ユウキのめざめるパワー(氷)

ポケモンバトル考察

【WCS2023】このゆびとまれ要員まとめ

晦日ですね。2022年も大変お世話になりました。
SVに入ってから初記事となります。今作でもよろしくお願いします!
今回はWCS2023に先駆け、ダブルバトルにおける重要な位置づけとなる「このゆびとまれ」要員について情報をまとめました。

 

 

このゆびとまれ要員一覧】
・イッカネズミ 74-75-70-65-75-111
パチリス   60-45-70-45-90-95
・イエッサン♀ 70-55-65-95-105-85


パルデア地方の現時点の「このゆびとまれ」習得可能ポケモンは3種のみと少ない。


尚、「いかりのこな」要員は別途紹介予定。「このゆびとまれ」は草タイプや特性「ぼうじん」や「ぼうじんゴーグル」持ちに無効化されない為、基本的には「いかりのこな」の上位互換となる。

今作から草タイプ以外もテラスタルで草タイプになることで「いかりのこな」を無視して来る可能性がある為、相対的に「このゆびとまれ」の価値は上がったと言える。

選択肢は少ないものの強力なキャラばかりなので、個別に掘り下げて行く。

 

【個別解説】
■イッカネズミ

種族値:74-75-70-65-75-111
特性:フレンドガード/ほおぶくろ/テクニシャン

●概要
今作から新登場の「このゆびとまれ」要員で、最注目ポケモン
種族値だけ見れば素早さが高くて後は平凡といった印象だが、専用技の「ネズミざん」の攻撃性能があまりにも壊れている為高速高火力アタッカーとして超強力。

「ネズミざん」は威力20の連続技で最大ヒット数が10回。元の命中は90で1発毎に命中判定があり、外れない限りは最大までヒットする仕様の為、「こうかくレンズ」を持たせることで高確率(90.4%)で10発当てられるようになる。
特性「テクニシャン」も込みで威力300となり、その火力指数は陽気ですら全盛期(親子愛1.5倍時)のメガガルーラの特化「すてみタックル」以上。
それを高い素早さから繰り出せる為、多くのノーマル等倍ポケモンを上から縛れる。

(参考)
A127テクニシャンネズミざん10発:57150
A194おやこあいすてみタックル:52380

上から相手1匹を縛る行為そのものが実質的に味方の行動補佐になる為、単なる「このゆびとまれ」要員よりも攻め寄りな動きでアドバンテージを得られる。
サポーターと言うよりはノーマル技で打点を持てない相手を並べられても仕事を失いにくいアタッカーとしての運用も可能という見方も出来る。

一方で特性「フレンドガード」で完全にサポートに専念する型も強い。攻撃性能は犠牲になる代わりに、場にいるだけで味方が受けるダメージを常時0.75倍にカット出来る壊れ特性。
加えて従来のピッピのようにサポート専門のキャラではなくアタッカー型もあり得るため、初見で型が分からない点がこのポケモンの強さ、対処のしにくさを押し上げている。
地味に堅く、「このゆびとまれ」3種族の中で物理耐久は最高。

「ネズミざん」を採用せずとも「いかりのまえば」や「ちょうはつ」「でんじは」「アンコール」「おさきにどうぞ」等で器用な動きも出来る為、サポート性能にも隙がない。

また、あまり開拓が進んでいないがもう一つの専用技「おかたづけ」は「りゅうのまい」に「ステルスロック」「どくびし」等の設置技や「みがわり」解除というオマケがついており、こちらも壊れ技。単純に破壊性能が上がるだけでも強い上、上手いタイミングで使えると相手の事前のサポート行動を無意味に出来る点も面白い。

既に今作のダブルバトル環境の使用率上位に食い込んでおり、今後も活躍が期待される。

●並び

アイコン

最近ではコノヨザルとの並びが有名かつ強力。
このゆびとまれ」+「ビルドアップ」のみならず、「ふくろだたき」を味方に撃つことで「ふんどのこぶし」の威力を一気に50→250に増すコンボもあり、瞬間火力も出せるのが強み。

●育成例
①アタッカー型
陽気AS@こうかくレンズ テクニシャン
ネズミざん/このゆびとまれ/アンコール/まもる
②サポーター型
陽気HS@オボンの実 フレンドガード
ふくろだたき/このゆびとまれ/でんじは/まもる

●主な習得技
○攻撃技
ネズミざん
いかりのまえば
ふくろだたき
フェイント

○デバフ技
あまえる
つぶらなひとみ
くすぐる
うそなき

○素早さ操作
ローキック
でんじは
おさきにどうぞ

○その他
てだすけ
アンコール
ちょうはつ
おかたづけ
にほんばれ
あまごい
すりかえ

 


