こんばんは、ユウキです。
もうすぐ伝説解禁ルールとなるため今更感はありますが、最近シングルで使っていたウオノラゴンの調整を紹介します。
これまでASとHAしか使ったことがなかったですが、非常に使用感が良かったのでオススメです。
今後もウオノラゴンを使うことはあるだろうし、ルールが変わっても考え方は応用可能だと思います。
【経緯】
「悪ウーラオスにタイマンで勝ちたい」
相手の6匹を見て、「あ~有利対面でウオノラゴン行動させれば半壊させられそうなパーティだな」と意気揚々と初手で出したウオノラゴンが悪ウーラオスと対面することが割とあった。
そのまま「エラがみ」で突っ込んだところ、きあいのタスキで耐えてから「あんこくきょうだ」+「ふいうち」で倒され、刺さっていたウオノラゴンを最小限の被害であっさり処理されてしまうのが惜しいと感じた。
ウーラオス受けがしっかりしている構築であれば一旦退く選択肢を取れるのかもしれないが、あらゆる型を想定するとウーラオスに対する安定した退き先なんてものはごく少数だし、ウーラオスに有利なポケモンを投げても結局逃げられてしまい後々面倒なので、出来れば退かずに処理したい。
そこでウオノラゴンに「あんこくきょうだ」+「ふいうち」耐えの耐久調整を施すことで対面処理が狙えると考えた。
【調整】
■ウオノラゴン@こだわりスカーフ 〔がんじょうあご〕
性格:意地っ張り
実数値:167-149-137-**-101-115
努力値:12-204-132-0-4-156
●A
・先制「エラがみ」で176-121悪ウーラオス確定(A148で達成)
・「サイコファング」で176-121(-1)水ウーラオス確定(A147で達成)
・「ばけのかわ」+先制「エラがみ」で143-116(+1)ミミッキュ15/16
●B
・A182ウーラオスの「あんこくきょうだ」+「ふいうち」96.5%耐え
・A182ウーラオスのこだわりハチマキ「インファイト」耐え
・A200ウーラオスの「とんぼがえり」+「インファイト」耐え
・A156ミミッキュの「じゃれつく」+「かげうち」86.7%耐え
・A184エースバーンのいのちのたま「ふいうち」2発耐え
・A168エースバーンの「とびひざげり」+「ふいうち」耐え
(=「とんぼがえり」+「とびひざげり」耐え)
●S
・S最速ウツロイド+2
・S準速エースバーン+1
【解説】
「エラがみ」の通りが良いパーティに対して初手で出した時のタイマン性能を追求した型。
特に「エラがみ」を無限に受けられるドヒドイデや水無効ポケモンがおらず、ウオノラゴンを対面的に処理することしか出来なさそうなパーティに対して、対面処理される駒を減らすことで非常に有利になれる。
①vs悪ウーラオス
・きあいのタスキ、こだわりスカーフ以外:先制「エラがみ」でワンパン。
・きあいのタスキ:「あんこくきょうだ」+「ふいうち」を耐えて「エラがみ」2発で勝てる。
・こだわりスカーフ:「とんぼがえり」+「インファイト」まで耐えるため裏に負荷を掛けられる
・こだわりハチマキ「ふいうち」:2発耐えないがダメージで分かるので退いて裏で対処可能
特に初手で悪ウーラオスと対面してもタスキ「カウンター」以外は生存したまま突破出来る
→相手の死に出しの選択を大きく制限出来る
※2021/1月末の時点で悪ウーラオスの「カウンター」採用率は21.0%なので8割近くは有利対面と捉えられる
②vs水ウーラオス
「エラがみ」半減のため不利に見えるが「サイコファング」を採用することで有利になれる。
・スカーフ「インファイト」を耐えて返しの「サイコファング」でワンパン
・ハチマキ「インファイト」に繰り出して上からの「サイコファング」でワンパン
こちらは「すいりゅうれんだ」「アクアジェット」が1/4なので交代で繰り出すチャンスも多い。
③vsエースバーン
ダイマックスエースバーンをスカーフ先制「エラがみ」で倒せる(※)ため、エースバーン側は下記の行動しか取れない。
1.交代で逃げる
2.スカーフ「とんぼがえり」で逃げる
3.「ふいうち」で「エラがみ」の威力を半減しながら殴って来る
ここで重要なのが
3.「ふいうち」で「エラがみ」の威力を半減しながら殴って来る
に対しての勝率が防御振りによって変わって来る点。
従来のASウオノラゴン(HB166-120想定)だとエースバーンがいのちのたまを持っていた場合に「ふいうち」2発の合計ダメージが
A168:148~174(89~105%)
A184:158~190(95~114%)
となり、下手するとタイマンで負けてしまう。しかし、防御振りにより
・A184エースバーンのいのちのたま「ふいうち」2発耐え
を実現出来ているため、「ふいうち」を2発耐えつつ後攻「エラがみ」2発でいのちのたまエースバーンに殴り勝てるようになる。
(※)実際にはこのウオノラゴンは最速エースバーンを抜けていないが、一般的な準速スカーフであれば抜けているというのが共通認識なのでエースバーン側は初見では動けない。
実際100戦以上回して困る場面はなかった。
素早さを準速としてAを削ったバージョンも考案したが、A137先制「エラがみ」では無振りウーラオスすら倒せない火力になってしまうためあまりオススメはしない。
④vsミミッキュ
・A156「じゃれつく」+「かげうち」をほぼ耐える
・アッキミミッキュを先制「エラがみ」2発でほぼ倒せる
この2点より、
・ダイマックスを切られなければ対面突破
・ダイマックスを強要した上で「ばけのかわ」を剥がせる
のどちらかを達成出来るため、その後有利に戦って行ける。
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今回の記事は以上となります。最後までお読み下さりありがとうございました!