドラパルト+モジャンボ
後発:ミミッキュ+ブリムオン

初手のギガイアス+ウオノラゴンが苦手とする「いかく」、Wロトム、アーマーガア等に刺さる特殊ドラパルトを先発にした選出。「ねこだまし」でウオノラゴンを止めて来そうな並びにも「ねこだまし」無効のドラパルトが仕事が出来る。
ドラパルト+モジャンボの並びだけ見ると「いかりのこな」+「りゅうのまい」ドラパルトの可能性を真っ先に考慮する必要があり、「いかく」を「クリアボディ」で無効化するとますます物理型を想定されるため、そこにこだわりメガネの一撃が突き刺さる。
先発である程度盤面を荒らした後、ドラパルトが処理されることが多いためミミッキュモジャンボの並びからスイッチトリルを展開してブリムオンで一掃する。


●ミミドラパ
先発:ミミッキュ+ドラパルト
後発:ブリムオン+モジャンボギガイアス

ドラパルトの刺さりが良く、かつモジャンボでサポートするよりもミミッキュで殴りに行く方が良い低速高耐久がいる場合の選出。
モジャンボとの並びと比べて初手から「ホロウビートするぞ!」という圧力を掛けられる点が強く、相手がそれに対応する立ち回りをしてくれるとこちらに有利に働きやすい。
「かげうち」+メガネドラパルトで手っ取り早く相手の残数を減らして行く動きが強く、序盤に数的有利を取れると裏が楽になる。
ドラパルトの処理を優先されやすいので「トリックルーム」を有効に刺しやすく、ドラパへの攻撃や「まもる」交代で凌ぐのを読んでギガイアスに下げながら「トリックルーム」をしたり、ドラパルトを倒させながら「トリックルーム」を決めて裏からブリムオンを無償降臨したりと、とにかくドラパルトの高い圧力を疑似「このゆびとまれ」として使う動きが強かった。


●ガチトリル
先発:ミミッキュモジャンボ
後発:ブリムオン+ギガイアス

ドラパルト、ウオノラゴンが上を取る盤面を維持出来るか怪しく、かつミミッキュを皮込みでワンパンする並び(ドラパルト+セキタンザンやミミッキュ+ドラパルト、ユキノオー+ゴーストタイプ入り等)がいる場合にする「絶対トリル決める選出」。
初手の圧力があまりにない上にトリルしかやることがない=相手に対応されやすい選出なので積極的にはやりたくないが、ミミッキュのトリルが失敗すると負けると判断した場合に渋々やっていた。
モジャンボが初手で退場してくれるとミミッキュ+ブリムオンの並びで即攻めて行けるが、実際は警戒して敢えて倒さない動きを取られることが多い。
ただミミモジャンボで粉トリルを決めたはいいが攻め手に欠けるなぁという場面でも「ねむりごな」を適当にバラ撒いているとそんなに不利にならなかったり、モジャンボギガイアスの縦の相性を活かしてギガイアスを出して「いわなだれ」で攻めて行く動きが良かった。削れたモジャンボを一度下げると「さいせいりょく」で回復するので2回目のトリルを狙いやすくなるのが利点。



【雑感】
★環境について
・仲間大会等で事前に情報収集していたが、本番で初めて見るコンボもいた
 (ドラパルト+ガオガエンで波乗り保険DMガエンに破壊されたり)
・全体的にどこから初見殺しが飛んで来るか分からず、ドキドキする環境だった
・使用率自体は概ね予想通りで、無難に強いキャラが多かった
・同じポケモンでも運用法により対処法が異なる系が厄介だった
(ドラパ+セキタンザン偽装でドラパダイマや、逆にドラパがダイマしそうな並びからタスキ「おにび」「サイドチェンジ」でサポートをされたり)
・総じて型の匿名性が重要、かつ出来ることが多いポケモンが強力なルールだった


★構築について
・握った構築自体はパワーが高く、勝ち筋が分かりやすく正解だった
・命中不安が多数入っていたり「アイアンヘッド」にトリルを選択する場面もあるため運負けは多めだった
・一方で「キョダイテンバツ」で上振れを狙える場面もあったので軸の選択は良かった
・ある程度の汎用性+多少の初見殺し要素を兼ね備えた仕上がりで満足
・トリパ依存度は高めなものの、高速枠も含めて選出や展開の自由度が高かった
ミミッキュが特に使い勝手が良かったので今後のダブルでも検討したい


★インターネット大会について
・短期間で考察・実戦→答え合わせが行われるのが面白い
・ルール問わず、こういう取り組み自体は自らの糧になるため基本的にはやり得
・ここ最近比較的上位の成績を取れるようになってきたので環境の捉え方や構築の組み方が掴めて来たかも?
・更なる上位を目指して今後も取り組み続けたい



* * *



以上となります。最後までお読み頂きありがとうございました。
ダブルバトル自体伝説ありになってから触れていなかったので久し振りでしたが、いつもと全然違う環境でとても楽しかったです。
インターネット大会は腕試し&腕磨きにとても良い機会なので、これからも積極的に参加して行きたいですね。
ではまたノシ