パチリス

種族値:60-45-70-45-90-95
特性:にげあし/ものひろい/ちくでん

●概要
WCS2014世界王者のセジュン選手が使用していたことで有名なポケモン
特性「ちくでん」で電気技を無効化しつつ回復出来るため、電気弱点のポケモンと組ませることで真価を発揮する。
このような特定のタイプを無効化する特性はテラスタルで悪用出来、例えば飛行タイプにテラスタルすれば元タイプの弱点である「じしん」を無効化しつつ、飛行の弱点の1つを消せたりもする。
従来通り「ほっぺすりすり」による素早さ操作と「いかりのまえば」による火力の低さを補う動きが可能。
「あまえる」「かいでんぱ」と物理・特殊両方の火力デバフ技を覚えるのも強みの一つ。
ただし環境に存在する電気タイプがロトム系統とタイカイデン、個体数の少ないハラバリーくらいなので特性「ちくでん」が活きる場面があまりないのが難点。電気打点を吸える旨味を見出せない場合は他に劣ってしまう可能性もあるため、採用する場合は構築段階からしっかり考えたい。

●並び

特定の並びが流行っている、という程見かける訳ではないが、やはり電気弱点と組ませてこそ光るポケモンなのでパチリスギャラドスが鉄板か。
このゆびとまれ」+「りゅうのまい」から一気に攻めて行きたい。

●育成例
慎重HD@オボンの実 ちくでん
ほっぺすりすり/このゆびとまれ/いかりのまえば/まもる
●主な習得技
○攻撃技
いかりのまえば

○デバフ技
あまえる
つぶらなひとみ
うそなき
かいでんぱ
しっぽをふる

○素早さ操作
ほっぺすりすり
マッドショット

○その他
てだすけ
アンコール
ひかりのかべ
にほんばれ
あまごい
エレキフィールド

 


■イエッサン♀

種族値:70-55-65-95-105-85
特性:マイペース/シンクロ/サイコメイカ

剣盾で登場して以来高い人気を誇っていたポケモン
特性「サイコメイカー」によるサイコフィールドの展開が非常に強く、パーティの先制技耐性の付与、及び「いたずらごころ」による補助技のシャットアウトがありがたい。

前作からの主な変化点は大きく2つ。
まずは「ワイドフォース」の没収。威力120のタイプ一致全体技としてサポート枠ながら破格の攻撃性能を発揮していたが、今作からは習得不可に。残念ではあるが、それを補って余りある強化が入った。

その大きな強化が「トリックルーム」獲得。
ただしレイド産個体限定で習得しており技マシンでは習得出来ない為、それがバグなのか仕様なのかは議論を呼んでいた。
現時点でランクマッチにて使用可能な為仕様という見方が多くなっているが、日本の公式からの声明は特にない。(海外の公式大会では使用が認められたらしい)
昔で言うPDW産「ふいうち」ニドクインのような特殊な限定技、という扱いだろうと考えられる。
※「ふいうち」は本来ニドクインの対となるニドキングのみ習得可能で、今回の「トリックルーム」も従来はイエッサン♂のみ習得可能な技なので立ち位置は似ている。

この技を覚えることでサポート要員としての幅が増え、トリパにおける「トリックルーム」始動要員、スタンダード構築の「トリックルーム」返しや「ふういん」要員としても扱えるように。

●並び

今作「ワイドフォース」を唯一使えるグレンアルマという新たな相棒を得た。
このゆびとまれ」+「トリックルーム」からガンガン攻めて行ける組み合わせとして人気が高い。
この戦術の弱点となる全体技連打に対しても、グレンアルマが「ワイドガード」を習得することで隙が少ない並びとなっている。

●育成例
①サポート型
図太いHB@サイコシード サイコメイカ
サイコキネシス/このゆびとまれ/てだすけ/まもる
②トリル型
呑気HB@防塵ゴーグル サイコメイカ
サイコキネシス/このゆびとまれ/てだすけ/トリックルーム

●主な習得技
○攻撃技
サイコキネシス
マジカルシャイン
ねこだまし

○デバフ技
あまえる
なかよくする

○素早さ操作
トリックルーム(レイド限定)

○その他
てだすけ
いやしのはどう
いやしのねがい
ふういん
スキルスワップ
リフレクター
ひかりのかべ

 


* * *

 


以上、最後までお読み頂きありがとうございました。
それでは皆様、良いお年を!

【ポケモン剣盾】第八世代取り組みまとめ

こんばんは、ユウキです。
いよいよ明日に控えた新作のSV発売を前に、剣盾に取り組んだ3年の軌跡をここに記しておきます。
ありがとう、剣盾。最高に楽しかった!


★目次

【基本スタンス】

・仕事や家庭との両立を念頭に取り組む

・オフシーズンはシングルメイン、公式大会付近はダブルメイン

(時間の都合上同時期にやり込むのは1つのルールに絞る)

・インターネット大会にも積極参加


【シングル】

●構築記事
剣盾から、自身のブログだけでなくGameWithさんにも記事を書かせて頂くようになったのが一番の変化。
レンタルチームと使い方を載せた構築解説記事は結構評判で、多くの方に構築を使ったり記事を読んだりして頂けた。
特に「ユウキさんのパーティを使わせて貰って勝つことが出来るようになり、ポケモンバトルの面白さに気付くことが出来ました!ありがとうございます」とお礼を言われた時は本当に心の底から嬉しかった。
私自身ポケモンバトルの面白さを色んな人に広めたいと思っているので、これが動画投稿等はしていない今の私に出来る最善の布教活動なのかな、と思う。
(動画投稿も興味はあるが、子育てとの両立のハードルが高い)
SVでも積極的に色んなパーティを作って記事を公開し、皆さんが対戦を気軽に楽しめる環境を作る手伝いをしたい。


●ランクマ
・S8最終335位(R2010)
・S9最終260位(R2008)
・S10最終376位(R1992)
・S11最終340位(R1914)
・S12最終787位(R1940)
・S13最終922位(R1906)
・S14最終811位(R1903)
・S15瞬間1位(R2014)最速2000超え
・S15最終166位(R2014)
・S19最終271位(R1914)
・S21最終529位(R1958)

全体的にパッとしないものの、やっていた時は3桁は安定して取れていた。
リアルの都合で最終日はほぼやり込めなかった反面、構築力を活かして序盤や中盤に瞬間1位や1桁を取って公開したパーティが反響を呼ぶことは割とあった。

特に記憶に残ってる構築を紹介。

①壁ゼルネ


S15序盤に壁ゼルネアスを使って瞬間1位、最速レート2000を達成した構築。
情報が少ない環境初期にレンタルチームを公開した上で詳しい解説記事を書いたのもあり、大きな反響があった。レンタルを上げたツイートは剣盾で一番バズった。

くろこさん、ポケソルをはじめとした有名なYoutubeチャンネルでも紹介された。
壁パが流行った結果シーズン終盤に「かわらわり」等の露骨な対策も増える等、少なからず環境に影響を与えた手応えがあった。



②壁スチル


ダブル勢のやなぎさん原案の構築をアレンジした壁スチル構築。
やなぎさんと色々意見を交換しながら作った。ダブル勢ならではの発想が面白かったり、逆に私がシングル勢としての意見を言うと向こうが新鮮がってくれて面白かった。
バンビーさんに動画で紹介されたのも嬉しかった。


③ラグUB

ビエラが生配信で使ってくれた構築。
ラグラージやUBが解禁されたシーズン序盤に2桁をサクッと取れた。
影響力のあるYouTuberに拡散されたお陰で自分のレンタルとのミラーマッチが発生して面白かったw


④壁ゼルネ2


自身の剣盾最高レート2065を達成した構築。
ランクマ最終100位以内を目標としていたため更に潜り続けて残念ながら最終は溶かしてしまったが、いい夢が見られた。


○ランクマへの取り組み方
社会人、家庭持ちという立場上最終日の深夜〜朝にかけて本格的に取り組むことが出来たシーズンはほとんどなく、目標であった最終2桁はSVにお預けとなった。

ランクマの終了時刻が朝の9時で、シングルほどのプレイ人口がいるルールだと9時ギリギリまで潜れない人には最上位を目指す権利が実質ない(仮に超強くて早めにレート盛ってから出社しても抜かされる)ため、ガチで上を狙いに行くなら有給を取る必要があるのが辛いところ。
たまたま最終日の次の日が土日だった場合やモチベが高かった場合は次の日に差し支えない範囲で(明け方四時くらい)潜ることはあったが、その時にちゃんと勝てるパーティが組めているか、下振れないか次第なので厳しめ。
仮に次の日が休みでも休日の家族サービスを全て放棄してランクマに命を賭けるほどのメリットは個人的にはないので、朝9時終わりが続く限りはSVでも程々に取り組むことになるだろう。
ランクマで結果を出したいという気持ちはあるが、今後もリアルを犠牲にしない範囲で気長に取り組んで行きたい。
望みは薄いが、新作からランクマや公式インターネット大会の終了時刻が0時になってくれることだけを祈る。頼むから…!


【ダブル】

●ランクマ
・S4最終190位(R1886)
・S5 最終11位(R2024)
・S6最終179位(R1900)
・S7最終30位(R1947)
・S27最終15位(R1929)
・S29最終8位(R1973)

基本的にダブルはPJCSおよびWCSへの出場を目標としており、ランクマはそのシーズンが近付いた時の練習の場として利用。
ランクマの最終順位自体を追い求めるというよりは勝てる構築を作る、環境を知るという意味合いが強いものの、シングルと比べて人口が少ないお陰か上位を狙える時は割とあり、最終1桁や2桁をそれなりに取れた。
流石にこちらも最終1位を狙う場合は朝9時まで潜らないと無理そうだが、最終1桁や30位以内なら明け方撤退でも可能な範囲だったので、今後も調子が良ければ上を狙いたい。


●公式大会
3年中2回全国大会出場権利を獲得し、唯一開催された2022年の世界大会にも出場した。
仕事と子育てをしながらこれらを達成したのは今後の自信に繋がる結果で、公式大会への取り組みだけを見ても剣盾は飛躍の世代だったと言える。

◾️2020日本一決定大会予選
32-13で最終119位(R1757)

トリパ偽装の理想形として構築完成度には非常に満足している。
ランクマでもアカバさんと私で同時に1桁順位を取れたりとかなり手応えを感じていたが、予選は抜けられず。
敗因は初見殺しパーティなのに2人でランクマで回し過ぎたことで情報が出回っていたことか。
「バレてても強い」がコンセプトではあったものの、確実に情報バレは痛い。
初手アシレサマヨからダイマ無警戒の襷アシレ方向「ねこだまし」を始めとした一点読み行動を通されてアドを取られる場面もチラホラあったので、この手の構築を握る際は情報戦にも気をつけるべきという学びを得た。


◾️PJCS2021予選
30-8で最終28位(R1767)で予選抜け

2018の時に続いて2回目の全国権利獲得だが、子育てしながらインターネット予選抜けは自身初だった。
当時は知る限りでは周りに子育てしながら予選抜けを果たした人はまだいなかったので、自身の時間創出における取り組み方を発信したところ、多くの子持ちトレーナーさんや社会人トレーナーさんから反響を頂いた。

また、これを機に「子育てポケモン勢のつどい」というdiscordサーバーを設立。
同じく子育てとポケモンの両立に悩んでいるトレーナーの皆さんと意見交換したり交流を深めることが出来たのは嬉しかった。


◾️PJCS2021@オンライン
8-12で最終113位。

オンライン開催。トリパを使ってたせいでかなり運負けし、全然楽しくなかった(対面してれば笑えるがオンラインだとストレスしか感じない)。
パーティは刺さっていたが、初手に後手で動くことが前提のパーティは事故率が上がるためネット大会向けではない、という気付きが得られたのは大きかった。


◾️INC March 2022
30-3で最終15位で予選抜け

アカバさんと2人で使用してどちらも予選抜けを果たし、色んな人にレンタルを使って貰えた。回数表示がない為分からないが、ダブルにおいては自身の公開したパーティの中で一番使って貰えた構築だと思う。

ビエラやAaronがレンタルを使った動画を出してくれて嬉しかった。

www.youtube.com
www.youtube.com
www.youtube.com


◾️PJCS2022@幕張メッセ
スイスドロー予選4-2で49位

WCS2022DAY1権利をギリギリ獲得。
0-2スタートから怒涛の4連勝で世界権利を掴んだのは鬼のメンタルと言わざるを得ない。
昔から逆境◎だったが、この経験は今後追い込まれた時にも活きると思う。
3年前から一緒に考察等をしていたアカバさんとようやく初めて会えたり、子育てポケ勢仲間のしゅふぁさん、ハクシュウさんにも会えたり、他にも初めて会う人や久しぶりに会う人が沢山いてオフライン大会の醍醐味を存分に味わえた。


◾️WCS2022@ロンドン
DAY1スイスドロー予選5-3で35位

DAY2権利まであと一勝だったが惜しくも敗退。
日本人対決が多かった(3/8回)上に負けたのは2/3が日本人なので、今後の対策としては世界大会で勝つこともそうだが日本人にもしっかり勝てるように、国内のオフ会や大会にも参加して腕を磨きたい。

久々のWCSは本当に楽しかったし、この為にずっと頑張って来たので無事に出場出来て良かった。
ガラル地方のモデルであるロンドンで色んな人と新たに繋がれたり、会いたかった海外勢とも会えたりと、最高の体験だった。
来年のWCSは横浜ということで絶対に参加したいので、気合いを入れて取り組みたい。

また、ご縁があり公式放送の解説席で少しの間解説させて貰ったのは忘れられない思い出。
とても楽しかったし、多くの方から「分かりやすかった」等のお声を頂けたのは感激だった。
今後も機会があればバトルの楽しさを多くの方に伝える手助けが出来れば幸いだと思う。


【インターネット大会】

ポケモン竜王戦2020最終41位(伝説ありシングル)
・セイムビート最終51位(ポケモン持ち物重複無制限シングル)
・レジェンドオブラウンド最終8位(伝説幻のみシングル)
・トリックリリック最終31位(制限ダブル)
・ジムチャレンジ最終48位(制限シングル)

これまでの世代も気が向いた時に何度か参加したものの、真面目に取り組んだのは剣盾が初かもしれない。
割と良い結果に繋がることが増えたので、考察力・構築力向上のためにも今後も暇があれば取り組むようにしたい。


【シングル66】

・キョダイ湧泉杯優勝
・第33回夜空杯優勝
・第34回夜空杯優勝

何と剣盾で参加した全てのオンライン、オフライン大会で優勝した。
シングル66はランクマがないどころか仲間大会もない為練習の場が一切なく、机上論だけで構築の大枠を組み上げる必要がある。
(フレ戦をしようにもやれる人はほぼ大会参加者なので、構築がバレても良い前提でしか練習出来ない)
その点ではインターネット大会に近いものがあり、試運転抜きで完成度の高い構築を作る必要がある。
3連続優勝という結果は自身の構築力を発揮・証明出来たと言え、自信に繋がった。
ポケモンを6匹使うため運要素やダイマックス択、選出択等の要素が限りなく少ないルールでもあり、安定して立ち回れる実力さえあれば結果がついて来やすいので、そういう意味でも好きなルール。シングル66は神ゲー
第四世代のシングル66からガチ対戦の場に身を投じた背景もありこういう長期戦、サイクル戦が純粋に好きなので、SVでも続けて行きたい。


【交流面】

Twitter
剣盾発売前:フォロー709フォロワー3364

SV発売前:フォロー963フォロワー5610

ありがたいことにフォロー、フォロワーさんの数がかなり増え、Twitterで情報発信や意見のやり取りをすることも多くなり、これまで以上に活用している。
剣盾からプレイヤー人口が一気に増えた印象があるが、とても活気を感じる世代だった。
新世代になれば更に色んな人がやってくるだろう。
SVでも色々な情報を発信して参考になるアカウントを目指すと共に、こちらからも色んな人に積極的に絡んで交友を深めて行きたい。

●discord
子育てポケ勢をはじめとして、新たに交流する場が出来たのは良かった。
特にジュニア勢・シニア勢のお父さんと繋がれたのは貴重な上、人生の先輩として今後の参考になる意見が聞けるのはありがたい。
同世代の子育て勢とは似たような立場ならではの悩みや話を共有出来て心強い。
全国大会や世界大会でリアルでお会いすることが出来た人も何人かいて、ここで出来た繋がりから人脈が拡がって行ったのは嬉しかった。
今後も交流を続けて行きたい。
また、子育てポケ勢のつどいのサーバーメンバーは常時募集中なので、興味のある方がいたら気軽に私に声を掛けてくれると幸いだ。特別な活動はなく、ただ気が向いた時に適当にチャットするだけのゆるい集まりなので是非。

●オフ会
コロナでしばらくオフラインイベントが自粛せざるを得なかったものの、最近は少しずつ復活の兆しが見えて来ている。
昔のように頻繁にオフが開かれる時代になりつつあるので、また参加したり運営に携われると嬉しい。
剣盾では夜空杯のみ参加で大規模オフには参加出来ていないので、SVではタイミングさえ合えば新しい人脈を作りに行きたい。


【その他】

●リモートポケモン学会

WCS開催前、WCSやゲーム部門(ダブルバトル)の魅力についてオンラインでプレゼンをした。
常日頃からWCSの楽しさ、素晴らしさを多くの人に布教したいと思っていたので良い機会を頂けた。
色んな方から「WCS超楽しそう!」「行ってみたい!」と興味を持って貰えたので、やって良かった。
しかしプレゼン準備はパワーポイントの資料や原稿作りに凝り出すと非常に大変でめちゃくちゃ時間が掛かった。
YouTubeで動画を撮ってる人はもっと大変なのかなぁ、凄いことをしているんだなぁと勉強になった。
今後も自分にあった形で布教活動をして行きたい。


【最後に】

沢山の方に支えられて、剣盾の3年間は過去最高にポケモンを楽しむことが出来ました。
本当にありがとうございました。
特に仕事や家庭との両立には家族をはじめとした周囲の理解が不可欠なので、感謝の気持ちを忘れずにこれからもポケモンを全力で楽しんで行きたいです。

SVでは競技選手として更なる高みを目指して対戦に取り組みつつ、多くの方にポケモンバトルの魅力を伝えて行く活動についてもより一層力を入れて、ルール問わず対戦界隈を盛り上げて行きたいです!
今後もプレイヤーとしてのユウキならびに「ユウキのめざめるパワー(氷)」をよろしくお願いします!

【シングル66】王道ザシオーガサイクル【第34回夜空杯優勝】

こんばんは、ユウキです。
11/12に開催されたシングル66のオフ大会、第34回夜空杯に参加して優勝して来ました。
一年前の第33回に引き続き2連覇で、最高の気分で剣盾を締めくくることが出来ました。
せっかくなので記録を残しておきます。


★目次

【パーティ】

【戦績】

●第34回夜空杯 優勝

予選5勝1敗 同率1位(直対で2位)通過
→準決勝vsくれはさん 勝ち
→決勝vsワイルドさん 勝ち

実は1年前の第33回夜空杯でも全く同じ流れで予選エースワイルドにのみ負けて同率1位(直対2位)抜け→決勝で再戦勝利で優勝していた。
そして今回と前回のベスト4の内3人が同じメンバーなのも笑ってしまったw
皆戦績が安定してるな…


【コンセプト】

①王道にして最強、ザシオーガ
②受け崩しの手段を持たせる
③相手のザシオーガをしっかり受け切る
ダイマ枯らしの「まもる」
⑤伝説枠の再利用

①王道にして最強、ザシオーガ
今回は伝説2匹使用可能ルールということで、同レギュレーションのシングル63やダブルバトルで培った経験からザシオーガの組み合わせが最強だろう、と軸にすることに。
分かりやすく2匹の相性も良い上に両方ともトップメタなので対策されて当然なのだが、対策されても尚それを上回るだけのパワーがあると判断。
余談だが、第六世代終盤の夜空杯で当時のシングル66におけるトップメタであったメガボーマンダ軸の構築で2連覇した経験からも、メタられようが王道を使って構築やプレイングでゴリ押すスタンスの方が自分には合っている、と感じていたのも背景にある。

②受け崩しの手段を持たせる
ザシアン受けとしてメジャーなのはヌオーとHB日食ネクロズマ
基本この2匹にはオーガ後出しからテンポを取れるが、ザシアン自体にもこれらを崩せる選択肢を持たせたかったので、攻撃特化で「じゃれつく」「インファイト」採用個体とした。
予選では見事ステロと併せて後出しヌオーや日ネクを突破してザシアンが止まらない状況を作れたのでこれは正解だった。
カイオーガは後出しされるラッキーやハピナスナットレイトリトドンコスパダイナ意識で「ぜったいれいど」採用型とした。これまたオーガ受けにはザシアン後出しでテンポを取れる場合も多いが、そうしなくても単体でサイクルを崩せる選択肢があると有利になれる。

③相手のザシオーガをしっかり受け切る
トップメタであるザシアン、カイオーガそれぞれに安全に後出し可能なラキヌオーを採用。
こちらの火力は押し付けつつ、相手の伝説枠はしっかり受け切るサイクル構築に仕上げた。

ダイマ枯らしの「まもる」
ヌオー、ブラッキーに「まもる」を、ドヒドイデに「トーチカ」を採用して相手のダイマをローリスクで凌ぎやすくした。
「どくどく」とも相性が良く、相手のエースに毒さえ入れれば無理やり時間を稼いで凌ぎ切れるようになる。
このお陰でダイマターンを最小限の被害で枯らしたり、こちらに刺さっているエースを毒殺する動きに繋げられて安定した試合運びが可能になった。

⑤伝説枠の再利用
伝説枠の採用数に制限のあるルールでは伝説枠を実質的に増やせるメタモンや「いやしのねがい」「みかづきのまい」「ねがいごと」が強いので、ラッキーとブラッキーを採用して伝説枠の再利用を試みた。
クレセリアはザシアンがギリギリ受からない点、雨で回復量が落ちる点から今回は没にしたが、トリル三日月の展開性能は非常に強いので検討の価値はある。
復活手段があることで伝説枠を序盤から(倒されない範囲で)積極的に動かせるのが本構築の強み。


【構築経緯】

①ザシアン
このルールでも最強のエースアタッカー。
並の物理受けでは止まらない、それらですら無理やり崩せる火力がある、「きょじゅうざん」で相手のダイマを強打出来る、自分はダイマなしで性能が高い。
採用しないことに理由が必要なレベルのポケモンで、文句なしで最初に採用。

カイオーガ
特殊エースとして採用。純粋に火力お化けで受かるポケモンが限られているため相手の行動に制限をかけやすい。
ザシアンの相方としては雨を降らせて炎に耐性が付く点、ヌオーや日ネクに対面有利な点が偉い。ダイマ適性も高く、第一のダイマ候補。

③ヌオー
最強のザシアン受け。電気の一貫を切れるのもザシオーガと組む上では嬉しい。
ただ基本低種族値なのでザシアンはギリギリ受かるが珠ランド等の一般枠には簡単に倒されることに注意が必要で、物理受けを一任は出来ない。
そこにさえ気をつければザシアンがトップメタのルールでは活躍の機会は多い。

④ラッキー
ヌオーがオーガ等の特殊アタッカー後出しに隙だらけなので、しっかり受け切れる枠として採用。
当日はいなかったがWキュレムディアルガのようなタイプ受けが不可能な技範囲を持つ伝説も受け切れる安心感はラッキーかハピナスだけ。
ステロ枠もここに圧縮したかったので、雑に耐久の高いラッキー。

ブラッキー
ラッキーが黒バドに勝てないので対策として渋々採用。ラッキーをシャドボ採用にするよりはブラッキーを入れた方が強いかなと考えた。
実際黒バドに仕事出来たり、仮想的に当たらない場合は雑にクッションにしたり「ねがいごと」で味方のザシオーガの行動回数を増やせるのが偉かった。黒バドあんまりいなかったけど2回当たったし、採用して正解。

ドヒドイデ
このままだと水が一貫していてウオノラゴンに「エラがみ」されてるだけでサイクル崩壊するので安全に受け出せる駒として採用。
また、ラキヌオーブラッキーサイクルの弱点である「どくびし」回収のため接地毒が欲しかったという理由も大きい。
代わりに地面が一貫してしまいランドロスが非常に重かったので、浮いていて水半減でスピン持てるポケモンが欲しい…
伝説戦のランドロスはステロHBとかでしょーと甘えた結果、鉢巻ランド入りのくれはさん戦(準決勝)と珠ランド入りのエースワイルド戦(予選、決勝)でサイクルが崩壊したので、やっぱりランドが受かるキャラ(エアームドやアーマーガア、テッカグヤあたり)は欲しかったかも。


【個別解説】

■ザシアン@くちたけん ふとうのけん
きょじゅうざん じゃれつく インファイト ワイルドボルト
意地っ張り189-242-136-**-136-180
172-236-4-0-4-92

努力値配分
・A244(+1)「きょじゅうざん」耐え
・A222(+1)「きょじゅうざん」+「でんこうせっか」耐え

・C222パルキアの「Dだいちのちから」15/16耐え
・C244Wキュレムの珠「だいちのちから」15/16耐え
・C152レジエレキの珠「D10まんボルト」15/16耐え
・C152フシギバナの晴れ「Dウェザーボール」13/16耐え
・C167フシギバナの珠「Dだいちのちから」耐え

・S最速ボルトロス+1

ダブルで使っていた個体の流用。
ヌオーや日ネクを崩したいのでボックスにいたなるべくAが高いやつを連れて来た。
素早さはシングルではあまり意味のない調整だが、決勝でザシアンミラーで上を取れたので良かった。
ほぼ特化の火力は凄まじく、色々崩してくれたので配分の選択は正解。

●技構成
・きょじゅうざん
威力100命中100のインチキ技。ダイマすると威力200になるのが強過ぎてザシアンを盤面に残すだけで相手の立ち回りが相当歪む。

・じゃれつく
ヌオーへの最高打点。ステロと併せて崩しを狙ったり、ダメージを蓄積させることで「じこさいせい」を強要してオーガを無償で投げたり。

インファイト
ナットレイやラッキー、ポリゴン2等のオーガ受けへの打点。日ネクへの威力重視でインファ。

ワイルドボルト
当日朝までコスパダイナ意識の「つるぎのまい」と迷っていたが、数の多いカイオーガへの最高打点、数は少ないかもしれないがホウオウやエアームドで止まらないことを考えて採用。
無事準決勝でホウオウナットを崩し、決勝でもアーマーガアやダイマの切れたオーガを倒し切れたので正解だった。


◾️カイオーガとつげきチョッキ
しおふき ねっとう かみなり ぜったいれいど
控えめ191-**-110-222-160-127
124-0-0-252-0-132

努力値配分
・HP16n-1
・C222「かみなり」2発耐え
・C167レジエレキのメガネ「10まんボルト」15/16耐え

ボックスにいたS高めで火力高いチョッキ用オーガを持って来た。
ミラーで気持ち上取れたらいいな、と思ったらエースのオーガより速かったので悪くはなかった。

●技構成
・しおふき
体力多い時に撃てるだけでサイクル破壊性能がある。ステロ撒いてちょっと蓄積入れた後出しラッキーをそのまま突破した。最強。

・ねっとう
体力が減った時用の水技。こんげんは外すとストレスなのと、ナットレイ後出し等にワンチャン火傷させると後が楽になるので。割と選択した。

・かみなり
最低限ちょすいやミラーで打点持てるように採用。

ぜったいれいど
コスパダイナ、ラッキー、ハピナス、トドン、ナットレイあたりのオーガを止めに来る受けポケモンの対策。ナットレイ以外はチョッキで負担を軽減出来るため試行回数を稼げる。実際撃ったのはくれはさんのナットに1発だけだが、その1発で当てたので相当試合が有利に傾いた。採用して正解だった。
氷打点が欲しい相手には最悪ダイアイスすれば良いし、生半可な奴らは半減の水技で充分押せたのでこの構成で問題ない。

●持ち物
ぜったいれいど」でこだわりたくなかったので、撃ち分けが可能なアイテムで無難に黒バドやゼルネ等に抗える手段になるチョッキ。
ブラッキーの「ねがいごと」からチョッキアタッカーを出す動きは結構強いのだが、それをこの火力のポケモンで実現出来るのは鬼だった。



◾️ヌオー@ゴツゴツメット てんねん
どくどく じしん まもる じこさいせい
腕白202-105-150-**-86-55
252-0-252-0-4-0

努力値配分
ステロの蓄積を考えるとザシアン受けは数値がカツカツなので防御特化。

●技構成
・どくどく
誘う特殊アタッカーに当ててから時間稼ぎに徹してヌオーで詰め切る勝ち筋が強いので採用。上手く交代際に刺したり、時にジオコンのターンにゼルネに当てたりめいそうのターンにオーガに当てたりもした(超勇気の居座り)。
ポリ2崩すのにも強かったし、ホウオウにも困らなさそうだったので偉い技だった。準決勝でポリに外したがそれ以外は当ててくれた。

・じしん
ザシアンや電気への遂行技でありつつ最低限の削りが可能な技。
ダイアースによる詰め筋にもなれるのが偉い。

・まもる
どくどくと相性が抜群。ダイマ枯らしにも使えたり、相手の釣り交換に対してアドが取れるようになる。

●持ち物
ザシアンに蓄積を入れて味方の圏内に入れやすくするゴツメ。再生連打でアドを取れるようになるため、安定行動をしやすい。



◾️ラッキー@しんかのきせき しぜんかいふく
ステルスロック ちきゅうなげ いやしのねがい タマゴうみ
慎重343-25-57-**-154-70
140-0-252-0-116-0

努力値配分
・HP8n-1
・ステロ+C222カイオーガの雨「しおふき」2発耐え
・C222カイオーガの雨雫「しおふき」2発95.4%耐え
・ステロ+C244Wキュレムの珠「Dふぶき」を霰込みで受け切れる

伝説環境における特殊受けとしての役割を考えてD補正。メガネ以外のオーガに後出し可能。瞑想やメガネは受からない代わりにザシアンで縛り返せるので、スカーフに無限に後出し出来る耐久があれば問題ない。
不意の「サイコショック」等を考えて防御は全振り。物理相手にも行動保証があり、ステロ役として雑に動かしやすくなる。
細かい部分だがダイマックスする可能性も考慮してA無補正個体値31。

●技構成
ステルスロック
サイクルを有利に進める技。どこかに入れたかったが覚えるポケモンで伝説戦に採用出来そうなのが少なくてコイツに持たせた。

・ちきゅうなげ
最低限の削り技。HP204以上のめいそうみがわりオーガ@たべのこしにハメられた時は泣きそうだったが、逆に言えば2回でみがわり割れるのはこの技くらいなので正解だった。
ブラッキーを採用していない場合は黒バドに打点を持たなければならなくなり、汎用性が著しく下がる。

・いやしのねがい
伝説枠の採用数に制限があるルールだとクレセのみかづきのまいやいやしのねがいのような蘇生技で伝説枠を実質増やす戦法はシンプルに強いので採用。雑に硬いため撃てるチャンスが多い。
決勝ではうっかりバンギの「でんじは」を貰ったザシアンを蘇生させて上手く最後にザシアンを通して勝てた。この技があることである程度エースが状態異常を貰うことを許容出来るため、序盤に積極的な立ち回りが可能になるのが大きい。



◾️ブラッキー@たべのこし せいしんりょく
イカサマ あくび ねがいごと まもる
慎重202-85-131-**-200-85
252-0-4-0-252-0

努力値配分
黒バド意識の採用なのでHD特化。
特殊イベルも誤魔化せる。
細かい部分だがダイマックスしてダイアークを選択する可能性もあるポケモンなので性格は慎重でA個体値31で採用。

●技構成
イカサマ
黒バドへの遂行技でありつつ伝説戦で真価を発揮する強い技。ザシアン等にもモリモリ入るのが強い。

・あくび
ダイマを流せるのが強い技。取り巻きの「どくどく」との相性は良くないが、対面操作をしてから「ねがいごと」で有利対面を作りつつ裏の体力を回復する動きに役立った。
予選のモロ君との対戦では「ちょうのまいダイマウルガを眠らせて処理出来たので強かったが、その前にやどみが黒バドにハメられていたので、「バークアウト」があればなぁ〜とも思った。

・ねがいごと
自身の安定した回復ソースになるだけでなく、伝説の高い耐久を活かして、サイクル下で隙あらば再利用を狙う。

・まもる
「あくび」「ねがいごと」とセットで自身の単体性能を完結させるだけでなく、味方の「どくどく」からの時間稼ぎ、ダイマ枯らしに超役立った強い技。

●持ち物
技構成と相性の良いたべのこし。粘り強く戦えるようになる。

●特性
手元にいたHD個体がせいしんりょくだったのでそのまま採用。
ヌオーに繰り出した際に「どくどく」を貰ってもアドが取れるシンクロでも良いと思うが、「あくび」を押し付ける際に邪魔になる可能性もあったり、準決勝でブラッキーの特性をトレースしたポリ2にヌオーで「どくどく」を押す場面もあったので今回はせいしんりょくで正解だった。



ドヒドイデ@くろいヘドロ さいせいりょく
ねっとう どくどく トーチカ じこさいせい
図太い157-**-224-73-163-55
252-0-252-0-4-0

努力値配分
主にウオノラゴン、ウーラオスへの役割意識で防御特化。
特殊耐久は無振りでも非常に高い水準があり、初見で物理か特殊か分かりにくいポケモンに対してもある程度受け出しが成立するのも強み。

●技構成
・ねっとう
火傷の追加効果が強力なメインウェポン。耐久の高さと特性により試行回数を稼ぎやすく、火傷を撒く目的で連打する。物理アタッカーを焼いてしまえばそのまま機能停止に出来るのが強い。

・どくどく
サンダーやカイリュー等の浮いている再生ポケモンを崩せる点や、対面した相手に毒を入れることで積み技からドヒドイデを起点にして崩す動きに対抗出来る点から採用。必中なのも偉い。
「どくびし」はガラルヤドキングアーゴヨンドヒドイデ等の強い接地毒が多い環境なので回収されやすいのがネック。

・トーチカ
従来の使い道に加えて接触技を撃ってきた相手を毒にするという追加効果があり、ウオノラゴン等に強くなれる。
「とんぼがえり」に対して毒を浴びさせられる点も偉く、毒を入れることでサイクルを有利に運べる。

じこさいせい
対面突破を仕掛けて来る敵に対して「どくどく」から粘るために採用。特性とこの技のお陰で非常に広い相手に対して粘って行ける。

●持ち物
「トーチカ」と併せてHPを回復出来るくろいヘドロ。特性「さいせいりょく」も含めて「じこさいせい」を選ばずに済む場面を増やすことで「どくどく」等で相手に負担を掛けやすくなる。

●特性
シングル66最強特性「さいせいりょく」。
クルクルするだけでHPを回復しまくる動きが強力。


【雑感】

・ラキヌオーブラッキードヒドのサイクルが安定しており多くの伝説枠を封殺した
カイオーガダイマすら使わずにサイクルだけで受け切って勝つ試合が2回あった
・いやしのねがい、ねがいごとのお陰でザシアンやオーガを雑に使えるのは強かった
・地面が一貫しているのが致命的で、アタッカーランドで吐きそうになっていた
・次に組むなら流石に地面無効枠は入れたい
・他の人の構築を見るとザシオーガラキヌオーまではかなりKPが高く鉄板の組み合わせだった
・そこにランドロスを入れると地面の一貫も切れるし良い感じ
・ウオノラゴン、どくびし意識のドヒドイデだったがその2つとはほぼ当たらず
カイオーガは強いけどサイクル加入しにくかったので、ホウオウやイベルのような伝説を入れてサイクルを補強しても良さそうではあった



* * *


今回の記事は以上です。最後までお読み下さりありがとうございました。
伝説にすぐに崩されそうな環境ながら頑張ってサイクル回したり、アツい読み合いをしたりととても楽しかったので、シングル66はやっぱり神ゲーだと再認識しました。
もうすぐSV発売ですが、新作でも66を楽しんで行けると嬉しいです。
夜空杯主催の皆さん、いつもありがとう!